ハマカーン、ジャルジャル、ななまがりを迎えて大盛り上がり!次回開催も発表! 『銀シャリ食堂』三夜目レポート
10月1日(土)、東京・ルミネtheよしもとにて、『銀シャリ食堂~旬のネタとコーナーを添えて~三夜目』が行われました(以下、敬称略)。
銀シャリ(鰻和弘/橋本直)による東京でのレギュラーイベント『銀シャリ食堂』は、その名の通り、多彩なゲストを迎え、こだわり抜いた旬なネタとコーナー、トークが楽しめるとあり、毎回大好評で、次回は来年1月14日(土)、この日と同じルミネtheよしもとでの開催も発表されました。
今回のゲストは、『キングオブコント2016』ファイナリストにして、決勝前夜の出演となったななまがり(森下直人/初瀬悠太)、同期のジャルジャル(後藤淳平 /福徳秀介)、さらには『THE MANZAI 2012』王者のハマカーン(浜谷健司/神田伸一郎)という顔合わせが実現。
満員御礼の客席の前に、最初に登場したのは、銀シャリの2人で、「フー!」という歓声に「アメリカみたい」と鰻が表現すれば、橋本は「アメリカも"米"って書きますもんね」とさっそくうまいことを言って、拍手を浴びます。
舞台上手、下手に設置された鰻描き下ろしの似顔絵パネルをいじった後、鰻が「幕の内弁当みたいなメンバー」と例えた本日の出演者を呼び込み、1組ずつ紹介。
最初に『キングオブコント』決勝を翌日に控えたななまがりが紹介されると、「くそが! 6年決勝行ってない!」と噛み付いたジャルジャル・福徳。
また、「系統が一緒なんですよ。下ぶくれ系の一門」と初瀬をかわいがり、初瀬の写真をInstagramに載せるという橋本に、「インスタだけすな。おしゃべりメガネ」と再び福徳が噛み付き、不穏な空気を演出するのでした。
そして、唯一他事務所からの出演者となったハマカーンへは、鰻が直接オファーをしたとか。
鰻がハマカーンのマネージャーに2人の電話番号を聞こうとしたところ、「神田だけ確認取れたら大丈夫です」という対応をされたそうで、「コンビ間の格差です」「これを笑う俺の心の広さ(笑)」といった浜谷の自虐発言が爆笑を呼びます。
一方、神田に対し、「近くで見たら喪黒福造感が」(橋本)、「神々しい」(鰻)といった印象が矢継ぎ早に出ると、「そんなポンポン(反応が)返ってこない。ひとつひとつ聞いて」と浜谷が割って入る場面も。
4組の関係性がうっすら見えてきたところで、ネタコーナーへと移り、まずは銀シャリが、橋本の結婚相手探しを題材にした漫才を披露します。
2組目のななまがりは、『キングオブコント2016』でも披露した「ナス」コントを長尺で。
続くジャルジャルは、ヤンキーとそのヤンキーを校内放送で職員室へと呼び出す先生とのやりとりを題材にした漫才です。
4組目のハマカーンは、学園祭の話題から入る漫才で、「学生が作ったものって、軒並み美味しくないよね」という神田のひと言に、笑い声と悲鳴が入り交じるなど、神田のセレブキャラを活かしたネタでした。
続いては、『せめて今日だけは自慢させてください』なるコーナー企画がスタート。
バラエティのオーディションや事前アンケートに書くほどでもないが、普段言えないようなちょっとした自慢を発表するという趣旨で、まずは橋本が「付き合った女性、向こうからフラれたことはないです」「居酒屋のメニュー、最初に頼んだものだいたい売り切れてます」と自身の自慢を例題に上げます。
まず、福徳の自慢「下敷きくるくるまわせる」から。
両手の中指を軸に、下敷き代わりのスケッチブックを縦に回してみせると、他のメンバーは福徳のようには回せませんでした。
続く初瀬の自慢は、両腕の力でカエルのような形で倒立を続ける「カエル倒立負けたことない!」でしたが、他のメンバーも腕に覚えがあるそうで、神田を除く7名で勝負することに。
