「よしもと漫才劇場」2周年記念記者会見で「第二回上方漫才協会大賞」開催を発表!コマンダンテら今年活躍した若手漫才師たちのショートネタ披露も
12月1日(木)、よしもと漫才劇場が2周年を迎え、これを記念しての記者会見が行われました。大阪のお笑い芸能文化を継承する若手芸人を育成し、人気芸人を発掘・強化するべく誕生した同劇場。会見では今年1年、さまざまな賞に輝き頭角を現した注目芸人10組が登場してネタを披露したほか、「第二回上方漫才協会大賞」の開催も発表されました。
記者の皆さんのほか、日頃から足を運んでくださる一般のお客さんや、同劇場で活動する芸人たちでぎっしり埋まった客席。まずは各公演で人気のオープニングアクトから、「ギター芸人」の馬と魚、ラニーノーズがステージへ。「よしもと漫才劇場2周年のテーマ」、今月誕生日を迎える人の中からヘッドライト・和田への「バースデーソング」などを即興で歌い、盛り上げます。
「ギター芸人」のパフォーマンスが終わると、どこからともなく黒い幕が...。中から現れたのは、尼神インター・誠子! さらにプリマ旦那・河野、ダンス芸人たちが加わり、先日、YouTubeにアップされ密かな話題を呼んだ誠子&河野の「恋ダンス」をライブ披露しました。ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で人気を呼んでいるこのダンス。ふたりは新垣結衣さん、星野源さんになりきって熱演し、客席は爆笑に包まれました。
続いて、会見MCを務めるかまいたちと堀川絵美が登場。濱家からの「芸人の皆さん、元気ですか?」という呼びかけに、客席から「オーッ!」と雄叫びが上がるなど、会場は早くも熱気に包まれています。
ここからは、今年、賞レースやメディアで活躍した同劇場メンバーたちが、ひとくちサイズでネタを披露。前半は、「第一回上方漫才大賞」新人賞&「第46回NHK上方漫才コンテスト」優勝のミキ、
「第37回今宮子供えびすマンザイ新人コンクール」福笑い大賞のからし蓮根、
「第5回関西演芸しゃべくり話芸大賞」グランプリのプリマ旦那、
「R-1ぐらんぷり2016」3位のゆりやんレトリィバァ、
「第5回ytv漫才新人賞」優勝&「第51回上方漫才大賞」新人賞のコマンダンテ、
後半は「平成28年度NHK新人お笑い大賞」大賞のトット、
「歌ネタ王決定戦2016」準優勝のラニーノーズ、
「第37回ABCお笑いグランプリ」優勝のセルライトスパ、
「MBSオールザッツ漫才2015」優勝の尼神インター、
「第一回上方漫才協会大賞」大賞のアインシュタインが次々と登場し、それぞれイキのいい笑いを届けました。
全組のネタが終わったところで、10組が再登場してのひとことインタビュー。ゆりやんがギャグを繰り出したり、セルライトスパ・大須賀の派手すぎるTシャツがいじられまくるなど、普段の舞台そのままの雰囲気、トークで沸かせます。
また、年末年始にかけて同劇場が贈る、ふたつのおもしろ企画の紹介も。ひとつは同劇場2周年企画として開催される「よしもと漫才劇場検定」。芸人たちが考案した問題を含む全100問からなる検定で、本日よりスタートします。成績優秀な方にスペシャルな賞品も用意されているとのことなので、ぜひ腕試しを!
