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2016年10月21日 (金)

神保町花月×幻冬舎文庫ライトノベル舞台企画第2弾が11月2日より上演!! 初主演のラフレクラン、普段とは違う自分達を見せると意気込む!

神保町花月×幻冬舎文庫ライトノベル舞台企画の第2弾となる舞台『片見里、二代目坊主と草食系男子の不器用リベンジ』が、11月2日(水)から5日(土)まで、東京・神保町花月にて上演されます。

本公演は、小野寺史宣さんの原作を舞台化したもの。父の遺骨を引き取るために、地元へ戻って来た谷田一時が、若くして実家の住職となった合コン好きの同級生・村岡徳弥と再会したことによって、巻き起こる爽快でちょっと泣けるピュア・ストーリー。今作で、西村は主人公・谷田一時を、きょんは一時の同級生で公務員を辞めて政治家を志す堀川丈章を演じます。

このたび、神保町花月初主演を果たす2人に、インタビューを行いました。

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(向かって左:西村真二/右:きょん)

*  *  *  *  *

――台本を読んでの感想をまず訊かせてください。

西村 本来参加するはずじゃなかった主人公が、ひょんなことから同窓会に参加したことによって、ある事件の謎を解いていくことになるんですけど、"あぁ、そうなるんだ!"っていう意外性のある物語で。
きょん 読む前はほんわかしたお話なのかなと思ってたんですけど、ミステリー的な部分もあってむちゃくちゃ面白かったです。

――西村さんは主人公の一時を、きょんさんは一時の同級生・丈章を演じますが、それぞれの印象は?

西村 僕とは正反対。一時はすげぇ草食男子で、社交性がないからあまり人と目を合わせられない陰なキャラクターなんです。僕は超肉食で、人とも目を観て話すお喋り大好きなヤツだから、演じるのはすごく大変だなと思っていて。急には本番できないと思うので、稽古からちょっと心を閉ざした感じでやってます。
きょん それを言うなら、僕こそ正反対ですよ。公務員を辞めて政治家を目指す役なので自分とは全然似てないですし、これまでやっていた役のようにボケられる部分がなかなかない役なんです。まだ稽古中なのではっきりとしたキャラクターは掴めてないんですけど、本番はきちんとしたものをお見せできるように頑張ります。とにかく、普段のきょんはいません!
西村 っていうか、きょんは出ません!
きょん いや、出ます(笑)。あれ? もしかしてきょんさん出てないじゃない?って言うくらい、違いを見せられる役です。
西村 そういう意味では、僕もそうですね。今まで観に来てくださった方の中には、きょんはこういう役で西村はこういう役だっていうイメージがあると思うんですけど、そこをお互い覆します。特に、僕はボケるとかツッコむとかっていうキャラクターじゃないんで、とにかく上手いお芝居を見せたいですね。

――原作者の小野寺さんとお話しする機会があったそうですね。

西村 稽古の中で「あんな感じでやってるんですけど、どうですか?」って訊いたら、「いいキャラ作りだと思います」って言ってくださいました。演出の山下さんは僕の意図を組んでくれるので、キャラ作りというよりも語句の強め方だったり、間の置き方だったり、細かい指導をしてくださるんです。で、役に関してはある意味、役に浸るというか酔いしれるくらいでやったほうがいいと思っていて。僕、昔から映画とかドラマを観るのが好きで、大学の4年間、TSUTAYAでバイトしながら700~800タイトルの映画を観たんです。だから、今まで観た映画とか登場人物をイメージしながら模写しているところもあります。
きょん 僕は声のトーンとかをちょっとだけ意識してるだけなんですけど(と、なぜか前のめりになる)。
西村 俳優のトーンで喋るな! ボケろ!
きょん (無視して)今まではボケの役が多かったんですけど、今回は表情とか声のトーンが大事なのかなと。きょんはちょっと声のトーンが高いので。
西村 きょんはどんな演技をやっても、コントっぽくなっちゃうんです。今回もそうで、みんな笑ってますから。政治家役ということで、自分の中で変なイメージを作り上げちゃってるんですよね。
きょん まだ台本観ながらやってるから、そうなってるだけだから! きょんって、役に入ると強いって知ってます?

