今年も注目の新星を発掘!「ナインティナインと99人の濃〜い大阪芸人」
9月9日(金)、"ナインティナインの日"に、毎年恒例の特別公演「ナインティナインと99人の濃〜い大阪芸人」が開催されました!
ナインティナインがステージに姿を現したとたん、手を振り大歓声で迎えるお客さんたち。今年も白いスーツでビシッと決めたふたりが、99人の濃〜い大阪芸人とディープなひとときを過ごします。
もはや恒例となったこのイベントですが、「9月9日は、実はいろんな日でもある」と岡村。9月9日は、カーネルズデー(カーネル・サンダースの誕生日)だったり、SMAPのデビュー25周年、さらには北朝鮮の共和国創建日などさまざまな日に当たるそうで...。矢部は「だから、どんどん"ナインティナインの日"っていうのは忘れられていってますよね」というと、岡村も「ここに集まる人だけですよ、こうして来てくれはって」と笑いを誘います。
続けて「そんなに新鮮じゃなくなったでしょう?」と岡村。というのも、なんばグランド花月で開催中の、「よしもとゴールデンアワー」のMCをそれぞれ担当したことで、「大阪の若手の方というのもそんなに新鮮じゃない」と岡村。かたや矢部は「そんなことないですよ。僕は楽しみにしてますよ」と期待を寄せている様子。トークに花が咲いたところで「早くこの幕を落としてあげないと」と黒い幕の裏に揃う99人を気遣う岡村。矢部も「できるだけ皆さんにしゃべっていただきましょう!」と意気込みます。するとそこへ、やや遅れて矢野・兵動の兵動が到着!
19時まで別の仕事が入っていた兵動は、開始間際になんばグランド花月に到着したそう。兵動の、「相方を筆頭に、すごい濃い芸人さんがたくさんいらっしゃいます!」との掛け声とともに幕が落ち、濃〜い大阪芸人がずらり99人!! ティーアップ・長谷川は「この席、やめさせてくれ! 両サイドうるさいねん!」と早々に嘆きます。見れば長谷川の両サイドは矢野・兵動の矢野、川畑泰史と賑々しい顔ぶれ。さらに矢部が「びっくりした!」という目線の先には今年8月、大阪に拠点を戻した山田花子の姿が! ほかにもガオ〜ちゃんやグイグイ大脇、「誰が興味あんねん!」を繰り出すヤナギブソン、湯上がりのようにツルツルのダイアン・西澤など、序盤からすさまじい濃さにナインティナインのふたりもうれしそう。
さっそく、ナインティナインの"9"にちなんで、今年大阪芸人を席巻したニュースを9つ紹介することに。まず第9位は「吉本新喜劇2016」。MCはすっちーが担当し、今年起こった新喜劇の最新ニュースをお届けします。最初は「チャーリー浜、8年ぶりにNGKに立つ」。すっちー曰く、チャーリー浜は訳あって今やよしもと祇園花月しか出演しないとのこと。しかし今年4月、清水けんじのイベントに出演するためNGKの舞台に8年ぶりに立ったのだとか。なぜそもそもNGKの舞台に立たなくなったのか、そしてなぜ8年ぶりにNGKの舞台に立とうと思ったのかが明かされました。その理由には、矢部、岡村はもちろん他の99人も思わずコケるような内容で...。さらに、これまでさまざまな武勇伝を残してきたチャーリー浜のエピソードが座員らから次々と明かされました。
続いての新喜劇ニュースは「川畑座長の『カー!』がウケ出す」というもの。3年間に渡りやり続け、ついに日の目を見るに至った「カー!」。その誕生秘話と、ウケるまでの涙なくしては(!?)語れない道のりが川畑から語られました。さらに、矢部も「カー!」に挑戦することに...!
