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2016年11月26日 (土)

ケンコバ、フット・岩尾が準決勝大会に 『ダイナマイト関西2016』予選トーナメント8レポート

11月18日(金)ルミネtheよしもとにて、バッファロー吾郎主催のガチ大喜利対決『ダイナマイト関西2016』予選トーナメント8が行われました。一般参加も可能なオープントーナメントとしては約8年ぶりの開催。予選トーナメントの最終戦となる第8回目となるこの日の試合には、プレ予選シードメンバーのケンドーコバヤシ、フットボールアワー・岩尾望、椿鬼奴、しずる・村上純、ハマカーン・神田伸一郎、ザ・ギース・尾関高文、インデペンデンスデイ・久保田剛史、プレ予選優勝のダブルブッキング・川元文太の8名が出場。優勝したケンドーコバヤシと、準優勝の岩尾の2名が、11月26日(土)に行われる準決勝大会への出場を決め、これで準決勝進出者16名が全て決定しました。また、エキシビジョンマッチとして、「プレ予選強者サバイバルマッチ」を行い、インポッシブル蛭川、しゅくはじめ、ずん・やす、ビッグタスク・ちはるちゃん、マツモトクラブが激し、ちはるちゃんが優勝しました。
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「ゴチャゴチャ言わんと大喜利好きな奴で誰が一番おもろいんか決めたらええんや!」をモットーに、武コーナーと白虎コーナーに分かれ、1対1でお互いの持ち点5ポイントを奪い合う大喜利対決。「プレ予選」シードメンバーと、「プレ予選」優勝者の8名による「予選トーナメント」(8回開催)各回の優勝者と準優勝者計16名が11月26日(土)開催の「準決勝大会」へ進出し、その上位8名が12月25日(日)開催の「決勝大会」で優勝をかけて戦います。
MCのGAG少年楽団・宮戸洋行と、バッファロー吾郎・竹若、そして"神聖な戦いをつかさどる者"と名乗る天狗のような謎の男(バッファロー吾郎・A)の待つステージに、出場選手が入場。対戦相手を決める抽選を受け、選手が意気込みを述べる中で、1番を引いた尾関が長々とコメント。しかし、結局、笑いにつながらず、ケンコバから「笑いのコスパが悪い!」と喝が。そんな中、迎えたケンコバの番。ケンコバが「今日は自ら枷を負って、お題出た瞬間に目を閉じて耳をふさいで戦います。妹を誘拐したヤツの命令で...」といつものようにウソぶけば、対戦相手の村上は「僕はお題が出る前に答えを1つ書きます」と受けて立ち、コスパのいい笑いをとります。こうした選手たちの笑いの前哨戦に、戦いをつかさどる者も「なんだよこのメンツは...いいメンツじゃないか!」と満足気な中、戦いがスタート!
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一回戦第一試合は、ザ・ギース・尾関高文と、インデペンデンスデイ・久保田剛史の対決。奇しくも、昨年の団体戦での成績から出場権を得た2人の対決となり、「夢の舞台。これにかけていると言っても過言ではない」(尾関)、「面白いことをいうんだと強い気持ちを持ってきました」(久保田)とお互い気合十分。1問目では膠着状態が続いたものの、2問目「初めて来たけど鬼ヶ島って案外〇〇〇ですね」で、久保田が「案外乗り換え不便ですね」などの回答でポイントを重ね5対2に。なかなかポイントできない尾関は、バッファロー吾郎・A曰く「ルパン三世のような声」をあげながら苦しみながらも、鬼から直接電話がくる状態のイラストを見せながら「案外連絡網短いんですね」という回答で、制限時間時間ギリギリに念願の初ポイントをゲット。「よっしゃー!」とガッツポーズし、優勝したかのように喜びました。結果、4対2で久保田が勝ち、「楽しく回答できました」と勝利のコメントを。