――............いやぁ、知らないっすねぇ。

きょん 入ったら強いんです! 今回はきょんじゃない。本名の富士田恭兵でやっちゃうかも。
西村 じゃあ、マネージャーに名前変えますって言う?
きょん そういうことじゃない。僕らしいキャラクターは封印して、政治家のきょん、つまり富士田恭兵を見せるってこと!
西村 はいはーい、もうオッケーでーす。
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――軽くあしらわれましたね(笑)。稽古の雰囲気はどうですか?

きょん 賑やかな感じですね。正直、みなさん、演技がすごく上手。そいつどいつがこの中で一番の後輩になるんですけど、神保町花月では主演もやっていますし、しゃかりきさんもボーイ(フレンド)さんも度々出られている。久しぶりに出る僕らは、自分達のできることを頑張るだけです。あと、三秋さんとは初めてご一緒するので、稽古を通して仲良くなっていきたいですね。
西村 三秋さん、いい匂いがするんですよ。ほかにも女の子のピン芸人もいるんですけど、全然違います。稽古は大変ですけど、三秋さんの存在に毎回、癒されてます。きったねぇ雑草の中の、一輪の花ですね。
きょん 女の子だったら、児玉ちゃんもいるけど?
西村 児玉さんはねぇ......いいニオイはあんまりしないです!
きょん ふはは! そんなことないだろ!

――ちなみに学生時代、憧れのマドンナ的存在の女の子っていました?

西村 中学生のとき、マドンナと付き合ってましたよ。1つ上の先輩で、僕が中2の時に中3で。その子、野球が好きで、野球部の練習場の隣りに通学路があったんですけど、僕がブルペンでピッチングの練習をしてる時に「頑張ってね」って話しかけられて。お互い、名前は知ってたんで、そこから金網越しに練習を観てくれるようになって付き合うことに......。って言っても、一緒に帰ったりするくらいでしたけど。
きょん はぁ~、つまんねぇ! いいなぁ~~~!!!
西村 ふっ、お前とは人生が違うんだよ。
きょん そんなことない。僕は憧れられた存在でしたからね。中学生の卒業式は、制服のボタンが全部なくなりました。
西村 1人の子が全部持っていったんでしょ?
きょん 全部、違う子! バレー部、バドミントン部......。大学時代のあだ名も王子でした。金髪で、今よりシュッとしてて。「きょんは喋んなきゃいいのにねぇ」って言われてたんだよ。本当だって、本当に!......本当なんだよなぁ。
西村 信じられない。
きょん 嘘はついてませんから!
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――今回の役どころもそういう人気者の要素は必要でしょうから、ぜひとも活かしてください。

西村 今回演じるのは、マジで楽しみなんですよ。それに、作品として演技面白かったって言われたい。笑って面白かったというより、インタレスティングな面白さを観てもらいたいです。
きょん いつもとは違うきょんが観られますから! これ、約束ね! だから、観に来てくださぁーーーーい!......ここ、"声、大きめ"って書いといてください。
西村 声大きめ→スベった、でお願いします。

――わかりました(笑)。

きょん 初主演なので、本当にたくさんの方に観に来て欲しいんですよ。全公演、満席にしたいです! いろんな人が興味持ってくれたら嬉しいですし、一度観に来てくれた方もリピートしてくれたら嬉しいです!
西村 そうですね。ぜひ観に来てください!


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【ラフレクラン】

『神保町花月×幻冬舎文庫 ライトノベル舞台企画 「片見里、二代目坊主と草食男子の不器用リベンジ」』

会場:神保町花月
日時:11月2日(水)〜5日(土)
   2日(水)19時開演
   3日(木・祝)16時開演/19時開演
   4日(金)19時開演
   5日(土)16時15分開演
チケット:前売2900円/当日3200円

原作:小野寺史宜(『片見里、二代目坊主と草食男子の不器用リベンジ』幻冬舎文庫)
脚本:丸山智子
演出:山下哲也
出演:ラフレクラン、三秋里歩、そいつどいつ、しゃかりき、児玉絹世、ボーイフレンド

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