FUJIWARA&小籔千豊を驚愕させるフレッシュな若手芸人が続々登場!第17回「よしもとゴールデンアワー」開催
12月9日(金)、なんばグランド花月にて「よしもとゴールデンアワー」が開催されました。たむらけんじを発案者に、今年3月から始まった同ライブもはや17回目! 毎回、知られざる超新星からおなじみの実力派まで、バラエティ豊かな若手芸人たちが一堂に会し、「これぞ!」という自慢のネタを披露。東西入り乱れてのラインナップも、同イベントならではの魅力となっています。彼らの魅力を引き出すMC&ナビゲーターは、テレビや劇場で大活躍中の人気芸人たち。今回は、初登場となるFUJIWARAがMCを、吉本新喜劇・小籔千豊がナビゲーターを務めました。
幕が開き、まずはFUJIWARAのふたりが舞台へ! 原西は「みんな! 俺やで!」とさっそくギャグの先制パンチを繰り出します。藤本は、「勢いをつけるために」原西へさらなるギャグをリクエスト。受けて立つ原西はマイクを置いて、パワフルな生声での「フルテンションからご臨終〜」で爆笑をさらい、「ギャガー・原西ここにあり!」を見せつけました。
続いて呼び込まれたナビゲーターの小籔は、「おふたりをなんばグランド花月で見られるのも貴重ですが、今日は我々がメインではない、若手が主役です。ポピポピ」とカズニョロギャグをまじえて同ライブの見どころを説明。トーク中、なんと袖では藤本の娘さんがパパの仕事ぶりを見学していることも明かされ、ほのぼのアットホームなオープニングとなりました。
最初のネタブロックは、エンペラーからスタート。
さらに金属バット、
ニッポンの社長、
イシバシハザマ、
若井おさむ、
レギュラーと、おもしろネタが続きます。
ネタブロックの合間に設けられた、MC&ナビゲーターと若手芸人たちのトークもお楽しみのひとつ。MCが気になった芸人を呼び出すスタイルですが、ふたりが誰にするか悩んでいるうちに、呼ばれていないレギュラーが乱入! 「最近お気に入りのネタを」と、おなじみ「あるある探検隊」に乗せた新顔あるあるを披露しましたが、藤本からは「置きにいってる!」と間の取り方にダメ出しが。西川が入れる謎の合いの手にも疑問符がつけられ、先輩たちの厳しい愛と指導をしかと受け止めたレギュラーでした。
また、小籔は「エンペラーのツッコミが変。目が怖い」と西山を呼び出し、「ヤンキーやったん?」「友達おる?」と質問攻めに。実際に話してみて、「絶対変わってるヤツや」と確信した3人。小籔は「人を信用していないタイプ。今別府と同じ空気がある」と独自の分析をします。動きや話し方、声などが個性的なこともあり、藤本は早々にモノマネを習得。その独特のツッコミフレーズを「やりたいわ〜! ほしいわ〜!」とうらやましがっていました。
次は、ちょっぴり荒々しい2分ネタが4組。オダウエダ、
コウテイ、
市川フー、
ガゼル西口と、ほかにない面白さが揃います。
原西は開口一番「すごいブロックでしたね」とぼう然。いずれ劣らぬ個性派揃いだけに、3人は誰にするかなかなか決められないようでしたが、ガゼル西口のネタ中に流れていたBGMが気になって仕方がないということで呼び込むことに。西口が披露したのは、福山雅治さんをモチーフ(?)にしたネタで、BGMはラジオ番組をイメージしたものだったとか。「スベったことは通過点! これをバネにして!」と励まされるも、西口は「そんなにスベった意識はない」となぜか堂々と構えています。また、小籔は笑い飯・西田の結婚披露宴で西口がやったというネタを思い出し、「めちゃくちゃ面白かった! なんでアレやれへんかったん!」と悔しそう。FUJIWARAと観客のために、軽くさわりの部分を披露すると大爆笑が! 「ウィーッス!」をさかさまにした「スッウィー!」が、しばし舞台上を席巻していました。
もう1組、気になるコンビとして、オダウエダも舞台へ。手作り小道具を駆使したコントで度肝を抜いたふたり、とくに小田のことが気になったという小籔。きいてみると、「京都の和カフェで働いてそう」(小籔)なルックスからは想像もつかない、「元ヤンで、駆け込み寺に入って浄化してもらいました」という過去が!? 一方、淡々と語る小田の隣で、ついつい茶々を入れてしまう植田は、なぜか3人に大不評。一瞬たりとも黙っていられないため、「今こんなんやったら、オバハンなったときどうなんねん!」と心配されていました。
