漫才劇場ならではの"漫才づくしライブ"がお目見え!トレンディエンジェルも参戦の「OSAKA MANZAI PARTY #001」
12月22日(木)、よしもと漫才劇場にて「OSAKA MANZAI PARTY #001」が開催されました。「漫才師の漫才師による漫才師のための漫才PARTY」と銘打ったこのライブ。あいにくの雨模様ながら、客席は大入満員で立ち見も出る盛況ぶり! 出演者のネタはもちろん、コーナーもすべて「漫才にちなんだもの」という濃密な90分で、漫才の魅力をたっぷりと届けました。
MCを務めるのはアインシュタイン。ライブの趣旨を説明した後、さっそくこの日のスペシャルゲスト、トレンディエンジェルを呼び込みます。大歓声に迎えられたふたりは、アインシュタインとともに軽快なトークを展開。
舞台上に斎藤、たかし、稲田という奇跡の"薄毛トリオ"が並ぶと、河井は「3人合わせても成人男性1人分の髪がない」と大爆笑。すると稲田が「僕は違う。毛根と毛根の間隔が広いだけ」と主張するなど、いつしか薄毛 VS. 薄毛の争いに発展し、河井が仲裁に入るひと幕もありました。
まずは5組の漫才からスタート。一番手のミキは、「金八先生みたいなドラマに出たい」という昴生と、「金八先生を知らない」という亜生が、白熱の兄弟ゲンカで笑わせます。
出会い系サイトをテーマに、人妻とのデートをシミュレーションしてみせたのはからし蓮根。斜め上を行く不思議系人妻キャラで、伊織が青空を惑わせる!?
見取り図は、リリーの「男らしさ」アピールに盛山がツッコミまくるテンポのいい漫才で沸かせます。
祇園のネタは、女子高を舞台にした新米教師ストーリー。天性のナルシスト・木﨑が暴走しまくり、女子高生・櫻井を翻弄します。
前半のトリはトレンディエンジェル。2016年を振り返る時事ネタてんこ盛りのしゃべりで、次々と爆笑を起こしていきます。
後半へ入る前に、前半出演者によるひとつめのコーナー「ツッコミ引き出しPARTY!」でブレイクタイム。トレンディエンジェル率いる見取り図、からし蓮根の赤チーム、稲田率いる祇園、ミキの青チームに分かれ,ツッコミ役からお題となる"ツッコミワード"を引き出すべくボケていくというゲームに挑戦します。制限時間3分で、より多くの正解を引き出したチームの勝ち。赤チームの先攻で試合開始です。
赤チームのツッコミ役は青空。出足は好調でしたが、斎藤の番になると「真面目か!」のツッコミを引き出せず急に苦戦!? たかしは「はやっ!」を引き出すために舞台上を一心不乱に走りまくり爆笑をさらいます。
一方の青チームは、なぜか敵である斎藤から「頑張れ!」と熱い声援を受ける昴生がツッコミ役に。次々と繰り出されるボケに対し、間髪入れずにツッコんでいくものの、微妙にズレたフレーズばかりでメンバーを戸惑わせます。ツッコミというよりその状況をストレートに表現する昴生を見て、河井は「ミキは"ボケ"と"感想"のコンビでやってるねんな」と笑わせていました。結果は赤チームの勝利!
後半も、珠玉のネタが続々。マルセイユは憧れのシチュエーション「逆ナン」にまつわる漫才を。別府から言われるままに演じるストーリーの先には何が...。
おなじみ桑原のボイスパーカッションで幕を開けたトットのネタ。桑原考案のオリジナルアイドルとはいったい...?
「沖縄県人のフレンドリーさを伝えるために来た」という大自然。偶然出会った修学旅行生と沖縄県人が、予測不可能なやりとりを繰り広げます。
最後はアインシュタインが登場。懐かしい学生時代を振り返りつつ、「女子からの告白」をシミュレーション。稲田のまさかの女子高生役に、客席からは笑いとともに悲鳴も上がっていました。
ふたつめのコーナーは出演者全員で。「即興漫才PARTY!」と題し、前半チーム、後半チーム全員がコンビをシャッフル。1組30秒ずつ即興で漫才を行い、5組でひとつのネタを完成させるという内容です。トレンディエンジェルはゲストということで、両方のチームに参加。ボケとツッコミが入れ替わってしまう可能性もり、始まる前から全員戦々恐々です。
前半チームは、「学生時代」をテーマにした即興漫才に挑戦。「いっせいのーで!」のくじ引きで決まった組み合わせにも関わらず、なんとミキがそのままの組み合わせを引き当ててしまう奇跡が起こり、舞台上のメンバーはビックリ。いよいよ本番、一番手はたかし&リリーです。先ほど披露された見取り図のネタを思わせるやりとりで、まずはしっかり笑いを取りました。
二番手の斎藤&青空は、一番手の"女子ネタ"を引きずりつつ、さらにトレンディエンジェルのネタも取り入れた30秒。
続くミキは即興とは思えないハイスピードのしゃべくりで、さすがコンビ!という息の合ったところを見せます。
木崎&伊織コンビは、途中で木﨑が「ちゃんとツッコんでや!」とキレてまたまた大爆笑。
最後は盛山&櫻井。櫻井が木﨑よろしく「おまたせしました櫻井です」と登場し、ネタもしっかり終わらせて、ひときわ大きな笑いを起こしました。
河井は「終われるもんですね!」と感心しきり。後半メンバーにも期待がかかります。くじ引きの結果、トップバッターを務めるのは河井&別府という顔合わせに。テーマは「彼女がほしい」です。別府の「すぐそうやって言う〜」も飛び出し、つかみはOK!?
二番手は斎藤&桑原。斎藤の頭髪ネタと桑原のボイスパーカッションをフル活用して賑やかに盛り上げます。
三番手は多田&里。多田が白井になりきり、大自然ワールドをそのまま再現!
続く稲田&白井も、まったく同じ展開となり客席は大爆笑。稲田による里のモノマネも絶品です。
締めくくりはたかし&津田! たかしの大阪弁ツッコミや「すぐそうやって言う〜」など、めったに聞けないフレーズも飛び出し、観客の皆さんは大喜びでした。
判定は客席からの拍手の量で決定。結果は前半チームの勝利となりました。
内容盛りだくさんのライブを終えてのエンディングは、全員でサインボールを客席に投げ込むプレゼントも! あちこちから歓声が上がり、大盛り上がりのうちに幕となりました。
【トット】【アインシュタイン】【祇園】【見取り図】【大自然】【マルセイユ】【ミキ】【からし蓮根】【トレンディエンジェル】