よしもとニュースセンター

10月11日（火）、東京・ルミネtheよしもとにて、永井佑一郎プレゼンツ『僕らのトーク vol.Ⅴ in ルミネtheよしもと』が開催され、永井佑一郎、佐久間一行、椿鬼奴、チーモンチョーチュウ・菊地、グランジ・遠山、グランジ・大、こがけん、しずる・村上、みのるチャチャチャ♪、サルゴリラ・児玉、ボーイフレンド・宮川、シマッシュレコード・嶋田、ビスケッティ・岩橋、西村ヒロチョが出演しました。

お客さんからの事前アンケート（質問）をその場で引き、即興の生演奏の中、芸人が歌いながらお客さんからの質問に答えるトーク（歌語り）をするという新感覚LIVE、「僕らのトーク」。

オープニングは西村ヒロチョのピアノ演奏からスタート。その後、永井が登場し、「歌語り」には一度に２人の芸人が出演し、互いに歌い合う形式で行われることや、今回初出場となるのはチーモンチョーチュウ・菊地、しずる・村上、グランジ・大の３組であること、永井が事前に順番や組み合わせを決めているが、本人たちには伝えていないことなどを説明します。



さらにアンケートが読まれた本人にのみ、その「歌語り」を録音したものが後日CDにして送られることが発表され、お客さんのテンションも上がったところで、いよいよ１組目のスタートです！

クジ引きで選ばれた最初の質問は、「トイレに入っていて、用を足した後に紙が切れていることに気づいたらどうしますか？」というもの。この答えを「歌い語り」する２人はこがけんとグランジ・遠山。シマッシュレコード・嶋田のギターとビスケッティ・岩橋のドラムが、テーマに合うようなイメージの曲を即興で演奏し、その曲に合わせてまずはこがけんがコーラスし始めるのですが、その声がまるでハナレグミの永積タカシさんのような甘くまろやかな声で、しかも歌もうまいので、一瞬普通のライブのような雰囲気に......。しかしその雰囲気をあっさり崩したのは遠山の「そもそもオレは紙のチェックを怠らな～い♪」という歌語りでした（笑）。続いてこがけんが「オレはやった後乾かす派～♪」と歌い、「気づかないフリして出る」という強引な方法をとることにした遠山の歌語りで曲が終了。



続いての質問は、「お風呂に入って、洗う順番は？」というもの。これにはどこから洗うのかを歌う前に、お風呂の温度やボディソープについての話題が続き、最終的にはこがけんの「僕は右手から」に遠山が「わかる～！」と返答する形で幕を閉じました。

歌語り終了後のアフタートークでは、こがけんが「遠山さんはずっと、歌い方がねっとり絡みつく感じですよね」と言うと、遠山は「2~3日前に吉川晃司をYoutubeで見たことも影響してます」と、まさかの吉川晃司さんの影響を受けていたことを告白します。

続く対決は、サルゴリラ・児玉としずる・村上。質問は、「おにぎりとおむすび、どっちで呼んでる？」というもの。まずは村上が「オレたちはNSC東京の同期～♪」と歌いだし、児玉が「友達だぜ～」と続けます。ここで同期の話がしたくなった村上は、勢い余って「おにぎりかおむすびかなんてどうでもいい～♪」と衝撃のフレーズを歌い、お客さんの爆笑を誘います。さすがにそれはマズいと思った児玉が「ちなみにピクニックの時はおむすび～♪」と軌道修正すると、村上も「オレもピクニックの話していい？　オレは米俵～♪」と乗っかりますが、児玉が「そんなことはいいから楽屋で同期の話しよう～♪」とまさかの提案をすると、村上も「オレも今そう言おうと思ってた～♪」と、また同期の話を始める２人（笑）。


