和牛・水田、お客さまの拍手判定に「ちょと待って」と不満顔になるも圧巻の勝利
12月23日(祝)、よしもと沖縄花月にて「和牛のハチャメチャゲームライブ」が開催されました。
「M-1グランプリ2016」では、 敗者復活から勝ち上がり最終決戦で惜しくも2位となり、今話題を集めている和牛のライブとあって客席はほぼ満員。県外から駆けつけたファンの中には「3日連続でライブ見ます」と、熱い声援を送るお客様もいらっしゃいました。
今回のライブは、M-1ならぬ「W-1グランプリ」と題し、バラエティに富んだハチャメチャなゲーム対決で和牛のリーダーを決めようというもの。「今までリーダー不在でなんとなくきてしまったが、沖縄の地で決着をつけよう」と意気込みも十分に、お互いが持ち込んだ企画でさっそく対戦開始です。
まずは「プレゼンが上手いのは俺だ!いきなりテレビショッピング対決」。テープルに置かれた明らかに細長い形をしている物に「これハブだったらどうする?」と水田がつぶやくと、「じゃあ、こっちはマングースやろ!」と川西がツッコミながら、最初にプレゼンする川西がチョイスしたものは「パラソル」でした。
"セレブに大人気"というテーマに添って、即興でプレゼン能力を発揮する川西。「普通の持ち手よりも非常に滑らかな流線型。まるでマカロンを思わせるようなふんわりとしたカーブを描いています」「さあ~開いてみると...、ナポリの風が吹く」と、制限時間1分という短い時間の中で絶妙に紹介。まるでリアルにテレビショッピングを見ているような完成度の高さに、開始早々会場は大きな拍手と歓声に包まれました。
水田はこれに動揺したのか「緊張してのど渇いた」と、お水を飲んでひと息つきます。"子供に大人気"のテーマで洗濯ハンガーをプレゼンする水田ですが、「どうですかみなさん」と客席に問いかけながらなかなか言葉が見つかりません。やっと「水に濡れたカードゲームのカードがたっぷり干せます」「遊び好きな子供が自分を干しちゃう」と言い放つもタイムオーバーとなり、お客さまの拍手判定はもちろん川西の勝利です。
が、この結果に水田は「ちょっと待って!手たたいてない人おるんちゃう?」と不満気な様子。これには「いたとしても...よう、言い返してこれたな」と川西もあきれ顔です。
続いての「センスがいいのは俺だ!お塩まんべんなく対決」は、少し離れた位置から目隠しの状態で、黒い紙の上にどちらが塩をまんべんなく振れるかというもの。
「いろんなセンスを試せる」と主張する水田の持ちこんだこの企画に、「なんなのこれ?」と散々な結果になってしまった川西。ここでは、水田の勝利となりました。
お題から発想を広げて魅力あふれる料理名を競う「創作料理名対決」では、料理が趣味の水田が断然有利なはずだと、川西は少しだけ不満そうな表情をみせますが、「オレを有利にするな!」と水田はちゃんとスタッフへ伝言済みだそう。"角刈り"のお題では、「焼りんごの角刈り」と川西から絶妙な料理名が飛び出しお客さまも大笑い。これには水田も「シンプルでいいな」と絶賛します。
二人が想像力をフルに発揮し大爆笑に包まれたこの対決。勝利したのはなんと川西で、「なんで俺負けるの?」「人気やん。こんなもん人気やん」と、勝つ気満々だった水田は叫び声をあげながら納得がいかない表情を浮かべていました。
根性を競う「ムチャぶりチキンレース対決」では、引いてしまった枚数分のお題に川西が答えていくことに。相方のモノマネやダンス、変顔などを次々と披露していくと、会場からはもう笑い声が起こりっぱなしです。そして、全力を出し尽くした川西に大きな拍手が巻き起こりました。
器用さを判定する「○○しながら××対決」では、"エピソードトークをしながらマジックを披露する"という川西に、「ひとりで営業に行くつもり?」と水田が不安気に声をかます。が、トークのオチにあまり笑い声がなく、川西は少し残念そう。
続いて水田が"X JAPANの「Rusty Nail」を原曲キーで歌いながら大根のカツラ剥き!!"を披露。高音を張り上げながら抜群の包丁さばきをみせた水田が圧巻の勝利となりました。
他にも、「口がたつのは俺だ!ターン制ディペート」では、テーマに添ってお互いの意見をぶつけあうも、どちらも存分にしゃべり倒し接戦を展開するなど、芸人ならではの抜群の発想でお客さまを存分に楽しませたこの日の対決。合計8つのゲームを繰り広げた結果は、水田6ポイント、川西2ポイントで水田が圧勝しリーダーに決定です。「俺がリーダー!」「絶対服従!」「芸名をハゲにしてもらいしょう!」と会場に響き渡る水田の勝利の雄叫びに、「腹立つわ~」と川西が悔しがりながら、大盛り上がりのうちにライブは幕を下ろしました。
【和牛】