よしもときってのハンサム芸人たちが、ラフフェス2016で自分たちの男前度を爆笑アピール!
よしもとの芸人たちが連日、大阪市中央公会堂を舞台に笑いを届けている『大阪ラフフェス2016』。9月22日(木)は、よしもときってのハンサム芸人が一堂に会する「ハンサムパラダイス」が行われました。
この日集まったハンサム芸人は、チュートリアル・徳井、ロザン・菅、シャンプーハット・こいで、しずる・村上、祇園、トット・多田、シンクロック・木尾、ラニーノーズ、さや香・新山の計11名。
ほぼ女性で埋め尽くされた会場。司会のスマイル・瀬戸から「ハンサム四銃士」と紹介された、徳井、菅、こいで、村上は、それぞれ「本日の会場にお越しのお客さんがキュンキュンしてしまう一言」を発表しながら登場。
村上は「私事ですが先日、パパになりました。今日は600人のお客さんが集まったということで、600個の受精卵を作ろうね」といきなり口説きモード。
その後に登場した菅は、村上の背の高さにセッティングされたマイクスタンドの前に立ち「マイクが高いピョン」とうさぎのポーズ。あまりの愛らしさに、瀬戸も「さすが菅さん」と感心しました。
こいでは「(女性客が)みんな可愛過ぎるから、のどちんこがギンギンで喋りづらいぜ」と下ネタで湧かせました。
徳井は「ファンレターには、写真と連絡先を書いてください。俺、いまだに...ンレンファっ...くっつ...、連絡するから」とキメ台詞を想いっきり噛んで、ズッコケさせました。
最初のコーナーは、この4人が考える「俺なりのハンサム定義」。これぞハンサムというエピソードを発表しました。トップバッターの村上は「ハンサムとは、キングカズである」とサッカー界のレジェンド・三浦知良さんを挙げ、「カズさんは生き方がハンサム100%。15歳のときブラジルへ単身留学しました。中学時代、進路用紙の志望高校欄にブラジルと書いたんです。カズさんは枠におさまらない!」とゾッコンでした。
こいでは「優しいだけではない」と回答。「初めて自分の子どもを公園へ連れて行ったとき、(公園で遊んでいた)子どもたちから、僕のネタの『照れちゃう』を滑り台の上でやってくれと言われた。恥ずかしいからやらない、と断ったんです。『なぜテレビでやっているのに恥ずかしいの?』と聞かれたから、じゃあ君が滑り台の上でやってみなさいと言ったんです。すると、その子が『ほんまや、恥ずかしい』となって。後日、子どもの学校に行ったとき、みんなに『なんかギャグをやってくれや』と言われたのですが、あのときの子が『それだけは言ったらあかん!』と間に入ってくれたんです」と厳しくも優しいハンサム話を披露。
菅は、「人と比べない」という答え。「他人と比べるステージはない。僕は40歳だけど、僕と同じ40歳はいないなって思った。人と勝負するのは、違う。僕の可愛さはそこじゃない。人と比べていたら成長しない。だから僕は今、うさぎ、ハムスターと比べて、自分はどうなのか考えている。可愛いのか、可愛くないかを」と持論を展開。村上も「40歳でハムスターステージに行ったんですか?」と意味不明の感嘆を示し、こいでも「ハムスターは繁殖が凄いからな」など、なぜかハムスターの話に花を咲かせました。
ラストの徳井は「気である」と定義。「ハンサムはイケメンとは違う。イケメンは薄い。40歳になった時、イケメンは、若いときの格好良さを引きずって、みんな変なオッサンになる。でも、ハンサムには老いはない。それが、気なんです。イケメンが言う『僕、モテるんです』とか、そんなの全然ですよ。ハンサムに対しては、周りの女の人は『あの人を独占したらあかん』となるんです。ハンサムは周りが動く」とイケメンとの違いを力説しました。
次のコーナーでは、次世代を担うハンサム芸人たちのアピールを、ハンサム四銃士が審査。ラニーノーズの洲崎、山田、さや香・新山、シンクロック・木尾、祇園の木崎、櫻井が客席後方から薔薇を一輪ずつ持って姿を見せると、黄色い歓声があがりました(ちなみにトット・多田は、このときは別会場から向かっている途中でした)。
