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2016年12月16日 (金)

近畿大学と吉本興業が包括連携協定を締結!大阪らしい「おもろい」研究や教育、情報発信を展開

このたび近畿大学(大阪府東大阪市)と吉本興業は、大阪らしい「おもろい」研究や教育、情報発信を共同で展開し、日本のみならず世界に向けてさまざまな価値を創出するべく、包括連携協定を締結しました。12月15日(木)、なんばグランド花月で行われた記者会見には、近畿大学の塩﨑均学長、弊社代表取締役社長・大﨑洋のほか、すっちーやテンダラーなど所属芸人も多数出席。同協定の詳しい内容等が発表されました。

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挨拶に立った塩﨑学長は、「どうして吉本興業さんと協定を結ぶのかと思われるでしょうが、私は医者で、笑いというものの科学的な検証をずっと前から考えてきました。医学をやる立場からすると非常に興味のあるところで、ぜひ科学的な検証をしっかり出していきたいと思っています」と説明。さらにもうひとつの目的として「大学もメディアに訴える情報をきっちり開示していかなければならない。そういう面で、吉本さんにお教えいただくことが多々ある」という点を挙げました。また、「吉本さんと一緒に"頑張れる人間"とはどういうことかを追求していきたい」とも語り、今後の連携に期待を込めます。

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一方、大﨑社長は「大衆に奉仕をする」という吉本興業の社是に触れ、「近畿大学様も『大衆の大学』を目指しておられるということで、接点があったと思う。こういうご縁をいただき、ともに大阪、日本の発展のためチャレンジするのはワクワクする次第です」と挨拶。「当社の全社員・全芸人が近畿大学様に入学し、勉強をイチからやりなおしたい」とも語り、「昨今の若者はひ弱だったりもするが、吉本の芸人たちははみ出すぐらいたくましいところもあるので、うまく中和していけるのでは。昨今、少しギスギスするような時代になっているなか、少しでも笑いで人と人をつなぐことを目指していければ」と目標を掲げました。

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近畿大学広報部長・世耕石弘さんからは、同協定の概要説明が。「実学の教育」という理念のもと、長年、産学連携を行ってきた同学。今回、新たなパートナーとして吉本興業を選んだのは、「吉本さんの笑いを通じた社会貢献と、近畿大学の人に愛され尊敬される人材育成、これが合致した。なんばグランド花月にも非常に近く、イメージ面でも『エネルギッシュ』『親しみが持てる』といった部分が合っている」ことから。「教育・研究活動の情報発信」「産学連携による新しい価値の創出」「大阪の文化『笑い』を軸とした人材育成」という3本の矢で、大阪らしい「おもろい」を創り、全国、世界に新しい価値を創出することを目指したいと述べます。

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「教育・研究活動の情報発信」としては、近畿大学が世界で初めて完全養殖に成功した「近大マグロ」を題材に、さまざまなコンテンツを制作、NETFLIXなどを通じて世界へ発信していきます。

「産学連携による新しい価値の創出」では、笑いのストレスマネジメントの開発にチャレンジ。関西では唯一、医学部持つ総合大学と吉本がタッグを組み、笑いの医学的効能を検証、大阪らしいストレスマネジメント方法の開発を目指します。具体的には、なんばグランド花月での観劇を通じ、心身の健康に関する数値を抽出・解析、これを医学的な実践につなげていきます。

「大阪の文化『笑い』を軸とした人材育成」としては、吉本興業が豊富なノウハウを持つ「プロデュース」「コンテンツ制作」「コミュニケーション」の分野において共同で教育・研究事業を推進。たとえば講義運営や就活サポート、地方創生などで、就活サポートの分野では、12月22日(木)東大阪キャンパスにて月亭方正による「『すべらん話』の創り方講座」の開催がすでに決定しています。

この後、協定書の締結が行われることに。塩﨑学長、大﨑社長がそれぞれ協定書に書署名を行い、無事に締結式が終了。これを記念して写真撮影が行われました。

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ここからは、すっちー、池乃めだか、未知やすえ、吉田裕、松浦真也、酒井藍、テンダラー、ヘンダーソンが加わり、協定締結をお祝い。同協定を通じてやりたいことや期待することなどを、笑いをまじえてアピールします。

すっちーは、「近大マグロを使って『乳首ドリル』ならぬ『乳首マグロ』をやってみたい」と大きな野望を。

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めだかは「いいものを造っていこうというのは間違いない。ぜひ成功してほしい」と、今後のさまざまな取り組みを楽しみにしている様子です。

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「毎日楽しく過ごす人、笑顔の人の回りには人が集まる。また、おなかの中から声を出すのはストレス発散になり、健康になる。笑っていればストレスはない」と「笑い」の効能について持論を語ったやすえは、「近大生の皆さんにも(新喜劇の)コケの練習をしてもらっては」と提案も。

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今年、近畿大学の学園祭に出演したテンダラー・浜本は、「会場となる特設ステージを、学生さんが自分たちで作ったと聞いて感動しました。今後、吉本が劇場を作る時は、学生さんにお願いしたいです(笑)」と、そのバイタリティを絶賛していました。

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また、芸人から近大生の皆さんへ、就活などに生かせる「鉄板ネタ」のプレゼンも行われました。ヘンダーソンは、人気の「石焼き芋の歌」をアレンジした「近大マグロの歌」というネタを考えてきたとのこと。ところが歌ってみると「♪魚、魚、魚〜」と某人気曲そのままのフレーズで、周囲は失笑...!? 

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妹が近大卒という松浦は、「近大に恩返しできる機会」と歌ネタを披露することに。すち子のサポートを受け、「就活では、自分の魅力を詰め込んだ歌を歌ってみて」とアドバイス。しかし、歌い出すと歌詞が意味不明なブルースで、「わけわからんわ!」とすち子からツッコまれていました。

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芸人たちのやりとりを見ていた塩﨑学長は、「こういう人を育てないといけないですね。楽しくなります」と感想を。さらに、吉田が自身のギャグにちなんだ就活用決めフレーズ「採用せんのかい!」を披露したり、かつて奈良県警に勤めていた酒井が就活に必要な「3つの秘訣」をボケを交えてアドバイスしたりと、まさに「笑い」満載で会見が締めくくられました。

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【すっちー】【池乃めだか】【未知やすえ】【吉田裕】【松浦真也】【酒井藍】【テンダラー】【ヘンダーソン】