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2016年11月 1日 (火)

庭園デザイナー・石原和幸が『チェルシーフラワーショー2016』でプレジデント賞を受賞!「お笑いの演芸と花の園芸の『Wえんげい』を目指します」とさらなる意気込みを語る!!

10月31日(月)、東京・セルリアンタワー東急ホテルにて、庭園デザイナー・石原和幸の『「王立園芸協会チェルシーフラワーショー」5年連続「金賞」受賞記念祝賀会』が開催されました。
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庭園デザイナーとして世界的に評価されている石原は22歳のとき、いけばなの本流「池坊」に入門。庭師に転身して以降、2004年からイギリス・ロンドンの高級住宅街・チェルシーのロイヤルホスピタルにて毎年5月に開催される国際ガーデニングショーの最高峰である『王立園芸協会チェルシーフラワーショー』に作品を出展。これまで11回出場し、8つの金メダルを獲得しています。
今年はガレージと庭を融合させた「千里千庭ガレージガーデン」を製作して、アーティザン部門で金メダルを獲得。さらに、全部門の中から最も素晴らしいガーデンに贈られる最高賞の「Predident's Award(プレジデント賞)」も受賞しました。なお、プレジデント賞の受賞、5年連続での金賞受賞は日本人では初めての快挙となります。

午後から行われた囲み会見に、博多華丸・大吉、森三中・村上知子、おかずクラブも出演。MCを武内由紀子が務めました。
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「本日はこんなにたくさんの方にお集りいただき、ありがとうございます」と、報道陣へまず感謝した石原。「2020年に向けて、吉本さんと一緒にお笑いの演芸と花の園芸の『Wえんげい』でたくさんの笑顔をつくることを目指していきたいと思います」と抱負を語ります。
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ゆかりのある芸人として登場した4人。「ゆかりは出身地が近い!」と言い切る華丸に、大吉は「僕らは福岡で、石原さんは長崎。僕らは福岡で街ブラの番組をさせていただいていて、庭園などの取材をさせていただくと石原さんの名前がよく出てました。よしもとの方だったのだと知ってずっとお会いしたかった」とコメント。「これを機に、長い付き合いをお願いします」と深々とお辞儀する華丸です。
以前、テレビ番組で共演したという村上。「この賞を獲る少し前にご一緒したんですけど、『来月、イギリスまで賞を獲りに行くんだ』と話していて、本当に賞を獲ってきた。有言実行でカッコいいなと思いました」と祝います。
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「一度しかお会いしたことがないんですけど」と切り出したおかずクラブ・ゆいPは「1時間くらい楽屋にいたときに、石原さんの華々しい受賞歴を書いたパンフレットを見させてもらったり、ポール・スミスさんと仲がいいと聞いたり......。ハチ公の庭園もつくったんだと聞いて、『あの茂みですか?』と言っちゃったりしてたんですけど、こんなにすごい人だとは。5年連続ですもんね」と感嘆。オカリナが「エリザベス女王との写真を見せてもらったけど、女王の目線が来てなかった」と指摘すると、大吉は「石原さんは今日の主役だからね。言葉の端々がおかしいですよ」とチクリ。村上が「雰囲気は、近所のおっさんというか」とそういった指摘もしやすい寛容な人柄であることに触れると、ゆいPも「そう。気さくな方なんですよね」と同調しました。
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その後、4人は石原が考案したベジタブル盆栽に挑戦。用意されている野菜やハーブのうち2種類を使って、墨と苔で鉢植えをつくるというルールのもと、作業に取りかかります。
「感性が大事」というアドバイスを受けた大吉は「じゃあ、ビビッと来たやつでやります」と宣言。「難しいなぁ」など呟きながら、それぞれの作品を完成させます。
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できあがった作品に手を加えていく石原ですが、オカリナの作品を観た途端、「これなら1つだけのほうがいいんじゃない?」とローズマリーを切り取って大幅に手直し。「あぁ! 私の作品じゃなくなりました」と嘆くオカリナを観ていた大吉は、「2種類っていう公式ルール、なくなりましたねぇ」としみじみ呟きます。
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結果、イチゴとパイナップルセージを用いた大吉、月桂樹とローズマリーを使った村上の作品が1位に。すかさず大吉が「これもらえませんか?」とプレジデント賞の盾を奪おうとすると、「いやいやいや!」と慌てまくる石原でした。
