最新ニュースインタビューライブレポート

« 藤井隆主宰の音楽レーベル「SLENDERIE RECORD」のフェスが今年も開催!「SLENDERIE RECORD MUSIC AWARD」が恵比寿The Garden Hallにて開催決定!! | メイン | 子供連れの人は同意書に署名してから観覧?!「エロ詩吟をみんなで創り上げるライブさー」 »

2016年10月30日 (日)

藍姐さんが大奮闘! 想定外のハプニングも続出した『酒井藍の吉本新喜劇2026』

20161030041916-d0578617ba74b7155bd1a14e4ec04c9db39e57a5.jpg

10月24日、なんばグランド花月にて「酒井藍の吉本新喜劇2026」が開催されました。この企画は、10年後の吉本新喜劇を担う人材を育成することを目的に今年1月からスタート。これまで吉田裕、信濃岳夫、松浦真也、森田まりこら9人の若手座員が座長となり、若手中心の新喜劇を繰り広げてきました。そして、シリーズの最後を飾るのがこちら、酒井藍を座長に据えた「吉本新喜劇2026」です。

酒井組の事務所を舞台に、藍扮する未亡人の姐さんに、姐さんを慕う若頭と組員、そして姐さんの命を虎視眈々と狙う敵対組織の花月組の面々、酒井組に取り立てられる人々が登場。夢と希望、裏切りと和解など、約1時間の物語ではありましたが、めまぐるしく展開していきました。

幕が開くと酒井組の組員、太一郎(佐藤太一郎)の荒々しい声が響きます。新喜劇は取り立てのシーンからスタート。酒井組に借金がある瀧見(瀧見信行)の脅える声...と思いきや、後から登場した若頭・吉田(吉田裕)への「マキバオー」いじりなど早速笑いを起こします。同じく酒井組組員・松浦も得意のギターで応戦。諸見里(諸見里大助)は滑舌が悪く、何を言っているか不明で怖さも半減。そんな中、佐藤と同様にドスの効いた声色で脅すのは太田(太田芳伸)。同じ組員ながら対照的な面々、コントラストの強さも笑いを誘います。また、同じく借金返済に困るもじゃ(もじゃ吉田)とひで子(服部ひで子)夫婦もきつい取り立てに追われる1組。そんな彼らを松浦は全く怖くない「払われへんかったらどうなるか」の歌で脅していました。


20161030041728-ac94f198b9a581f2a42f123a98ba608846bbb441.jpg

騒動の中、現れたのが酒井組の女組長、姐さんこと藍です。着物姿で登場した藍、大迫力がありました。会場も拍手と笑いとどよめきが入り混じったリアクションです。おなじみ、ノリツッコミのギャグや、腹でのアタックと、その様も強烈。圧倒的な存在感で早くもお客様の心をつかみました。そして組員を従えて「腹が減ってはいいクソができぬ!」と豪快に笑うなど、貫禄たっぷりの"極妻"を披露しました。

20161030041733-48dde631067ca90b58a99a69a149aa67b7ae7462.jpg

20161030041741-14ec12d0b6a746d0ecb8c12df3181b5042c97e7d.jpg

酒井組には提携しているスナックが隣にあり、瀧見、もじゃ・ひで子夫婦は借金返済の代わりに、そのスナックでタダ働きすることになりました。そこには3人のホステスがスタンバイ。組員に呼び出されて出てきたのが、80年代風のファッションに身を包んだ早苗(金原早苗)、安世(井上安世)、まりこ(森田まりこ)です。当時のヒットソング「CHA-CHA-CHA」をBGMに扇子を仰ぎ、ディスコのようなにぎわいに。3人の珍妙なダンスにも注目が集まり、まりこは勢い余ってゴリラになるなど、華やいだシーンでも沸きました。

20161030041746-5626abd5aceb442b4c5bc54ae9a3768c021bb5b9.jpg

20161030041754-8bb85fcd8d3f40634c2e56a499e7a4348cc3afc0.jpg

女組長らしく威厳ある存在の藍ですが、一つだけ弱みがありました。それは「夢」。夢を追いかけている人物にめっぽう弱く、「夢があって...」と語られるとすぐさま借金返済をチャラにしてしまいます。おかげで組の台所事情は火の車、それをよく思わない組員も中にはいるわけで...。そんな中、またまた連れて来られたのが新名(新名徹郎)です。「世界で活躍する映画監督になりたい」という夢を持つ新名、酒井組から借りた金も映画の予算でした。それを聞いた藍、自分を主役にした映画を撮れば、借金はチャラにしてやると放言。藍には女優になるという夢があったのです。満場一致ではないものの、早速撮影に。