お次は「第2のMr.オクレ入団」。唯一無二の存在であるMr.オクレの後継者が、ついに入団したといいます。その名は祐代朗功(すけだいあきのり)。その人柄がすっちーの口から語られました。祐代は「ざ行」の発音が苦手なようで、将来の目標を尋ねられた際は「ダチョウ(座長)を目指しています」と意気込んでいました。
最後は「一の介ユニットが決勝に!」。9月7日に開催された「歌ネタ王決定戦2016」で、島田一の介、吉田裕、松浦真也によるユニット「ゆたかな真也は一の介」で決勝まで進んだおめでたいニュースがピックアップ。さっそく決勝ネタをナインティナインにネタを見てもらうと、「よくできたネタ! すばらしい!」と絶賛でした。
続いてMCはティーアップ・長谷川にバトンタッチ。しかしランキング発表の前に「岡村に言いたいことがある」とし、「盗撮をやめてくれへんか?」と申し出ます。というのも、『なるみ・岡村の過ぎるTV』(ABCテレビ)で、長谷川がNGKに楽屋入りする時の私服姿がオシャレ過ぎるとして、季節ごとに「NGKコレクション」を紹介されていることで、近頃では一般の方も長谷川を街中で見かけては盗撮し、SNSに「チューズデー長谷兄」と勝手にアップされているのだとか。そんな長谷川を、番組でナビゲートを務めるDJハマーことテンダラー・浜本がおなじみの口調で「ジョンガリア〜ノ〜!」、「出た! シャレオツほうれい線!」と盛り上げお客さんは大喜び!
長谷川がMCを務める第8位は「まだまだいます! キワモノ芸人」として、近頃大阪で注目を集めているキワモノ芸人5組をピックアップ。夫婦コンビのカスターニャtantan!!、大自然、おたまじゃくし、テコンドー近藤、いってらっしゃいBOYがネタを披露しました。
すべて見終わったあと、「我々が遅れてるんですかねぇ...?」と矢部がつぶやくほど個性豊かな若手キワモノ芸人たち。なかでも、先輩芸人をけなすネタで笑いをさらったテコンドー近藤は、長谷川から「ナイナイをけなしてみようか」と提案され、考えた末に「岡村さん! 病気で休むな!」と叫び、矢部は思わず拍手! 「誰も言えへんかってんで! 復活してからオレしかイジられへんかったのに」と感心していました。
7位のMCを担当するのは清水けんじ。「山田花子大阪リターンズ」として、大阪に拠点を戻した山田花子に話を聞こうと思いきや、前に躍り出たのはゆりやんレトリィバァ!「うちやー!」、「うちやー!」と互いに言い争う一幕も。その後、花子が東京に行っている間に育った新喜劇女優たちを紹介するべく「ミニ吉本新喜劇」を上演し、岡田直子、森田まりこ、酒井藍など新進気鋭の新喜劇女優が続々登場。最後は水玉れっぷう隊・アキも女装で登場し、最後は花子も一緒にダンスを披露しました。
6位は「誰が興味あんねんツイート3」。ヤナギブソン主催の人気イベント「誰が興味あんねんツイート大賞」を受けての「誰が興味あんねん」なツイートを紹介します。ピックアップされたのは青空・岡の「靴のなかで靴下脱げてるけどそのまま履いてる」、ソラシド・水口の「大忙し」のツイートに反してソラシド・本坊の「これと違う人生がいい」というツイートなど、選りすぐりのツイートが紹介されました。
5位は「若手芸人結婚ラッシュ」。テンダラー・浜本のMCのもと、新婚ホヤホヤの若手芸人らの新婚エピソードが紹介されました。プリマ旦那・河野は天然ボケの奥さんの話、ラフ次元・梅村は披露宴で履いた9cmのシークレットシューズの話、武者武者・杉岡と濱坂はコンビ揃っての結婚報告、奥様が構成作家で家族経営だという中山女子短期大学。そして鱒之介・西村、サンドロップ・山内らの、奥様と出会ったエピソードに岡村は興味しんしん。また、数年前にチケットの手売りで出会った女性が気になり、SNSを駆使して探し出した末に結婚したというジソンシン・酒井のエピソードに「怖いわ!」の声も。夫婦漫才のカスターニャtantan!!のなれそめにも注目が集まりました。そして「結婚しましたーなーか!」と笑顔で結婚報告を果たしたスーパーマラドーナ・田中ですが、「これから大丈夫なんかな」と心配する武智から、想像を絶するエピソードが語られ...。