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一回戦第二試合は、フットボールアワー・岩尾望と、椿鬼奴の対決。入場時の鬼奴のキャッチフレーズ「魅惑の大喜利クイーン」を「だいぎりクイーン」とコールされたことが気になった岩尾は、「大喜利の大会で、"だいぎり"って」とつぶやくと、宮戸が、鬼奴の夫・佐藤大にかけて"だいぎり"で正解だと解説。鬼奴も「なんで間違ってるんだろうと思ってた」と気づいていなかったことを明かし、「改めて結婚してよかったなあと」と左手薬指の指輪を客席に見せつけました。マネージャーが一緒の2人の対決は、1問目「お客さんが困惑。ペットショップえ値札の横に書かれていた店長の一言とは」から激しいポイントの奪い合いに。岩尾が「再々々々プライスダウン」で速攻ポイントを決めれば、鬼奴は犬に値札が付いたイラストとともに「140万ペリカ」と回答しすぐにポイントを奪い返します。2問目も2人の勢いは止まることなく、ハイレベルかつスピード感ある試合を繰り広げた結果、2対1で岩尾が勝利。手に汗握る試合を終え、岩尾は「何とかですね」と厳しい戦いだったと口にしました。
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一回戦第三試合は、ハマカーン・神田伸一郎と、ダブルブッキング・川元文太の対決。登場した2人は、神田は「大喜利だけはお金の力で解決できないので、何とか面白い回答を絞り出したいと思います」、川元は「事前にお題を聞いて出る大会とは緊張感が違う」と、お互い"らしい"コメントを。らしさは大喜利でも爆発。1問目「BARで一人落ち込む客にマスターが取った気の利かない行動とは」では、「マティーニにひよこを浮かべる」など神田の乙女回答に対し、川元は「ウォッカを床にまいて火をつける」など"気の利かない"どころではないブラックな回答で応戦。激しいポイントの取り合いとなり、2問目で時間切れとなり2対2の引き分けに。延長戦のお題「ジャッキー・チェンがマジックショーを開催。一番の見どころは」では、3分の制限時間に余裕を残し早々に回答した川元「ユン・ピョウが溺死」と、時間ギリギリまでねばった神田の「その日行われたサモハン・キンポー切断のNGシーン」とで対決の結果、2対1で神田が勝利。「信じられないです。あの川元さんに勝てるなんて」と乙女チックに喜びを語る横で、川元は「(回答の中で)いっぱい人を殺せてよかったです」とさらに暗黒面を見せていました。
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一回戦第四試合は、ケンドーコバヤシと、しずる・村上純の対勝。これまでの試合を見て、ケンコバは「めちゃくちゃブチ切れてますよ」と穏やかではない雰囲気。尾関の試合の際の自分のコメントが気に入っているAに対し、「A先生のルパンどうこうはイケてるの思ってるのか?」と、解説席への怒りを爆発させます。対する村上は「謙虚な気持ちで頑張ります」といたって穏やかなコメントで、試合スタート。1問目「道に迷った人からの電話に「そこから何が見える?」と言われた時の思わぬ返答とは」から、ケンコバがエンジン全開。「ホストとおばはんが殴り合いしてますわ」で速攻ポイントを奪取した後も連続ポイントを重ね、一方的な試合展開に。村上も必死に食い下がったものの5対0でケンコバのストレート勝ち。絶対王者としての圧倒的な強さを容赦なく見せつけながらも、ケンコバは「こんなに苦しい戦いは初めて」とうそぶき、「勝因は笑いのコスパです」と締めました。
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ここでエキシビジョンマッチとして、計16回行われ約1400名が出場したプレ予選で、優勝は逃したものの爪痕を遺した、インポッシブル蛭川、しゅくはじめ、ずん・やす、ビッグタスク・ちはるちゃん、マツモトクラブの5名による「プレ予選強者サバイバルマッチ」を。1問目「主婦がママチャリで爆走しながら絶叫していた言葉とは」では、やすの「京都やめよう」、ちはるちゃんの「酢味噌を赤とんぼにとられた~」、2問目の「奇をてらいすぎた翻訳家「I LOVE YOU」を何と訳して怒られた?」では、蛭川の「地蔵柄杓洗い」、マツモトクラブの「キミは僕にとってのアグネス・チャン」などの回答でポイントを奪い合い、白熱した展開に。Aも「みなさんすばらしい!」と戦いぶりを称えるものの、「ただ答えに華がない」と一言。それを聞いたやすは、フリップの回答の右上に小さく花の絵を描き、Aと会場を爆笑させました。また、4名が順調にポイントを重ねる中、全くポイントできないしゅくは、結局、自爆点で最初の退場者に。その戦いぶりを見たケンコバは、自らが率いるネゴシックス、ムーディ勝山ら"右肩下がり軍団"にスカウトしたい」と興味を。熾烈な戦いの結果は、独特の世界を展開したちはるちゃんが優勝しました。