20161030041808-c31bd6043503c4f4dbdb97d638b14fe106e40f8c.jpg

映画のモチーフは「白雪姫」。もちろん藍が主役の白雪姫で、組員やホステスは小人に。藍の息子の啓之(清水啓之)も加わりました。王子様役には新名の友人の信濃(信濃岳夫)です。信濃は何も知らされず、ただ役者の仕事があるという誘いでやってきたのでした。藍は着物から白雪姫風のワンピースに着替えてスタンバイ。

20161030041818-20c351dcd4f92b56bb3d65c099b4ddeebd4b61d3.jpg

20161030041834-ed2ddba1048920b6f0d4dc4814f4064234a23a22.jpg


20161030041839-b0ba526ac1aea07ac9022882a9186008ffa30cc8.jpg

撮影の段取りを確かめていると、新名が「藍さん、後ろ向いてください」と客席に背を向けるように促します。くるりと振り返るとワンピースのファスナーが半開! 手の届かない藍、「閉めて!!」と新名や信濃に依頼します。二人がかりで懸命にファスナーを閉じようとするも、少し動いただけでまた下がってしまい、大奮闘。ようやく閉じると会場からも拍手が起こりました。そんなハプニングもつかの間、今度は髪の毛がファスナーに引っかかってしまい、頭がどんどん後ろに引っ張られる藍。首を前後にかくかくと動かし、奇妙なダンスを踊っているかのような姿に笑いが起こるものの、当の本人は必死の形相。新名が慌てて外すして事なきを得ていました。

20161030041826-16111db9c279252701081ac97b03fc5dedab4d2d.jpg

20161030041853-e7253c38c9ee4494fd204e131e8d9171ad1ad35b.jpg

白雪姫と言えば、眠りについた白雪姫を王子様がキスして目覚めさせるシーンが有名です。ここではもちろん、信濃とキスをすることに...。たじろぐ信濃、眠っているはずなのに迫りくる藍。最終的には藍が馬乗りになってキスシーンに挑み、その騒動にも会場は沸きました。

20161030041859-11946698812087c7ab5152decad7a79b916cc435.jpg

映画撮影をよそに、一人不穏な動きを見せるのは佐藤。藍のやり方に不満を覚えている佐藤は、敵対する組織、花月組に寝返ることに。そして花月組の面々を酒井組に襲撃させるというシナリオを描いていたのでした。そのシナリオと、新名が描いた映画のシナリオが徐々にリンクし始め、映画撮影チームも騒動に巻き込まれることに。花月組の奥重(奥重敦史)とながい(タックルながい。)が酒井組に乗り込んだところで一触即発。実は花月組の面々は佐藤をも裏切っていたのでした。銃口は藍に向けられ、あろうことか発砲...! 藍の体に3発の玉が命中し、誰もが死を覚悟したそのとき、豪快な笑いを発しながら胸の下から薬きょうをぽろぽろと落とす藍...。漲る緊張感が一瞬にして崩壊、絶妙な間に惹きこまれました。

終始、どこかとぼけている酒井組の面々。そんな彼らをあの手この手でツッコむのは、頭の藍。普段は突っ込まれることの多い藍が、てきぱきとツッコミに徹していたのもレアなシーン。ここでしか観れない一面にお客様も大満足でした。

20161030041905-cdd215a52b0887c86cdb57396393c4dd24ae9cb4.jpg

エンディングでは「どやさ~」と照れる藍。座長公演ということもあり「親戚300人来てます!」と満員の会場を見渡します。そして「(座員の)皆さんのお力を借りて、また、観に来てくれて、最高のひと時になりました!」と満足げな表情を浮かべていました。

【酒井藍】【吉田裕】【松浦真也】【太田芳伸】【諸見里大介】【佐藤太一郎】【金原早苗】【井上安世】【森田まりこ】【清水啓之】【新名徹郎】【信濃岳夫】【タックルながい。】【奥重敦史】【滝見信行】【もじゃ吉田】【服部ひで子】