沖縄色強め!芸人たちが大いに語る「ジモトーーーク~地元自慢をユンターーーク~」
7月18日(月・祝)、よしもと沖縄花月で「沖縄芸人サミット ジモトーーーク~地元自慢をユンターーーク~」が開催されました。
沖縄県内の3つの芸能事務所(FECオフィス、オリジン・コーポレーション、よしもと沖縄)がコラボし、この日一日行われた「沖縄芸人サミット」。最後となる本公演は、各事務所の所属芸人が出身地の地元自慢をユンタク(おしゃべり)する企画です。
出演はFECオフィスからハンサム金城さん、いさお名ゴ支部さん、ドラゴンエマニエル(きっぺーさん、しょうごさん)、みっちーさん、オリジン・コーポレーションからココリッチ(ひびきさん、きしもとさん)、わに先生、しんとすけ・首里石嶺さん、じゅん選手、よしもと沖縄から初恋クロマニヨン(比嘉、新本、松田)、けんたくん、なみちゃん、カシスオレンジ・仲本、ありんくりん・ひが、オーシャン・稲福、ぼんじょるの(織田、大谷)の総勢20人。MCは奈良県出身のリップサービス・榎森耕助さん(オリジン・コーポレーション)が務めます。
ライブの冒頭、この日朝に突然痛風になってしまったことを報告するMCの榎森さんに対し、「おい榎森! こんな大事な日に痛風になって!」と説教をしはじめたのはハンサム金城さん。しかし「・・・おまえ、おいしいな。どうやって痛風になるのか俺にも教えて」とうらやましそうにひといじりし、会場の笑いを誘います。
さらに、ドラゴンエマニエル・しょうごさんが榎森さんの似顔絵を描き、企画説明中の榎森さんにこっそり見せるというマイペースぶりを発揮。「あの・・・これ俺に見せてくるんですけど、どう処理したらいいんでしょうか」と困惑する榎森さんと自由すぎるしょうごさんにお客さまも大爆笑。オープニングから大いに盛り上がるなか、リラックスした雰囲気でトークライブがスタートしました。
最初のテーマは「地元自慢」。それぞれ書いたフリップを一斉にオープンすると、読谷村出身の初恋クロマニヨン・松田の黒ずんだフリップに「1問目からなんでそんな汚いの!?」と、すぐさま榎森さんからツッコミが入ります。
「センパイの教えがイイ!!」と書いたのは北中城村出身のありんくりん・ひが。自慢の村章入りキャップをかぶり「隣の中城村の人には絶対負けるなと言われてきた」と話すと、同郷のじゅん選手も納得の表情。ふたりは沖縄なまり全開でこってりと地元愛をアピールします。
ローカル度数高めのひが、じゅん選手に対し、「北中城には僕みたいな普通の人間もいる!」と割って入ったのはオーシャン・稲福。「北中城はおしゃれなカフェも多いし、有名なひまわり畑もある。あと、日本一女性が長生きする村なんですよ」とPRします。
するとじゅん選手が「稲福・・・、おまえほんとに北中の人か?」、ひがも「なんか那覇っぽくなってる」とイジリ出し、同郷にもかかわらず2対1の構図に。さらに榎森さんから、ひがと稲福の帽子のテイストがあまりに違いすぎるという鋭い指摘が入り、会場の爆笑をさらいました。
沖縄色が強い回答が並ぶなか、2人そろって「だんじり」と書いたのは大阪出身のぼんじょるの・織田と大谷。だんじりの見せ場「やりまわし」を2人で再現すると、息の合った掛け合いにお客さまから大きな拍手が起こりました。
次のお題は「地元のここがヘン」。いさお名ゴ支部さんが挙げたのは「ネオパークオキナワ(名護自然動植物公園)」。「動物園なんだけど園内を軽便鉄道が走っていたり、菊人形まつりをしてみたり。あげくの果てには恐竜が自転車をこいでたりする。とにかくネオすぎる!」と愛あるツッコミをみせました。
「地元の人しか知らないマニアックなスポット」では、夜の公園やデートスポットにまつわるエピソードなど、きわどいトークが続出。そんななか「夜つながりの話が多いから、まじめな話をしていこうよ」と切り出したのは久米島出身のドラゴンエマニエル・しょうごさん。「僕が何を言いたいかというと・・・カエルが見れるスポットがあるんですよ」と恥ずかしそうに打ち明けると、出演者から笑いとともに、かわいい!という声が飛び交います。
しょうごさんが小学生のころ、通学路にある溝の決まった場所に姿を現したという巨大ガエル。そのエピソードを振り返り「いい思い出だったなぁ」とノスタルジーにひたるも、一転「・・・みんなの責任だよ。みんなが夜の話するから、俺がこうやって犠牲になるんだよ・・・」とボソリ。しょうごさんの独特の語り口に、出演者はもちろん、客席からも大笑いが起こっていました。
最後のテーマ「地元あるある」でも、ぼんじょるの・大谷の実家付近に出没するというガリガリにやせたタヌキの話や、各地元の名物おじさん・おばさんの話題など、ディープな地元ネタが続々と飛び出しました。
あっという間に迎えたエンディングでは、9月19日(月・祝)にふたたび「沖縄芸人サミット」が開催されることが明らかに。客席からの大きな歓声に包まれ、この日最後のライブが幕を閉じました。
次回も、沖縄のお笑い界を牽引する3事務所によるコラボ企画をどうぞお楽しみに!