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準決勝第一試合は、インデペンデンスデイ・久保田と、フットボールアワー・岩尾の対決。入場時にコールされる"浅井のぽっちゃりマニアック"という自身のキャッチフレーズが気に入った久保田は、「ぜひ墓石に掘りたい」と。一方、岩尾は以前のキャッチフレーズから"ハロー大喜利プロジェクト"に変わったことで、「前は"ブサイク"って入ってたのに、なくなったってことは"ブサイク"じゃなくなったのかな」とポジティブな感想を。1問目はお互いマイペースな展開だったものの、2問目「「大統領になった途端にキャラ変わりすぎやろ!」トランプ大統領が放った言葉とは」で急激に試合が動きます。岩尾の「タコスうめ~」、久保田の「we are the world」など風刺のきいた回答で激しいポイントの奪い合いを。結果、2対1で岩尾が勝利。1回戦に続く激戦を何とか制した岩尾は「今回もぎりぎりやった~」と胸をなでおろしました。
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準決勝第二試合は、ハマカーン・神田と、ケンドーコバヤシの対決。神田は「あの川元さんに勝てる奇跡が起きたので、もしケンコバさんに勝てたら、うのちゃんがいくばくかのおこずかいをくれるかな」と謙遜しつつ期待。しかし、ケンコバは1問目から容赦なく、4対2のケンコバリードで問題チェンジ。2問目「ビートたけしの大ファンすぎる園長がつけた動物園のパンダの名前とは」では、神田も本来の力を発揮し、いい回答を連発。2人とも本当に軍団にいそうな名前を回答し、会場に大きな笑いを笑いを巻き起こしました。最後はケンコバが「白金玉黒竿太郎」でポイントし、3対0で勝利。たけしさんのモノマネで「うれしいね」と喜びを。
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決勝戦は、フットボールアワー・岩尾と、ケンドーコバヤシの対戦。2人も大阪の東住吉区出身ということで「どっちが勝っても東住吉区が日本一大喜利偏差値が高い区だと証明できると思います」との岩尾のコメントを受け、ケンコバも「他にも東住吉区には谷村新司さんと、ラウドネスがいる。確かに大喜利面白い」と納得!? ここまでくれば準決勝進出は決定ということで「気楽にやります」というケンコバでしたが、1問目「「ヤバイやつが出てきたな...」仮面ライダーに向かって怪人が言った脅し文句とは」から容赦ない攻撃を。「私は円谷からの刺客だ」「俺は藤岡広弘、と遠縁の親戚だ」などでポイント奪取し、あっという間に4対1に。2問目「50年やっても知恵の輪がとけなかった男。諦める時なんといった」で、「ヒゲそろ」で岩尾が速攻ポイントを取るものの、3対0でケンコバが勝利。ケンコバの猛攻に、岩尾は「気楽にやりますわーと言いながら、あんなにガンガンに来るんやなと」とポツリ。「予選の1位通過者は2位より準決勝で若干有利になる」というAの言葉を信じ全力を出したというケンコバは「3ポイントは有利にしろ!」と、無理な要求を。「ダイナマイト関西」初期からのメンバーの2人の対決となった決勝戦。2人の試合を見ながら、Aは「感慨深いなぁ。この2人を見てると...」としみじみと語っていました。
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エンディングでは、戦いをつかさどる者から、「尾関意外は、名勝負!」とこの日の戦いを総括し、最後は「大喜利は爆発だー!」で締めくくりました。
予選トーナメントの優勝者・準優勝者16名が出場する準決勝大会は、11月26日(土)深夜よりルミネtheよしもとにて、決勝大会は、12月25日(日)よみうりホールにて開催!

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