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2017年2月 3日 (金)

MCの相席スタート、酸いも甘いも詰まった芸人達による人生の機微に驚嘆&抱腹!『人生大喜利』レポート

1月28日(土)、東京・ヨシモト∞ホールにて『人生大喜利』が開催されました。

こちらは、相席スタートと担当作家が雑談している際に生まれたという新しいイベント。
MCの相席スタート・山添は「お題に対しては、自分が経験したことでしか答えられない。出演者の人生、生き様が大喜利になります。なので、テレビではできない表現になるかと思います」と説明。相方・ケイも「だから普段、大喜利が強い人が今回もそうだとは限らない。普段の大喜利が強い人は真面目に生きている人が多そうだから、この大喜利では弱いかも」と補足しつつ、「今日は楽しみー!」と期待を寄せます。
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その後、空気階段・鈴木もぐら、TEAM BANANA・藤本友美、サンシャイン・坂田光、岡野陽一、さらば青春の光・森田哲矢、大谷健太、怪獣・坂口、りんたろー。が登場しました(以下、敬称略)。
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娯楽に溺れる自堕落な日々、真面目すぎるが故のたぎる情熱としょっぱさ、幼少期からの想像を絶する貧困、相手に溺れて自分を見失う恋愛、自分を見失う突然の珍事......それぞれの波乱万丈な人生が紹介されると、客席からは驚嘆と笑いが。坂口の「引きこもりながらマンガを書いていた少女時代。ペンネームは"おしゃべりトマト"!」との紹介文が読み上げられると、相席スタート&客席は体をよじって爆笑。あまりの大ウケ具合に、「軽めに付けたペンネームなんですけど、こんなに笑いをかっさらえるとは......」と戸惑う坂口です。
「このライブ前に、自分の人生に何があったのかを考えてたら......泣いちゃった!」と寂しげに笑うTEAM BANANA・藤本。検索サイトの予測に"くず""借金""ギャンブル"が並ぶ岡野は「このライブに出るために、福井県から出て来た!」と意気込みます。
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「なりたくて、こうなったんじゃない!」と訴えるのは、"ゲスを愛し、ゲスに愛された男"と紹介された森田。「名誉ですよ。だって、第1回目のファイナリストなんですから!」とポジティブさを全面にアピールする山添へ「『ダイナマイト関西』と同じセットでやるの、やめて! あと、スケッチブック2冊もいらんで?」と、さらなる不満を吐露。「大事な土曜日の夜を潰して、人の人生を笑いに来てるお客さん......性格悪いよ?」と客席に呼びかけると、ドッと笑いが起こりました。
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大喜利は「恋人に言われた信じられない一言とは?」「嘘だろ!? 実の親なのにそんなこと言う?」「ピンチ! 何があった?」といった3つのお題で行なわれ、答えによってケイがポイントを付けていくことに。相席スタートが、「SNSには書かないでください」「中身はツイートしないで、面白かったとだけ呟いてくださいね」とお客さまへ何度も呼びかけたように、出演者が発表する答えは壮絶なエピソードのオンパレード!
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6年付き合った彼女からフラれた際の(本人にとっては)理不尽な仕打ちに悶えたのは、サンシャイン・坂田。坂口は頭皮について言われた悲しい言葉を披露した際に当時を思い出したのか、詳細を語りながら、まさかの舌打ち。山添に「やめてください!(笑)」とたしなめられます。
岡野による家族会議の末の驚くしかない決定事項に、「面白い~!」と大笑いするケイ。家族との思い出を語る森田の「B型はうるさい音に弱い」という説明には「わかる! 私もB型なんですけど、嫌いです」と同調します。
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そんな中、森田に「レベルがほかと違うから、2人でスピンオフイベントをやったほうがいい」と言われたのは、もぐら&大谷。もぐらの自堕落なエピソードの数々に、ケイは「サイテー!」とバッサリ言い切ります。
オープニングで「初めて生い立ちを話そうかなと思う」と静かに宣言していた大谷による、パンチ力のある回答の数々には、「えっ、古谷実のマンガ!?」(森田)「ちょっと怖いです!(笑)」(ケイ)など共演者から驚愕の声が多く挙がりました。
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最後のお題「ピンチ! 何があった?」では、軽快ながらも驚きの出来事が続々と。
終始ゲスいエピソードで会場を絶句と笑いを織り交ぜた空気にした森田は「長くなるから、コラム(註:ダヴィンチニュースで連載中の「煙だけでいい......あとはオレが火を起こす」)を読んでくれればいい!」と猛アピール。ケイも「めっちゃ面白いんで、ぜひ読んでください」とオススメします。
坂田は「ただただ、ほっぺが赤くなるという北欧のおばさんが良くなる"酒さ"という皮膚炎になった」と悲しげに報告。岡野の「上京したての時、知らないおじさんに"視力を1下げるぞ!"って言われた」という答えには、大きな笑いが起こりました。
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結果、優勝は岡野!「素直に喜んでいいのか、わからない」と戸惑いながらも、「賞金あるんですよね? 必ずくださいね!」と力強く念を押します。
企画立案者の相席スタートは「怒濤でしたねぇ」(山添)「面白かった~!」(ケイ)と満面の笑み。「将来的にテレビに出ている人がやっても面白いよね?」(ケイ)「Abema TVとかで緩く配信できたらいいですよね(山添)と、かなりの手応えを感じている様子でした。
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人生の悲喜こもごもをたっぷりと切り取りつつ、ライブだからこその実現できる味わいの詰まっていた『人生大喜利』。ケイが「次回までにみなさん、人生を積んでください!」と呼びかけたように、第2回目も開催予定とのことですので、ぜひともご来場ください。特に「最近、悲しいことがあった」など落ち込んでいる人は、必ず元気をもらえて笑顔で帰路に着ける......はずですよ!


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