多彩な切り口のネタに観客大爆笑!!「東京・大阪有望フレッシュ芸人オール別ネタライブ」
8月11日(祝・木)、よしもと沖縄花月で「東京・大阪有望フレッシュ芸人オール別ネタライブ」が行われました。
この日は夏休み期間中の休日ということもあり、よしもと沖縄花月は家族連れを中心に大賑わい。同じフロア内にある「おもろおばけ屋敷」の入口前で、入る前から怖がって号泣する子供や、夏休みの特別企画「秘密のお菓子部屋」でたくさんお菓子をゲットして満足げな顔の子供も見られました。
この日午後1時・3時・5時からの3回連続で開催された「東京・大阪有望フレッシュ芸人オール別ネタライブ」は、タイトル通り東京・大阪・沖縄の有望な新人芸人総勢10組によるコントや漫才の連続ライブで、1時の回のトップバッターを務めたのはピーチキャッスル。幕開け早々、前列に座っていた女性客に桃原が「観光客?どこから来たの?東京?」と絡みます。女性が「千葉です」と答えると、「やっぱり東京だね」と納得する桃原。相方の真栄城が「東京じゃなくて千葉って言ってるさ!」とたしなめると、桃原は「ほら、俺たちにとってあそこらへんって全部東京だし」と開き直り、会場の笑いを引き出していました。
観客の心をつかむことに成功したピーチキャッスルは、流れに乗り桃原の野菜嫌いをテーマにしたネタを披露していました。
続いてはウリズン桜。ヤースーの自己紹介ネタだけでまさかの爆笑を生み出します。
その後も仲宗根がウルトラマン、ヤースーが怪獣役で臨んだテンポ良い漫才で会場を笑わせていました。
次に登場したのは初恋クロマニヨン。新本が酔っ払い役、比嘉と松田が酔っ払いを家に送り届ける役で漫才を進めるのですが、次から次へと出てくる意外な設定に観客は驚いたような笑みを浮かべていました。
続いてはおばたのお兄さん。自己紹介時に日本体育大学出身で、リオ五輪体操日本代表の内村航平選手と同級生だったことを明かすと、客席から驚嘆の声が上がります。「そう、その『お~』が聞きたかったの!」とハイテンションで語りますが、「でもね、こんな格好してるのにNHKで去年やったレギュラー、体操のお兄さんじゃなくて俳句番組だったの!」と自虐ネタにつなげます。この意外な発言に会場は大爆笑。その後持ち前の運動神経を活かし、ミニセグウェイを乗りこなしながらのモノマネを披露していました。
5組目に登場したのは8.6秒バズーカ―。おなじみ「ラッスンゴレライ」で観客と一緒に手拍子を行い、一体感を誘います。続いて披露された「ありそうでないことを言う」も観客をリズムに乗せ、売れっ子の貫録を見せていました。
続いてはラニーノーズ。「ギターの弾き語りで、歌っているのが童謡のはずなのに、反社会思想が入る山田と、どうしてもラブソングに歌い替えてしまう洲崎」という設定で、相互にノリツッコミの立場を変えながら進めていくスタイルの漫才を披露。軽快なテンポの漫才に、会場からは何度も笑いが沸き起こりました。
次に登場したのはラフレクラン。「子どもの頃どうやって遊んだ?」という導入から、「究極の2択」という漫才を披露。
西村の優柔不断さに、きょんが選びやすいようにとさまざまな条件を提示していくのですが、あまりにもひどい条件の内容に、会場からは笑い声が上がっていました。
8組目はミキ。兄の昴生、弟の亜生の兄弟でコンビを組んでいるということで、ノリツッコミのキレや押しには目を見張るものがありました。食べ物やデートなど、身近にあることをテーマに漫才を進めていくのですが、最初はベタなのに驚きの展開に持ち込むのが上手く、観客は昴生がツッコミを行うたびに笑い続けていました。
続いてはデニス。有名な心霊スポットの廃校に、松下と植野が違う日に行った話をするのですが、見たものは同じはずなのに話がかみ合わない、というネタを披露。話の切り口の斬新さが面白く、会場には手を叩きながら笑う人の姿も見られました。
そしてトリを務めたのはピスタチオ。登壇してからすぐに積極的に観客に話しかけます。そして小澤の「わたくしたちをテレビなどで観たことがある人~」の問いかけに、ほとんどの観客が挙手。その様子を見て嬉しそうに頷いていました。
しばらく客席とのフリートークを続け、観客の心をがっちりつかんだ後、「電車でスマートに席を譲る」をテーマにコントを披露。ネタの面白みだけでなく、セリフ回しや間の取り方、表情などの組み合わせの上手さに観客は笑いっぱなしで、トリの貫録を見せつけていました。
「東京・大阪有望フレッシュ芸人オール別ネタライブ」は終始笑い声に溢れたまま、和やかに幕を閉じました。