続いての質問は、「寝る前に必ずすることは何ですか？」というもの。これにも「ライスが優勝したね～♪」と、キングオブコント2016で優勝した同期の話を歌い出す児玉。「悔しかったよ～」と村上が正直な心情を歌うと、「オレは１回戦落ちだから～」と児玉。その後、ようやく質問の答えに戻ろうとしますが、「同期だから寝る前にやることは同じ」との結論に達した２人が「せ～ので言おう」ということになり、「せ～の！」の後に同時に歌いだしますが、残念ながら見事にバラバラでまったく聞き取れません（笑）。

アフタートークでは、お客さんの質問をないがしろにしたことについて反省した様子の村上が「こんなことしていいの？　お客さんからもらったお題なのに......」としょんぼりすると、児玉が「いいんだよ、ソウルなんだから。お題なんてどうでもいいんだよ」と元気づけます。なんとなくクサいドラマ風のコントっぽくなってきたところで「やべぇ、お客さん見てた（笑）」と村上が言い、完全にしずるのコント風のテイストになっていたところは、さすが同期！と思える息の合い方でした。

３組めはみのるチャチャチャ♪とチーモン・菊地。２人への質問は「一番好きなひらがなは何ですか？」という超シンプルなもの。好きなひらがなを言うだけなのに、エアギターやエアドラムをしだすみのるチャチャチャ♪に、菊地が「ギターもドラムも演奏してる人が別にいるのにエアでやるのやめて～♪」と懇願します。結局好きなひらがなを「単純に"み"」としたみのるチャチャチャ♪。「自己愛がすごいんだ～♪」と、自身の頭文字を好きなひらがなにしたことを説明するみのるチャチャチャ♪に、菊地も「奇遇にも僕も"み"」だとして曲は終了。

続いての質問「芸人さんの楽屋でやっていることは何ですか？」には「インスタとか？」など色々と話が続いたものの、最終的にみのるチャチャチャ♪が「僕はよしもと本社で俳優になりました。だから芸人さんの楽屋事情はよくわからない～♪」と歌い、菊地に「なんで今のタイミングで発表するんだよ～!!」とツッコまれます。


アフタートークでは、菊地が「出る前めちゃめちゃ緊張してたんだけど、オレらが出てった時のお客さんの『小っちゃい』っていうざわつきがすごくて緊張がどっかに行ってしまった」と告白すると、「結構イジるよね、お客さんも。そんなイジられ方したことないのに」とみのるチャチャチャ♪が返し、「ウソつけ！」と菊地にツッコまれていました。

続いてはボーイフレンド・宮川と佐久間一行。質問は「デートのオススメプランは？」というもの。佐久間が「川で釣りをする」と答えると宮川が「川魚の中で何が好きですか？」と質問。すると佐久間が「タナゴ。知ってますか？」とマニアックな魚の名前を出してきたため、宮川が素直に「知らないです」と答えると、佐久間は「楽屋で２時間ぐらい話さないと伝わらない～♪」と歌い、お客さんの笑いを誘います。


続く質問は「今歌っている相手を全力で褒めるとしたらどこを褒めますか？」というもの。佐久間が「宮川くん、とても細身だね」と褒めると、宮川は、「佐久間さんは優しいです。佐久間さんは、芸人にもお客さんにも地球にも優しい」とベタ誉め。しまいには英語でその優しさを伝えようとしますが、その英語が佐久間に伝わらず、業を煮やした宮川が「伝われ～！」と歌うと、佐久間は「伝わる～！」と返し、笑いを誘います。しかし、残念ながら最後まで意味は全く伝わらないまま曲は終わってしまいました（笑）。

アフタートークでは、昨日のイベントでも一緒だったことを話す２人。「昨日の宮川くんのデニムの上下がダサいということがイベントで話題になって。昨日は本のイベントで、それぞれがお気に入りの本を持ち寄るというものだったんですけど、宮川くんの持ってきた本も上下巻の本だったから、デニムの上下と本の上下のことをイジられて、『本の上とデニムの下』とか言われてて（笑）」と、昨日のイベントの衣装がダサかったことまで佐久間にバラされてしまう宮川。

