よしもとニュースセンター : 宇都宮まきが特別出演！堺少女歌劇団第3回本公演『Waiting for you』が開催

2017年1月 29日、堺市総合福祉会館で、堺少女歌劇団第3回本公演ダンスミュージカル『Waiting for you』（脚本・演出　中村暁）が上演されました。

結成から2年半を迎えた堺少女歌劇団は、地域の活性化や少女たちの夢を育むために平成26年に発足したプロジェクトで、80名を超える小学生から中学生の少女が在籍。クリエイティブ・プロデューサーで元宝塚歌劇団の仙堂花歩をはじめとする講師陣の指導のもと、日々、歌やダンス、演技のレッスンに励んでいます。昨年は、堺まつりをはじめとする多くの催しに参加し、元気溢れる笑顔やダンスで堺の街を盛り上げてきました。そんな彼女たちの一年の集大成となる本公演には、昨年の若井みどりに続き、今回も吉本新喜劇から宇都宮まきが特別出演！

どんなステージとなるのか、期待に包まれた満席の会場に、まずは竹山修身堺市長が登壇しました。「子どもたちは、これからの堺にとってかけがえのない存在。音楽や芸術や舞台を通じて、世界へ飛び立っていただきたいと思っています。３回目の公演ということで、私もわくわくドキドキしています！」と挨拶。続いて、堺少女歌劇団実行委員会委員長・辰野邦次さんも「堺少女歌劇団第3回本公演がみなさまのご協力により、盛大に開催できますことに心より御礼を申し上げます。」と挨拶を。「昨年は民間団体の支援をうけ、多くのステージに出演させていただき、多くの経験を積んで参りました。一流の講師陣による厳しくも温かいご指導のもと、歌も踊りも成長していることと思います。劇団員の精一杯頑張っている姿を応援していただきますようよろしくお願いします。」と観客へアピール。「これからも活動を重ね、劇団員の成長とともに堺から世界へと羽ばたき、堺のシンボルになっていけるよう、頑張っていきます」と今後の活動に向けても意気込みを語りました。

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そして、いよいよ第一部のダンスミュージカル『Waiting for you』がスタート！まずは出演者全員によるこの作品のテーマ曲「Waiting for you」によるプロローグで華やかに幕を明けました。

主役は小学生の少女・ジュン。春休み、母の仕事の都合で叔母・あや姉が住んでいる母の実家に預けられることになったジュンは、忙しい母に対し、不満を抱きながら過ごしてました。そんな矢先、ジュンは、家の近くで、黄色い洋服の少女、ブルーの洋服の少女、キラキラ輝く洋服の少女という３人の少女たちと出会います。初めて会う彼女たちに「ずっと待ってたよ」「あいたかったよ、覚えてる？」と問いかけられ、戸惑うジュン。帰宅し、あや姉に３人の少女のことを尋ねるも、見かけたことはないといわれ――。

３人の正体に悩んでいたある日、ジュンは、今もそのまま残っているおかあさんの部屋で小さな机を発見します。そこにあったひき出しには、小さな黄色いかばん、ブルーの洋服の人形、おもちゃのキラキラの首飾りが。そしてかばんの中には子どもの字で書かれたメモがあり、「きいろちゃん、ブルーちゃん、キララちゃん...。まっててね。ちえ」と記されていたのでした。「これって、もしかして、おかあさんが子どものときに大事にしていたもの？？」おかあさんの名前である"ちえ"の文字を見たジュンは、小さい頃のおかあさんの姿を想像し、思いをはせます。「は！まさかあの３人は――。」なんと少女たちは母のことをよく知る思いもよらない人物だったのです。娘の自分でさえ、知らないでいた母の過去。それを知ったジュンがとった行動とは――！？後半、宇都宮まき演じるおかあさんとの熱演やダンスのコラボレーションも観客を楽しませてくれました。

このミュージカルの見所は、少女たちの熱い演技や歌はもちろんのこと、歌やダンスの伴奏、転換曲、効果音にいたるまで、ミュージカル中のほとんどの音楽が作曲・音楽監督の中島岳さん率いるバンドメンバーによる生演奏で行われていること。舞台下手の特設ステージで奏でられる素晴らしい音楽が舞台をより一層盛り上げてくれました。

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プロローグ・フィナーレナンバーを含めて約14曲のダンスナンバーを盛り込んだ見どころ満載のミュージカルに続いて、第二部のレビューでは、歌とダンスのみのショーを披露。優雅なバレエダンスやラインダンス、ステッキを使ったアイドルショー、パラソルとカラフルな衣装で魅せたサンバ風ショー、マイケル・ジャクソンのナンバー「スムースクリミナル」に合わせた格好いいダンスまで、実に多彩なバリエーションで観客を魅了し、日頃のレッスンの成果を存分に発揮しました。そんな天使のようにキラキラ輝く少女たちの姿に会場からは、惜しみない拍手が送られました。