"かたつむり"が来年からトリオに! 新加入の岡部は「化学反応」を展望!
12月13日(火)、東京・ヨシモト∞ホールにて、かたつむり単独ライブ『マインドコントロール』が行われ、来年1月1日より、元ぺぺの岡部を加えたトリオ「かたつむり」として活動することが発表されました。
※左より、中澤本鮪、岡部、林大介
今回の『マインドコントロール』開催に向け、かたつむりはツイッターなどで「年内での活動終了」「最後の単独ライブ」などと告知。
ファンならずとも解散や引退を含めた様々な憶測を呼んでいましたが、この度、来年1月よりトリオとして再スタートを切ることとなりました。
会場に入ると、そこはかたつむりの葬儀場と化し、ステージ上ではお坊さんによる読経も。
異様な空気の中、ライブは漫才でスタートしたものの、漫才後の楽屋でのひとコマを皮切りに、『BAR』『筆箱』といったキーワードで、きっちりとした芝居で人間ドラマを描きます。
その一方で、笑いどころもたっぷり用意。
ファンにはお馴染みのシャケも具現化して登場し、イクラを大量に取り出して爆笑を呼ぶシーンもありました。
クライマックスを迎え、岡部は戦地に取り残された3人目の兵士として登場。
岡部は、2人にムチャブリされる形で「陽気に見せてるけど口内炎!」といったギャグの連発で沸かせました。
これまでの感謝を伝える感動的なエンディングVTRを挟んで、冒頭の楽屋シーンに戻ると、「かたつむりに入れろ!」と2人に詰め寄る岡部の姿が。
ところが、元サヨナラダンスの滝野もかたつむり入りを希望し、じゃんけんの末、勝利した岡部が、晴れてかたつむり入りとなりました。
終演時間が迫り、役から降りた中澤が「茶番ですいません!」と謝罪すると、林も「ツイッターからずっと茶番やってて。解散するって言ったらこれだけ来るんだよ。お前らどこにいたんだよ!(笑)」と感情を爆発。
大急ぎで、来年1月1日からトリオで活動すること感謝を述べ、最後は会場全体での3本締めで終演を迎えました。
終演直後の3人に話を伺うと、まずトリオ結成の経緯は、ぺぺ解散直後、岡部が林へ直談判したとのこと。
「すぐ林に"入れてくれ"と連絡したら"飲みに行こう"と誘われ、小さな居酒屋みたいなところに飲みに行ったんですよ。そこでいろんな話をして、その最中に、林はずっとケータイをいじっているんです。そしたら2時間後に章吾(中澤本鮪)が来て、"今まで話したこと、いちから全部話せ"って」
そう岡部は回想し、林曰く「岡部が入りたいというのを僕らが飲み込んだ」そうです。
岡部の申し出に対しては、「3人になったことないので、面白そうだなって」(林)、「同じですね。3人でやってみたかったというのもあるので、楽しみ」(中澤)と前向き姿勢な2人。
また、林によれば「何かアクションを起こしたい時に、岡部が(入りたいと)言ってきて、タイミングってあるじゃないですか。そういうタイミングなのかな」と感じたそうです。
これを聞いた岡部は、「タイミングが悪かったら、入れなかったということなの? あぶねー! タイミングって重要ですね!(笑)」と安堵の表情。
同期の3人ながら、ギャガーの岡部と芝居が得意なかたつむりとのギャップを指摘すると、「化学反応ってご存知ですか? それ期待していてください」と意気込む岡部に、林と中澤は苦笑を浮かべます。
3人でやってみた今日の手応えについて、岡部は「全然なかったんですよ。ただ、化学反応ってご存知ですか? それになったら怖いですよ」と重ねて宣言。
最後に3人での目標を訊ねると、「『キングオブコント』優勝ですね」(中澤)、「まず、(かたつむりに)馴染むことですね」(岡部)といった真摯な答えに対し、林は「僕だけ売れればいいかな」と抜け駆けを示唆します。
「しがみつく! 林は、お荷物が多い方がいい!」(岡部)、「荷物をふたつ抱えていく形でね(笑)」(中澤)と反発し、意気投合する2人に、「そんなことない(笑)」と笑いながら否定する林。
さらに林は、「解散をほのめかしたら、あれだけの人数(ほぼ満席)が来たので、今度は裏切るなよ」「そのへんはかたつむりのように殻に閉じこもらなくていいですよって、いつでも待ってます」とライブへの来場を呼びかけました。
ちなみに現在「岡部」の芸名で活動している岡部ですが、改名については、「岡部は残すと思うんですけど、本鮪系にしなきゃダメ? 岡部縞鯵とか岡部ビンチョウマグロとかになってくるのかな...しっかり考えます(笑)」と改名も視野に入れているようです。
兎にも角にも、トリオとなる「かたつむり」の活動にご注目下さい!
【かたつむり】【中澤本鮪 】【林大介】【岡部】