椿鬼奴、歌詞を間違えてスマホ片手にエアロスミス熱唱!『いぬねこなかまフェス2016~動物愛護週間に集まろう~』
9月11日(日)、東京・昭和女子大学人見記念講堂にて、『いぬねこなかまフェス2016~動物愛護週間に集まろう~』が開催され、椿鬼奴が出演しました。
本フェスは、9月20日(火)から1週間に渡って行われる動物愛護週間に先駆けて、株式会社ミグノンプランが主催するもの。3回目を迎える今年は鬼奴のほか、矢野顕子さん、浅田美代子さん、小泉今日子さん、坂本美雨さん、鈴木杏さん、糸井重里さん、町田康さんらが出演。第一部は矢野さんのライブ演奏後、水越三奈さんによる「赤ちゃんの時期をもっと大切に考えよう~犬や猫の生活はどうやって決まる??~」、浅野明子さんと友森玲子さんによる「動物愛護法の改正 これだけは伝えたい」が行われました。
椿鬼奴は第二部のオープニングに登場。ドット柄のドレスをまとって歌いながら現れると、客席からは拍手と笑いが起こります。エアロスミスの「ミス・ア・シング」を気持ちよさそうに歌っていましたが、サビで「あれ? 間違った?」とポツリ。「どこから行きます?」と声をかけたピアノの富樫春生さんが始めから弾き始めると「あぁ、すいません」と言って再び袖へ。爆笑が起こるなか、スマホを片手に歌詞を観ながら歌い上げます。
「どうもありがとうございます。一時はどうなるかと思ったんですけど、失礼しました。今年で3回目ですが、3回とも出させていただいていて、中間のアクトをやらせていただいています」と、ぜぇぜぇと肩で息をしながら挨拶する鬼奴。リハーサルを別の日にしていたそうですが、前日、思いでの品を整理していたところ、「ホコリが舞ってたせいか、ハウスダストアレルギーが出てくしゃみと鼻水と咳が止まらなくなって、顔の腫れが引かないんで点滴を打ってきたら、こういう仕上がりで」とまさかの報告。目の腫れは引っ込んだそうですが、「会場の広さにびっくりして、2回、歌わせていただきました」と淡々と語ると、再び笑いが起こります。
3回とも出演しながら、動物を飼っていないという鬼奴。「後輩の芸人と『やっぱり猫が好き』っていうトークライブは始めたんですけど、小学校の時にシマリスを飼って以来、相変わらず飼ってません。近所の東急ストアに行っては、つながれた犬を触ることを楽しみにしています」と話し、本フェスに出るようになって制作した楽曲「いぬねこの歌」を歌いました。
舞台袖に出て来た友森さんに「アレルギーでご迷惑をかけて申し訳ありません」と陳謝する鬼奴。舞台用の靴を忘れて、「スニーカーで出ちゃった」と話すと、会場は大きな笑いで包まれました。
その後、akikoさん、坂本さんが歌を披露。町田さん、糸井さん、友森さん、渡辺眞子さんによるトークセッション後、小泉今日子さん、浅田美代子さんが歌うと、涙を流すお客さまも。鈴木さんは渡辺さん著の「アイについて」を朗読し、最後は全員で町田さんをリードボーカルに、株式会社ミグノンプランで保護されている動物の名前を綴った「名前のうた」を熱唱して幕を閉じました。
囲み取材で、主催の友森さんは「3年続けばいいほうかなと思ってたんですけど、年々盛り上がっているので10年以上続けていきたい」と新たな決意を。糸井さんは「方言する人が代表ですから、周囲は困ってます」と冗談を言いながら「無事に終わってよかったです」と笑顔で話します。
スマホを片手に熱唱した鬼奴は「(歌詞を)憶えてると思ってたら、ほとんど憶えてなかった。考えてみたら、カラオケでしか歌ったことがなかった」と飄々と。
リポーターに「動物は飼ってないんですか?」と訊かれると、「秋田犬という主人を一匹飼っております」と返答。「手ぇかかりますねぇ。お金が......飲み代がかかります」と嘆きながらも「今日、病院に付き合ってくれました。優しいので、一応心配はしてくれるんですよ」とのろけていました。
【椿鬼奴】