もうひとつは、同劇場所属メンバーによる「男前&ブサイク芸人ランキング」。観客の皆さんからの投票で決定し、来年の「第二回上方漫才協会大賞」のコーナー企画として発表する予定です。こちらも本日から投票開始。いずれも詳しくは、同劇場ホームページでご確認ください。
いよいよこの日のメーンイベント、同劇場とともに発足した上方漫才協会から、「第二回上方漫才協会大賞」開催の発表が行われます。上方漫才協会文芸部部長の大池晶さん、トータルコーディネート部部長の筒井雅裕さん、事務局長の戸田義人が登壇し、詳しい内容を説明しました。
同賞の発表は、来年1月9日(月・祝)、なんばグランド花月にて開催。「この1年間、よしもと漫才劇場をホームグラウンドに、大勢の若手義認が切磋琢磨して芸を磨いてきた結果、各局の賞レースで多数のチャンピオンを輩出。なんばグランド花月での単独ライブを成功させたり、東京へ活躍の場を広げているメンバーも増えてきている」と、手応えを語った戸田局長。そんな実力派揃いのメンバーから受賞者が選ばれるということで、「将来の上方漫才界を背負って立つ可能性のあるメンバーばかり。彼らの活躍を楽しみに見に来て」と呼びかけました。
ファッションやヘア、メイクの面で芸人をサポートしている筒井さんも、「先ほど(ネタで)出られた中ではコマンダンテさんやプリマ旦那さんなど、ちょっと意識してお揃いの衣装にしたりと、だんだん変わってきているところが見受けられる」と、この1年での変化に言及。
大池さんは、「この1年間、皆さんのネタを見せていただいたが、去年よりさらにレベルが高い。たぶん選ぶ時に悩むことになると思うが、期待もしています」とコメントしました。
最後は上方漫才協会の会長を務める中田カウス、副会長を務める中田ボタンが挨拶を。「1年ぶりに、またここで1分ネタを見せてもらったが、腕が上がりましたね」(カウス)、「楽しみですね!」(ボタン)と、若手たちの成長ぶりに笑顔のふたり。当初から、毎年開催するとは明言していなかった「上方漫才協会大賞」ですが、めきめきと力を付けている若手が多く、「これだけの人数があればやろうと思って」(カウス)と2年連続開催に至った経緯を説明します。今後は「大阪だけで内向きにならず、東京にも『上方漫才協会TOKYO』というのを作ってみたいと思うし、東西が合同でひとつの賞を狙ったり、ということもやってみたい」と新たな目標も。さらに「漫才を愛してくれるお客さまがある限り延々と続く賞なので、若手は頑張ってほしい」と、激励の言葉で締めくくりました。
質疑応答では、大池さん、筒井さんに文芸部、トータルコーディネート部の観点から若手漫才師を見てきた印象について質問が。「ネタのレベルが上がっていて、中には僕らが思いつかないようなテーマもある。非常に密度が濃い、笑いが詰まったネタへと、どんどんレベルアップされているように思います」と大池さん。筒井さんは、ラフ次元やコーンスターチ、いなかのくるまなどのコーディネートを例に挙げ、「ズラッと並んだ時に目を引くなど、ファッションはその人の"像"が焼き付く大きな要素になります」。「上方漫才協会大賞」では、昨年に引き続き、ファッションショーのような形での受賞者発表も考えているそうです。
また、戸田局長によると、オープンな設定で参加できるイベント等も行ってきましたが、今回の各賞に関しては吉本所属芸人が中心となって決定するとのこと。これを受けてカウスは、「僕は現場で若手を平等に見て感じているが、やはり力ですから」と話し、吉本の若手芸人たちの実力に太鼓判を押していました。
今いちばん勢いのある若手漫才師たちが、連日バラエティ豊かなライブを行っている「よしもと漫才劇場」。ますますパワーアップする同劇場の"3年目"に、どうぞご注目ください!
よしもと漫才劇場 http://www.yoshimoto.co.jp/manzaigekijyo/
【中田カウス・ボタン】【かまいたち】【堀川絵美】【ミキ】【からし蓮根】【プリマ旦那】【ゆりやんレトリィバァ】【コマンダンテ】【トット】【ラニーノーズ】【セルライトスパ】【尼神インター】【アインシュタイン】【馬と魚】
第二回上方漫才協会大賞
日時:2017年1月9日(月・祝) 19:15開演
会場:なんばグランド花月
出演:よしもと漫才劇場出演芸人総出演
料金:前売2500円 当日3000円(全席指定)
お問い合わせ:チケットよしもと予約問合せダイヤル☎0570−550−100