そしていよいよ最後の組み合わせは、誰もが予想していたであろう椿鬼奴とグランジ・大の夫婦対決。２人の名前が発表された瞬間、思わず会場もどよめいていました。

２人への質問は、「ひとつ特殊能力が使えるなら何がいいですか？」というもの。しかし鬼奴はかなり夫婦での共演に抵抗があるらしく、なかなか歌に入れない様子で「う～う～」と何やらうなっています（笑）。すると大が「Yeah～、マサヨ～」と鬼奴を応援（？）。続けて「夫婦で歌うからって照れてんじゃね～ぞ♪」と歌うのですが、今度は「シューシュー」と謎の音を出す鬼奴。大も「ガラガラヘビじゃね～んだぜ」と必死で会話にしようとするのですが、相変わらず「う～う～」と言い続ける鬼奴。「何の特殊能力が欲しいか聞かせてくれ～♪」との大の言葉も虚しく、最後まで「シュー！」と言い続けるばかりの鬼奴。とうとう特殊能力については何も答えないまま曲が終わってしまいました。


続いてのテーマに行く前に「もうヤですよ～」と弱音を吐く鬼奴。ですが、嶋田は容赦なく次の質問を読み上げます。その質問が「朝起きたらまず最初に何をしますか？」というものだったため、「お互いご存知ですよね（笑）？」と嶋田が一言ニヤリとして付け加える中、２曲めがスタート。さっきは「音が取れなかった」という鬼奴がキーを合わせてもらうため、いきなり「恋のか～らくり～夢芝居♪」と梅沢富美男さんの『夢芝居』を歌い出し、「このくらいで」とキーを合わせてもらいます。

１曲めの反省からか、さっきとは打って変わって「お互い起きる時間はバラバラ～♪」とか「私が朝起きて必ずやることは、漢方をお湯に溶かして飲～む～♪」など、質問の答えをきっちり歌に織り交ぜる鬼奴でしたが、「ウチの夫婦が毎日やってるルーティンあるでしょ？　それを忘れてるんか～い」と大にツッコまれ、続けて「起きて最初にすることはキスでしょ？」と言われるとまた「シュー」としか返せない鬼奴。しまいには「オレたち夫婦は世間で言われてるような夫婦じゃなく、仲がとてもいいじゃない？」などと言う大に「金返してから言え～！」と暴言を吐いて終了していました（笑）。

アフタートークでは、「ずっと（夫婦対決が）イヤで～。『やだ』ってちゃんと言ったんだけど『奴と大は（組み合わせが）違うから』ってウソつかれて......」とグチる鬼奴。CDになって残るというのも相当イヤだったようで、「なんとか不具合にならないか」と祈っていたそう。「ホントにイヤだったから美木良介さんの力を借りて......」と言う鬼奴に「え、あれ（「シューシュー」のこと）ロングブレスやってたの!?」と驚く大。おそらく会場にいた全員が同じことを思ったと思います（笑）。最後に「これからも、ルミ子・賢也夫妻を目指して......」と、なぜか離婚した夫妻を目指す鬼奴。

エンディングでは永井が「こんなこと先輩に言っていいのかわからないんですけど......」と前置きしてから「みんな黒のスーツを着てきてるのに、佐久間さんひとりだけ紺のスーツを着てて......（笑）」と指摘すると、佐久間は「気持ちの問題！」とさらっと受け流します。

すると鬼奴が同じように「先輩だけど言わせてもらう」と前置きしてから永井に「やってくれたな！」と恨みを吐きますが、先輩だから言っていいのでは？とそこにいた誰もが思うような発言になっていました（笑）。さらに、さっき曲の中で「金返してから言え」と言ったことについて「（大は鬼奴に）いくら借金してるの？」と聞かれ、「64万8080円」とはっきり答える鬼奴にお客さんは爆笑。

次回の開催がすでに決まっている「僕らのトーク」。未体験の方はぜひ、音楽と笑いが融合した新感覚ライブをじかに体験してみてください！



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