おめでたい若手芸人の結婚報告に続き、第4位は「岡村さんの結婚式二次会芸人」。いつか訪れるであろう岡村の結婚を盛り上げてくれる芸を持つ、守谷日和、ゆりやんレトリィバァ、ガゼル西口、ガオ〜ちゃん、シャンプーハット・こいでがネタを披露しました。しかし岡村は「自分でやろうと思ってる」と言い出し、今年も岡村バンバンビガロを披露!この日まで練習を重ねてきた岡村が「本番がいちばんよくできた!」と喜ぶ素晴らしいパフォーマンスでお客さんを沸かせました。
第3位は「今年の大阪小ネタ集」。矢野・兵動の兵動と、浅越ゴエのMCで次々と小ネタが紹介されます。べびいちご・高橋の「所持金が32円だった」との小ネタについては「本当は54円だった」とのこと。女と男・市川が安納イモを蒸してイベント等で販売しているとの小ネタには、安納イモを売る市川をよく思っていないダイアン・津田が「芸人やめてまえ!」とブチギレる一幕も。揉めに揉める市川と津田を見かねたMC陣がダイアン・西澤に意見を求めたところ「(津田が)高校落ちた話ですか?」とまさかの切り返しで、お客さんを沸かせていました。続いての小ネタは「武将様」。ミサイルマン・岩部と浅越ゴエによる武将様とゴエ爺は、バスツアー「摩訶不思議珍道中」が開催されるほどの人気。そこで諸芸として「戦国が先であることを証明する」ということで、テツandトモの「なんでだろう」の戦国バージョン「なぜゆえに」、どぶろっくの「もしかしてだけど」の戦国バージョン「もしもの話でございまするが」を披露! おもしろさもさることながら、あまりのハイレベルな出来栄えにギャロップ・林が目を閉じて聞き入るほどでした。
第2位は「へびいちご・川島夫婦、筆談中」ということで、このイベントで何度か話題に上がったへびいちご・川島の、「夫婦の形とはいろいろあるのだな」と思わせるエピソードが語られました。
続いて「もうすぐベスト9」は、今年も「パイセンフォーエバー」。みんなのパイセン、矢野・兵動の矢野がネタを披露しようとしたところ、今年も残念ながら時間切れでした。来年に期待です!
第1位は「ナダルの次はこいつや! 霜降り明星・せいや」。去年はここでナダルが選ばれ、瞬く間にスターダムにのし上がったということもあり、今年も注目が集まります。今年選ばれた霜降り明星・せいやは、「普通、人ができることが全然できない」ということで話題に。
さっそく呼ばれてひな段から降りてくるせいやですが、なぜかベルトが外れた状態。ズボンの留め具が壊れてしまい、ミキ・亜生からあわてて借りたベルトを閉めようとしたが間に合わず、ズボンがガバガバのままエピソートークに突入しました。せいやはバイトもすぐクビになってしまったそうで、以前、バイトしていた漫画喫茶をクビになった理由が「みんなが寝静まっている漫画喫茶で口笛をふいちゃう」から、とのこと。また、相方の粗品、学天即・奥田、ダブルアート・真べぇという、せいやをよく知る仲間たちからも信じがたいエピソードが次々と。切符を購入するも改札を通る前に無くしたり、「バターを買ってきて」と頼むと1kgもの巨大マーガリンを買ってくるなど、せいやがとにかく「全然できない」ことが明らかになってゆきます。矢部は、せいやに対して「目が怖いもん。エスパー伊東と同じ目をしてる!」とせいやの印象を語っていました。最後はせいやひとりネタ「せいやのなんなんじゃそりゃ」を披露!
岡村は感心した様子で「まだまだおるんや〜」、矢部も「おるなぁ」としみじみと語り、今年の「ナインティナインと99人の濃〜い大阪芸人」は幕を下ろしました。来年の9月9日も、ナインティナインと99人の濃〜い大阪芸人と一緒に集まりましょう!