『えんとつ町のプペル』コスプレのキングコング・西野がハロウィンの渋谷で早朝ゴミ拾い!
10月30日(日)、東京・渋谷にて、キングコング・西野亮廣が主宰する早朝ゴミ拾いのボランティアが行われ、数百名の有志が参加しました。
昨年も行われたハロウィンの早朝ゴミ拾い。今年はハロウィン当日が平日(月曜日)ということもあり、昨年に比べると人出が分散されているとはいえ、この日も早朝から渋谷の街はさまざまなコスプレの人たちでごった返しています。
早朝6時、集合場所の∞ホールにもたくさんのお客さんがつめかけます。西野がブログやツイッターで呼びかけたこともあり、西野本人を始め、先日発売された西野の絵本『えんとつ町のプペル』のコスプレをしている人が多いのですが、他にも多種多様なコスプレ姿の人が集まってきます。ほぼ満杯の∞ホールを見渡した西野は嬉しそうに、いろんなコスプレを見ては「ええなぁ」などと気軽に声をかけ、お客さんと会話していました。
8時半に神宮通公園に集合するまで各自ゴミを拾うのですが、「ゴミがあまり落ちてなくて、ゴミ袋の見栄えが悪かったらご自身でゴミを作ってください(笑)」との西野の言葉に笑いが起こります。
20~30人ごとに適当にグループ分けをするため、西野が「声のデカい人~!」と声をかけ、手を挙げた人の中から、一目で分かりやすいような目立つコスプレの人を探します。結果、ちょんまげ姿の人やゴジラの被り物をした人、全身黄色で頭に金色のうんち型の帽子をかぶった人などがリーダーに任命され、それぞれ数十人を引き連れ、さっそくゴミ拾いに向かいます。
お客さんたちが出発した後は、『えんとつ町のプペル』にサインを書き始める西野。これは、予約販売で購入されたお客さん用のもので、絵本にサインを入れて送るそうで、その作業を少ししてから、自ら絵本の入ったダンボール箱を持ってポストに投函しに行きます。その際、道路を渡るときにもタクシーに乗っていたお客さんから「がんばってください!」と声をかけられる西野。ハロウィンの早朝に西野がゴミ拾いをするということが広く知れ渡っているということを実感した一幕でした。
その後は街を歩き回り、散り散りになったボランティアのメンバーに合流しては「がんばって~!」とみんなにゲキを飛ばす西野。東急本店前あたりで「このへんすごい汚い!」「うわっ、なんか汚いの踏んじゃった!」などと言いながらもメンバーに声がけをし、一緒に歩き、写真をお願いされると嫌な顔一つせず応じます。
ゴミを(多少?)拾ったりしながら、だんだん集合場所に近づいていく西野。散り散りだったメンバーも集結し、集合場所でゴミを引き渡した後は再度みんなで∞ホールに移動することに。西野が先頭に立ち、子供たちに取り囲まれ、クイズを出し合いながら和気あいあいと歩きながら全員を引き連れて渋谷の街を移動していくさまは、まるで「ハーメルンの笛吹き」のよう(笑)。∞ホールに戻ってからもクイズは続き、最後に子どもに出されたクイズにまんまと引っかかった西野は、子ども相手に本気で悔しがり、「クソが!」と汚い言葉を(笑)。さらに、「漫才で戦ったら勝てるのに......」などと、負け惜しみがひどい西野でした。
リーダー役のひとり、うんちコスプレの男性に話を聞いてみると、「楽しかったです!」とニッコリ。なんでもゲーム会社の社長さんだそうで、ハロウィンに関係なく、毎日うんちコスプレをしているんだとか。また、去年も参加したという、新横浜から来たプペルのコスプレのお父さんと男の子も「楽しかった!」と笑顔。どんなゴミが落ちていたか聞いてみると、男の子は「ガムとかライター、ペットボトルやタバコ」などを拾ったと話してくれました。同じく、去年も参加したという、プペルのコスプレをしていた女子2人に話を聞いてみると、「ハロウィンでコスプレをしても、ただコスプレをしたってだけで終わっちゃうけど、ゴミ拾いの時にコスプレができると、コスプレもできてゴミも拾えるので楽しいです」と笑顔で話してくれました。
最後に、全員で赤や緑のゴミ袋(が入っていた紙バッグ)を掲げ、なぜか「メリークリスマス!」と掛け声をかけて記念撮影をすることに(笑)。バッグが赤と緑なので、確かにハロウィンというよりクリスマスの方が全体の雰囲気に合っていました。
「みなさん、ありがとうございます!」と西野が挨拶、最後に拍手が起こってゴミ拾いイベントは終了。
イベント終了後、西野に感想を聞いてみると「楽しかったです」とこちらも笑顔。「ちびっこと一緒にイベントって、なかなかする機会もないので。今回は『えんとつ町のプペル』っていう絵本が出たタイミングだったんで、参加者にちびっこが多かったですね」と子どもたちとの交流が多かったと明かします。
また、「早起きっていいですね。早起きしてゴミを拾うっていうのはなんか楽しいんですよね。これがお金が発生すると途端に仕事感が出ちゃってイヤになるんですけど(笑)」と話し、ゴミ拾いイベントについては「今後も続けていきたいですね。大々的にとかではないですけど。ハロウィンが盛り上がってるじゃないですか。せっかく根付いた文化だし、これからも遊ぶ人は遊んだらいいし、僕たちはゴミを拾うのをまぁまぁ楽しんでやってるんで、どうぞどうぞみたいな感じで(笑)」と、ゴミを捨てる人に対しても寛大な心を見せる西野。でも、「ゴミを出すのがダサいっていうふうに、ちょっとずつなっていったらいいですね。チビちゃんたちがゴミを拾ってる映像を見て、『あれ、これ(大人が捨てたゴミを子どもに拾わせて)大人として大丈夫かな?』みたいな(笑)」と、マナーが少しずつ良くなっていけば......という希望も語っていました。
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