6人を前にして、徳井は「うーん」と首を傾げて、「ラニーノーズはええけど。あとは、ほぼほぼブスやん」と一刀両断。
アピールタイムでまず絶賛されたのが、歌ネタ王決定戦2016にコンビ揃って決勝進出したラニーノーズ。洲崎は、中学生時代にジャニーズのオーディションに受かったことがあるほか、メジャーバンドのボーカルのオファーなど錚々たるプロフィールの持ち主。アピールタイムでは、オリジナル曲を歌い上げましたが、甘いラブソングかと思いきや、いつの間にか有名な家電量販店のCM曲に変わっていくネタをみせました。
相方の山田も、ファストフード店でレジに並んでいたら、初対面の女性に結婚を申し込まれたという強者。見事なフリースタイルのラップで、イケメン四銃士へのリスペクトを口にしましたが、一方で司会の瀬戸を「不細工〜」と強烈にディスりました。
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菅から「なんか5、6年目の社員ぽい」と称されたのは、さや香・新山。キックボードで自宅から難波まで移動しているそうで、その模様をスクリーンに...ということでしたが、ここで機材トラブルが発生して映像が流れません。ロックなBGMだけが鳴り響くこの非常事態を救ったのが、菅でした。みんなが困惑する中、BGMにあわせてエアギターで"ワンマンライブ"。ようやく映像が流れ、キックボードに乗る新山の姿がスタイリッシュに映しだされましたが、主役の座が菅に移っているとあって、新山は「もうワケわかんないですね」と困惑。災難だらけで、ハンサムアピールができず「倒れそう」と嘆きました。
祇園の櫻井は、300個以上のバレンタインチョコを記録したモテ男。長年のバスケットボール経験者とあって、「ドリブルをしているときに、何人来てもボールを取られない」と自信満々。ところが洲崎からパスされたボールを2度も受け損ない、顔面を強打。良いところがなく、瀬戸に「座ろうか」と促されました。
撃沈した相方のリベンジに立ち上がった木崎は、21歳のときに雑誌モデルのオーディションに応募したことがあるというだけ。「落選したら書類が戻ってくるのですが、まだ返却されていないから、9年間待っている」と夢を諦めていません。古(いにしえ)のことわざをナルシストに変換するというネタで、「かっぱの川流れは、立派な面構え」などと読み上げていきましたが、菅に「僕と同じカテゴリに入ると思うけど、自分の30歳の頃に比べたら、下の下!」と叩きのめされました
シンクロック・木尾は、舞台上に不規則に照らされるスポットライトのもとへ俊敏に移動し、ラグビーで鍛え上げた肉体を見せるポージングのネタ。だが、素早いライティングにまったく追いつけない始末。徳井は「明らかに(自分から)遅れにいってるやん」、村上は「間に合っているのに、暗闇でゆっくりポーズするからダメなんだよ」とブーイングを食らいました。一方で、こいでは「でも、ニューヨークとかでやったらめちゃくちゃウケそう」と木尾のポテンシャルに可能性を見いだしました。
そして最後に、遅れてやって来たトット・多田。CDデビューもしているとあって、歌声を披露することに。ラブソングをアカペラで歌いはじめましたが、途中から、とあるテーマパークの有名曲に変化していくという、洲崎とのまさかのネタかぶり。会場がざわつきました。遅刻して、洲崎のアピールを見ていなかったということですが、多田は「お母さんが見に来てくれたのに」とがっかり。
こうして、次世代のハンサム芸人たちのアピールがすべて終了。最後はハンサム四銃士が協議してMVPを決定します。入念に話し合ったあと、審査委員長の徳井から読み上げられた名前は、まさかの「菅ちゃんです!」。
トラブルの中でもエアギターで盛り上げるなど、ハンサムな行動が評価されてのMVP受賞。王冠とトロフィーが贈られ、まだまだ次世代にハンサムの座を譲らないというところを見せました。
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