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囲み取材で、改めて受賞の喜びを聞かれた石原。「約600の参加者からナンバーワンになった。英国の方にも認めていただけたと思うと嬉しい」と語ります。「5年連続ってすごいですよねぇ」と切り出した華丸は、「あの強かったホークスでも、3年連続は無理でしたからね......。ホークスも5年連続を目指して欲しいですよね」とポツリ。大ファンの福岡ソフトバンクホークスが今季パ・リーグ3連覇を逃してしまったのがよほど悔しかったようで、大吉が「まだまだ引きずってるようです」とフォローします。
花を観るたびに石原を思い浮かべるようになったというのは、おかずクラブ。番組で古民家の再利用を一緒に行ったという村上は、今日の勝因について「先生のやりたいことが、この前一緒させてもらったときにわかったから」と分析しました。
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受賞作について、石原は「お庭とガレージを分けるのではなく、ガレージごと庭にしようと思いました。このガレージでは365日、季節を楽しめるようになっていて、もみじは20種類以上使っています」と説明。芝生を大切にするイギリス人は芝生を痛めてしまう苔を嫌うそうですが、苔をふんだんに使う石原の庭を観て「大嫌いな苔が好きになったと言ってくれた」と喜びます。
先ほど語った2020年に向けての意気込みについて問われると、「フルマラソンの42.195km全部が花でつながったら素晴らしいですよね」と思いを馳せました。
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夜には祝賀会が行われ、多くの来場者がお祝いに駆けつけました。
MCを務めたのは、武内と博多華丸・大吉。「なぜ我々が司会をやっているのかというと、石原さんと同じくよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属しているから。石原さんは我々の後輩です」と大吉が言えば、華丸は「まだ入って2年らしいです」と補足します。
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その言葉に笑いながら、深々と頭を下げた石原は「こんなにたくさんの方にお集まりいただき、誠にありがとうございます!」と挨拶。「僕は長崎出身で最初は畑違いの仕事、モトクロスの契約ライダーをしていました。20歳で目が悪くなって辞めたあと、お花の世界へ入っていろんなことがあって、40歳手前で始めた花屋は最初こそうまくいってたんですが、バブルが崩壊して花が売れなくなった。そこでもう一度チャレンジしたいと思って、2003年にチェルシーフラワーショーを観に行って、モトクロスでは世界一になれなかったけどお花で世界一になろうと決意して、2004年にチャレンジしたら金賞をいただけた」と、これまでの軌跡を語ります。
獲った金メダルを地元で見せたものの、周囲の反応は薄く、2006年に一念発起して上京。いろんな人と出会っていろんな仕事が増えていったことへ感謝しながら、「よしもとの人とも出会って、お笑いの演芸と花の園芸の『Wえんげい』をつくっていきたいと思っています」と意気込みを。また、来年開催される同大会の出場決定の知らせが3日前に届いたことを報告し、「6回連続金賞受賞できるようにがんばります。今後ともご支援よろしくお願いいたします」とお辞儀しました。
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乾杯後の歓談時には、森三中・村上、星田英利、おかずクラブ、藤井隆からのお祝いメッセージが流されました。村上は「本当に素敵なお庭をつくられる方。なぜよしもとにいるんでしょう?」と笑いながら質問を、星田は「庭園界のイチロー。6年、7年と金賞を獲り続けてほしいですね」と激励しました。
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祝賀会中盤には、石原による生け花ショーも。「みなさんがビックリするようなものを8分でつくります」と宣言した石原は、ジャケットを脱いで作業に取りかかります。
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足で枝を折るなどダイナミックに花を生ける様に、感嘆する華丸・大吉。「簡単そうに生けてますけど、すごい技術なんでしょうね」(大吉)「あっという間ですね。まだ2分くらいしか経ってないんじゃないですか?」(華丸)と興味津々に見守ります。
華麗なハサミ裁きには、「カリスマ美容師みたい」との声も。宣言通り、8分以内に生け花を完成させた石原は「テーマは秋風。赤い花で紅葉を表しながら、街が赤く色づいていく感じを出しました」と説明しました。
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最後は、これからの夢も発表。最近手がけている庭園を紹介しつつ、商業施設やホテル、さらには街全てと緑を融合させたデザイン画を紹介しながら、「江戸時代の日本は庭師が多かった。けれど、今の日本は先進国の中で庭師が非常に少ない。庭師になりたくても仕事はないんです。以前はなりたい職業に花屋と答える小学生の女の子が多かったけれど、今はいない」と日本での造園業の難しさを切々と訴えながら、「どうかみなさん、花でも植木1つでもいいので家に飾ってください」と呼びかけました。
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