吉本新喜劇ィズ、ルミネで初のワンマンライブを敢行! 小籔「いつかのこの恩返しを」とお客さまへ感謝!!
9月20日(火)、東京・ルミネtheよしもとにて、『吉本新喜劇ィズ~これは吉本新喜劇ィズというバンドの音楽ライブです~』が開催されました。
2014年に下ネタラップユニット「ビッグポルノ」を解散し、今年ロックバンド「吉本新喜劇ィズ」を結成した小籔千豊。ドラムを担当する小籔ほか、ボーカルに宇都宮まき、ギターに松浦真也、キーボードに金原早苗、ベースにチャットモンチー・福岡晃子さんを迎えて、今年2月5日(金)には大阪・なんばROCKETSにて開催された『What a lovely day』にて音楽活動をスタートさせると、2月に『こなそんフェス2016』、6月にハードロックカフェ ユニバーサル・シティウォーク大阪のメディアパーティにも登場。8月には大阪・毎洲サマーソニック大阪特設会場にて行われた『サマーソニック2016』への出演も果たしました。
東西合わせて初めてのワンマンライブとなったこの日。会場に吉本新喜劇のテーマが流れるなか、お揃いのハッピを着用したメンバーが登場します。
荒い息づかいをする宇都宮は「みなさん、こんばんは。オーディエンス、スタッフのみんな、今日はありがとう」と挨拶。ふんわりとしたキャラクター性を出しつつ、「あんなぁ~、うちらコピーバンドやねんなぁ~。ほんなら早速演奏します」と言い、まずは曲について説明します。
本日披露するアーティストについてのリスペクトを、甘い声で囁く宇都宮。尊敬するアーティストによる楽曲の歌詞それぞれの一部を、尊敬する吉本新喜劇の師匠方の名前やギャグに替えてパワフルなハイトーンボイスで歌い上げました。
3曲披露後のMCで、松浦は「来てくれてありがとうございます。ぎょうさん、嬉しいですね。しかも台風にも関わらず」と改めて感謝。突然「台風ーーーーー!!!!」と絶叫し始めた宇都宮を「呼んだらあかんやんか!」とたしなめます。
続いて3曲披露してのMCでは、「早苗ちゃん、なんか面白い話して」と言い出す宇都宮。「あるんですよぉ」とニヤリを笑う金原は、男女14人で向かった淡路島の旅行でのエピソードを。も、あまりに突飛な話に、松浦に「全部ウソやろ」とツッコまれていました。
終盤、「ここでオリジナル曲をやらしてもらいます」と切り出した小籔は「歌詞ボード、カモン!」と呼びかけます。
「僕らはヘタクソなバンドですが、知り合いだけは一流。チャットモンチーのあっこちゃんにも入ってもらってます」と話しつつ、「カジヒデキさんに『曲を作って欲しいなぁ。僕の好きなこんな感じで作って欲しいなぁ』って言ったら作ってくれました。あらっす!」と頭を下げます。
「カジさんの雰囲気満載でお願いします」とお願いしてできあがったという、オリジナルソング「アイラブジョージ」の歌詞について詳細に説明する小籔。「ソロライブは初めてなんです。みなさん、ようこそお越しいただきました。三文バンドにお時間、お金をいただいてありがとうございます」と感謝しながら、「いつか恩返しを」とも明言。
「『Rock in Japan Fes』とか『FUJI ROCK FESTIVAL』にも本気で出ようと思ってますし、『Mステーション』やNHKの『紅白歌合戦』にも出ようと」と高い目標を掲げて、「そうなったとき、『吉本新喜劇ィズ聴いてんねん』ってイキってきたヤツに言うてください。『あのな、俺、ルミネの最初のライブに行って来てん』って、カウンターで返してください」と熱く呼びかけました。
「アイラブジョージ」では、オリジナルの振付けも。宇都宮の提案で、某師匠が舞台前に必ずやる動作を全員で合わせました。
その後、2曲を披露して全ての演奏は終了!
「今年2月から始めて、今まで出たイベントはチャットモンチーさん、そして僕が、死ぬほど売れてるから入った仕事ばかり。身の丈以上のものばかりです。今回もルミネという知り合いの多いところでやらせてもらいました」と冷静に話す小籔。「みなさんに今後死ぬほどイキってもらうべく、大阪でスタジオ練習、舞台経験を重ねていきたいと思います」と、ロックバンドとして邁進することを改めて決意。「僕達は売れます!」と高らかに宣言しました。
ここで終了かと思われたとき、お客さまからアンコールの拍手が。応えるように出て来た小籔は「ダサいんですけど、アンコールあるやろうと思って1曲だけ残してたんです」と話し、最後にもう1曲披露しました。
「ありがとう! みんな、気を付けて帰ってな!」と手を振る宇都宮。小籔も「ありがとうございます」と感謝しつつ、スティックをプレゼント。「またライブへ来てください」と来場を呼びかけました。
【小籔千豊】【宇都宮まき】【松浦真也】【金原早苗】