最後のブロックは、ダークニンゲン、
中山女子短期大学、
ミルクボーイ、
天狗、
ガリットチュウが、再び4分ネタで笑いの波状攻撃を。
原西は、中山女子短期大学がネタで扮したゴジラがどうしても気になる様子で、「こんな緑じゃないやん!」。呼び込まれた中山女子短期大学は、前々から藤本と顔が似ていると言われてきたというエピソードを披露。お互いに「会ったっけ?」「話したっけ?」と記憶が曖昧で、結局は「似ていると言われすぎて会ったつもりになっていた」ことが発覚していました。
最後はお楽しみのゲームコーナー。藤本、原西がそれぞれ6人のメンバーを選び、「言葉でポーズ伝えましょう」と題したゲームに挑戦します。藤本はガゼル西口、レギュラー、オダウエダ・小田、金属バット・小林、ミルクボーイ・内海、原西はエンペラー・西山、金属バット・友保、ガリットチュウ、オダウエダ・植田、ニッポンの社長・辻を選出。ガリットチュウ・福島はコントで着用した水着姿のままゲームに参加、客席の視線をクギヅケに...。
1人の回答者に対して、残る全員が言葉のみでジェスチャーを指示、その意味するところを当ててもらうというこのゲーム。具体的な言葉はNGとなり、正解数の少ないチームには、罰ゲームも用意されています。先攻後攻は、友保と小田のジャンケンで決定。なぜか理想のタイプをきかれた小田は、「ダスティン・ホフマン」と渋すぎる回答で、周囲を戸惑わせます。
小田が勝ち、先攻は藤本チームに。回答者一番手はもちろんリーダーの藤本。さっそく「ピッチャー」というお題に対してメンバーが動きを指示しますが、どうにもピッチャーらしいジェスチャーに至らず、「なんやねん、これ!」と四苦八苦です。あまりの迷走ぶりに原西も「ぜんぜん当たらへんな!」と大爆笑。しかし、ようやく「ピッチャー」にたどり着いてからは、順調に正解を重ねていき、結果は3ポイント!
対する原西チームは、初っぱなから驚くほどスムーズに正解。回答者・西山に出されたお題「フラダンス」に始まり、「ラジオ体操」「スキージャンプ」「ケンシロウ(北斗の拳)」「縄跳び」「三段跳び」「ハンマー投げ」と、どんどん進んでいきます。最終的に、なんと7ポイントを叩き出しましたが、ここで藤本から物言いが!? 「『スキージャンプ』で『ジャンプして』という指示はアカン」など細かい反則を指摘し、減点させることに成功しましたが、小籔は「やってる最中、藤本さんがうるさかったんで、藤本さんのチームも減点2」と厳し〜いジャッジ。結局、逆転ならずで原西チームが勝利しました。
罰ゲームの巨大ハリセンを手にしたのは福島! いかにも力が強そうなその姿に、藤本チームは震え上がります。魔の手にかかるのは、西川、内海、西口に決定。「大丈夫。やさしくするから♡」という福島の言葉が、さらなる恐怖をあおります。勝った原西チームからも、「実は痔持ち」という西山が叩かれる側で参加することになり、計4人が舞台上に整列。絶叫が響くなか、この日が誕生日だった内海だけがハリセンを回避、「ハッピーバースデー♡」というささやきをプレゼントされていました。
エンディングでは、再び出演者全員が舞台に集合! イシバシハザマ・石橋の「瓶詰になっている高麗人参のモノマネ」、天狗・川田の「大福をメガネに乗せて手を使わず食べる」特技、若井の「藤本さんが考えてくれたギャグ」、ミルクボーイ・駒場の「トミーズ雅のモノマネ」などなど、次々披露されていく小ネタに、またまた大爆笑が起こります。原西は「いろんなお笑いが見られてうれしかった!」と感想を。小籔は「これをきっかけに、若手の子を少しでも覚えてほしい」と客席に呼びかけていました。
よしもとゴールデンアワー http://www.yoshimoto.co.jp/goldenhour/
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