ズボンを脱ぎ、赤パンツ姿で挑んだ福徳が、初瀬との一騎打ちまでもつれた結果、最後まで倒立を続けた福徳が勝利の雄叫びをあげます。
次の後藤の自慢は、舌を鳴らす「たんこの音がでかい」でしたが、客席後方からケタ違いに大きい音が鳴り、急遽、後藤とその男性客が対決することに。
結局、明らかに後藤の音が小さく、こちらも発表した自慢が覆されました。
鰻は、容姿を見ただけで「学生時代にやっていた部活がわかる」という目利きを自慢。
「超能力ではないので、正解率は8割、9割」と前置きする鰻でしたが、最前列の女性3人を凝視し、「テニス、バスケ、手芸!」と回答すると、テニスとバスケの2人が正解で、残る手芸部と見立てた人は「水泳」と語呂的に近く、会場が大いにわきます。
続く浜谷は「ゴキブリにくわしい」そうで、空気を乱さないように手をゴキブリへ近づけて、捕まえて窓から投げるといった行為を発表。
その一連の所作が、TRFのダンスのような瞬間もありました。
森下は「落語家の屋号を絶対間違えられる」という自慢で、落語家の下の名前を言われたら、瞬時に間違った屋号を答えるそうです。
試しに浜谷が「歌丸」と言うと、森下が「桂」と正解を言ってしまい、総ツッコミを受けて強制終了。
ラストに、中華レストランでのアルバイト経験から「もやし100gが右手で分かる」との自慢を明かした神田が、もやしの替わりにあめ玉で挑戦します。
すると、100gを掴んだつもりが、64gというかけ離れた結果に、騒然のままコーナー終了。
再びネタコーナーに入りまず、銀シャリは「女子とカラオケ行くとゾワっとする瞬間」を題材にした漫才で笑いと共感を得ます。
次のななまがりは、森下扮する「ムー」なる奇妙な生物が、他の生物に変装して出現するというコントで、「ムーだった」と言う初瀬の表情が印象的。
ジャルジャルは、テーブル職人と椅子職人とが音楽に乗せて織りなす、これまた奇妙な世界観のコントで魅了します。
トリのハマカーンは、「先輩づきあい面倒くさい」と切り出す神田の持論から、お互いのアイデンティティがぶつかり合う漫才で、浜谷の土下座で爆笑を呼ぶシーンも。
2つ目のコーナーは『クイズ☆ものまねイントロドン!』。
一人がランダムに決められた人のものまねで、指定された曲を歌い、他の人は曲名とものまねした人の両方を答えるというゲーム企画でしたが、曲名はすぐに出るものの、似てないものまねに苦戦する場面が続出します。
また、ジャパネットたかたの元社長に扮して声を張っていた初瀬に「明日『キングオブコント』やから無理するなよ。銀シャリ食堂で喉潰すなよ」と橋本が優しい言葉をかけたり、ものまねのお題が見えないように、一同で後ろ向きになった光景が、「ホンマに食堂に集まってる人たちみたい(笑)」(橋本)と、行列に並ぶ者と店の主とのミニコントを繰り広げるシーンも。
終盤、ラスト1問を正解した人が優勝というルールが設けられ、浜谷が『One Night Carnival』をえなりかずきになりきって歌うも、「僕?」(鰻)といった誤答が続き、結局は福徳が正解し、優勝という結末を迎えました。
そのまま迎えたエンディングでは、次回『銀シャリ食堂』が、2017年1月14日(土)、ルミネtheよしもと19時半開演と橋本の口から発表。
その不定期ぶりにガヤが飛び交うなか、『キングオブコント』のリハーサルのために一足早く舞台を去るななまがりに、「明日、がんばって!」といった声援と拍手が送られます。
また、鰻、浜谷、後藤の顔が似ているという話題で盛り上がると、浜谷が「ここ(浜谷と後藤の間)に、しずるの池田がいるんだよ!」と持論を持ち出し、共感の拍手を集めました。
大盛り上がりのまま2時間以上に及んだ今回の『銀シャリ食堂』、次回の四夜目もお楽しみに!
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