沖縄ハーフ芸人に植野が困惑!?デニス単独ライブ「CINDY in沖縄」を開催
8月14日(日)よしもと沖縄花月で、デニス単独ライブ「CINDY in沖縄」が開催されました。
開演前にはありんくりんが登場し、沖縄ネタを盛り込んだ前説で場を温めたところでライブがスタート。
抽選会の設定で登場したデニスの二人ですが、セットの中にはガラガラの抽選機がありません。植野幸雄に「ガラガラは?」と尋ねられた松下宣夫は「僕自身がガラガラです」と自信満々に答えます。困惑する植野を前に「一回飲み込んだものを吐き出すことができる。一等の赤色が当たれば楽しいライブが始まります」と得意げに話し、赤、黄、緑の3色の飴を飲み込みます。苦しそうな様子を見せながらも、植野にガラガラを回してもらい、見事に吐き出したのは一等の赤色の飴。「汚い」とツッコむ植野をよそに松下の「大当たり~!」の声が響きライブがスタートします。
「こんなに集まってくれて嬉しい」と話しながら、植野は「沖縄は緊張する。僕はハーフ芸人を売りにしているのに、前説にハーフ芸人が出てきてどうしようかと思った」と笑いを交えながら開場前の面持ちを明かします。さらに、話題は植野が最近映画デビューをした話へ。「すごい」とはやし立てる松下の横で、何やら浮かない顔を見せる植野は「いや、パキスタン人で車を盗むやばい奴っていう役なんですよね」と役柄を明かし、会場からも笑いが漏れます。その後も心霊スポットを舞台としたデニスワールド全開の漫才を繰り広げ、会場を爆笑で包みます。
続いてのコントでは、商談に急ぐサラリーマンに扮する松下と、カレー屋で働く外国人の植野が入れ替わってしまうというネタを披露。予想だにしない展開に観客を引き込みながら笑いを越します。
「沖縄にはハーフが普通にいるから落ち着く」と話す植野は「だけど、日本で住むにはやっぱり日本人顔がいい」と断言。松下は「それは無いものねだり。日本人顔からしたら、ハーフ顔に憧れることがいっぱいある」と反論し、「サングラスが似合う、クルーザーが似合う」と数々のシチュエーションをあげますが、負け時と植野もハーフ顔ならではの苦労をあげます。「オリンピックは幸雄ちゃんの方が楽しめる。日本人は日本がメダル取った時しか喜べないけど、幸雄ちゃんは日本とブラジルどっちがメダル取っても喜べる。2倍楽しい」と言う松下に植野は「日本とブラジルが当たったら地獄」とばっさり。これには松下も「それはそうだな」と納得した様子を見せます。半ば意地になりながら繰り広げる二人の掛け合いに会場からは笑い声が上がります。
空き時間には、デニスの二人が「無音ゴムパッチン」や「デブ投げ」などユニークな競技に挑戦して記録を出すビデオコントが上映され観客を楽しませます。
続くコントは、友人の家でくつろぐ植野のもとへ逃亡中の強盗に扮する松下が乗り込んでくるという設定です。見た目が外国人な故、人質のはずの植野の運命がどんどんおかしな方向に向かっていく展開に会場も爆笑の渦に包まれます。
ラストのネタでは、サンバの格好で登場した二人。デニスの単独ライブではおなじみだというリズムネタのコーナーを披露。「サンバのリズムに乗っていろんなものを台無しにするリズムネタ」とコーナーの趣旨を説明する松下。リズムに乗りながら「アンパンマン」「ET」「水戸黄門」「タイタニック」などテンポよく様々な台無しネタを繰り広げ会場を笑いで盛り上げます。
全てのネタが終了し、再びステージに登場した二人は後ろの方まで埋まっている客席を前にあらためて「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べます。「実は前売りが7枚しか売れていなかった。7人の台無しサンバ考えてみて」と話す植野に会場からも笑いが漏れます。さらに、松下は前回沖縄に来た際に事前にチケットを40枚購入したものの、それをそのまま東京に持って帰ってしまい、沖縄で開催のライブチケットを東京で売り始めるという謎の行動をとったという裏話も飛び出します。
今回披露した新ネタについて、植野は「銃を突き付けながら『話が違う』ってずっと思ってた」と心境を明かします。その後もコント中に松下が投げたカバンがあらぬ立ち方をしていて「「そんな事ある!?」とツッコみたくてずっと笑いを堪えていた」と暴露。松下は「本当はコント中に、銃を置いていくはずだったのに緊張からうっかり持ったまま退場してしまった」というハプニングに、その後舞台に残された植野は「指で銃を再現するか迷ったけど、これは違うと思った」と爆笑エピソードも飛び出し、会場を最後まで笑いで包みながらデニス単独ライブ「CINDY in沖縄」は幕を下ろしました。