参加表明のヒューマン、ゆりやん、池崎らがギャグ合戦! 「『R-1ぐらんぷり2017』やります記者会見」詳報
11月15日(火)、ヨシモト∞ホールにて「『R-1ぐらんぷり2017』やります記者会見」が開催されました(以下、敬称略)。
15回の歴史を数えるひとり芸のコンテスト『R-1ぐらんぷり』が、2017年度の開催が発表され、エントリーはすでに募集開始。
予選は12月27日よりスタートし、決勝大会は来春に、カンテレ・フジテレビ系で全国ネット生放送されます。
この日の会見には、前回優勝のハリウッドザコシショウを始め、エントリーを表明したアキラ100%、石井てる美、エハラマサヒロ、サンシャイン池崎、天竺鼠・川原、ヒューマン中村、松下笑一、マツモトクラブ、もりやすバンバンビガロ、ゆりやんレトリィバァ、ルシファー吉岡(※五十音順)が出席。
予選大会のMCでもお馴染みのはりけ~んずがMCを務め、『芸-わんグランプリ』なる犬のコンテストの仕事が来たことから、「『R-1』のおかげで、人間から犬まで仕切れるようになったんですよ(笑)」と愛犬家の前田が報告します。
まずは、前回王者のザコシショウによるトロフィー返還。
客席後方から姿を現し、「フー!」と往年のリック・フレアーのような奇声とともに登壇したザコシショウは、R-1優勝後の多忙を振り返りつつ、生まれた双子には「ハンマーちゃんとカンマーちゃん」と名付けたとうそぶき、笑いを誘います。
また、優勝賞金500万円は、多忙につき、まだ手付かずだそうで、「僕の顔面のアンパンマンカーみたいな車を作ろうと思ってます」といった願望を吐露。
そして、エントリーを表明したピン芸人が一人ずつ姿を現し、もりやすがリコーダーでのジャグリングを披露したり、「出演者です」(ヒューマン中村)、「調子のっちゃって」(ゆりやんレトリィバァ)とさっそくギャグ合戦の様相に。
全員出揃っても「イエー!」と奇声を発する池崎がグイグイ前に出て、「めちゃくちゃ苦手」と中村が拒否反応を示せば、「あいつ(中村)、優勝できなさすぎて、頭ハゲて来てんねん(笑)」とエハラが暴露するなど、ステージ上は大賑わいです。
改めて、ひとりずつ紹介することとなり、エハラが「決勝の記者会見やと思って、タキシードを着てきました」と切り出せば、川原は「季節外れの野菜枠ということで」「決勝は2回行ったことあるんですけど」「コンビ解散して」などデタラメを淡々と列挙。
この日もトレイ1枚で現れたアキラ100%は、昨年の敗者復活ステージを振り返り、「モニターに映れたということで、R-1さん側もゆるくなっているんじゃないかと。セキュリティーが」と前向きな姿勢を見せれば、最高2回戦という戦績の石井は「R-1優勝というアメリカンドリームを手に入れたいと思います」とヒラリー・クリントンになりきり、アメリカでも大ウケだったことを報告します。
今年度は大道芸人やユーチューバーなどにも幅広くエントリーを呼びかけていることから、意気込むもりやすは、木村祐一から「お前、決勝イケるんやないか」と声をかけられたエピソードを披露。
また、松下もR-1では最高2回戦という戦績ながら、バルーンアートでは日本一などの実績があり、よしもと内で60名ものメンバーに風船芸を教えているそうで、「メンバーが増えたおかげで、営業が減っちゃったんで」と結果を渇望します。
ルシファー吉岡は、ネタがエロいため「放送コードとのせめぎ合い」「決勝が深夜2時とかならいいんですけど」と漏らし、さらには持ちギャグの「ズドン!」を繰り返すも、「ズドンがイマイチで元気がなくなりました」と意気消沈。
昨年は逃したものの、5回連続決勝進出を誇るヒューマン中村は、「単独ライブ4回、ネタ50本くらい作ったので、油断しています」と自信を覗かせます。
2年連続決勝進出のゆりやんレトリィバァは、「ズコー、ズコー、体育、体育...今日の時間割最高」といったギャグを連発し、右肩上がりにウケていくと、「(吉岡の)ズドンとえらい違いやな(笑)」と前田も大笑い。
最後に、2年連続敗者復活から決勝へ進んだマツモトクラブは、「(スタジオへの)階段を急いで登らされたので、今年こそストレートに決勝行って、ゆったりと階段を登りたいなと」とし、ザコシショウと同じSMA所属のため、「2年連続でトロフィーを(SMAの劇場)びーちぶに持って帰りたいです」と虎視眈々。
続いて、歴代R-1王者からのエールがモニターに流れ、「ザコシが優勝して地に落ちたR-1を上げて欲しい」(なだぎ武)、「優勝するとイタリアに行く機会が増えます」(じゅんいちダビッドソン)といったコメントが笑いを誘います。
また、浅越ゴエの「だいたい会見に出ている芸人さんは、優勝できません」には「おい!」と全員でのツッコミが入り、三浦マイルドは「今年、僕も参戦します。もう一回優勝します!」と思わぬ形での参加表明も。
会見も終演時間が迫ると、再びギャグ合戦となり、ヒューマン中村が高専ロボコンのひとコマを再現すれば、ザコシショウは「誇張しすぎたピコ太郎のPPAP」で爆笑をさらい、池崎との筋肉コラボ(?)という2ショットで幕を閉じました。
その後の囲み取材では、エントリーについて訊かれたザコシショウが「おいでやす小田くんの前でやりたかったから、出場したかったんですけど、まだ仕事があるので、今のところ出場しない予定です」と不参加の模様。
「優勝した時の公約、優勝できなかった時の公約」を訊かれると、「(優勝したら)ヒラリー・クリントンさんにお会いしたいです。多分、大統領になれなかったからお暇だと思うので、アメリカでコラボしたいと思います」と石井が口火を切れば、エハラが「優勝したらアメリカに行って、ビッグになりたいなと思っています」と聞き覚えのあるコメントで答え、その後は「アメリカでビッグに」をかぶせる面々。
松下は「優勝したら500人の方を招待して、無料の風船講習会をしたいと思います。優勝できなかったら、会社に内緒の営業いき倒します(笑)」と宣言し、中村も「優勝したら(ネタをまとめた)本を出したい。優勝できなかったら、結成します。劇団結成します」と半信半疑の公約が次々飛び出しました。
『R-1ぐらんぷり2017』へのエントリーの方法、予選(1回戦~準決勝)のスケジュールなどの詳細、最新情報は、公式サイトでご確認ください。
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