東京進出直前、誠子の恋破れる!? サプライズゲストも登場の尼神インター単独ライブ「ラスト・シンデレラ」
2月19日(日)、よしもと漫才劇場にて、尼神インターの単独ライブ「ラスト・シンデレラ」が開催されました。客席は、立ち見も出る大入満員! 観客の皆さんは、ライブで使用する事前アンケートを熱心に書き込みながら、開演のときを待っています。
懐かしい写真が次々と現れるオープニングVTRに続き、1本目の漫才がスタート。「すみません、こんな絶妙なブス連れてきて...」という誠子の言葉から、「ブスはどっち?」という言い合いを繰り広げるふたり。しかし、誠子が口にする"ブス罵倒"フレーズは、誰かをイメージさせるものばかりで...!? 最後の判断は観客の皆さんにゆだねられることとなり、衝撃の結果が!
ブリッジVTRでは、「尼神総選挙」と題し、芸人仲間に「結婚するなら誠子と渚、どっち?」という質問を投げかけ直撃インタビュー。ここではアキナ・秋山(彼女にするなら渚、結婚は...と悩んだ末にやっぱり渚)、見取り図・盛山(冷蔵庫が霜だらけの女と結婚できないから渚)、コマンダンテ・石井(渚は言葉遣いが悪くて無理なので誠子)、トット・桑原(最近、誠子はどんどんキレイになっていてドキドキすることもあるので誠子)、学天即・奥田(僕と渚の子供はまだかわいいっぽいので渚)がそれぞれ率直な思いを吐き出しました。
コーナーも盛りだくさん、まずは「渚の罵倒チャレンジ」から。登場したふたりは、先ほどのVTRに触れ、「尼神総選挙」は合計20名から意見を聞いており、負けた方には罰ゲームがあると明かします。渚が負けたら誠子の十八番(?)である「乳首洗濯ばさみ」、誠子が負けたら新たなチャレンジ「ホットプレートケツ焼き」に処されるとのこと。1本目のVTRで既にリードを許している誠子ですが、「絶対勝つから(罰ゲームは)やらなくていい」と自信満々です。
さてこのコーナーは、渚の持ち味である"口の悪さ"をフィーチャーし、モニターに映し出される写真を見て瞬時に罵倒ワードを言ってもらうというもの。第1ラウンド、まず出てきた6つの写真に、次々と暴言を吐く渚。とはいえ、ハイヒール・リンゴやラジオで共演中のMBSアナウンサー・松井愛さんの写真には、微妙な遠慮も感じられ...? 一方、クジラの写真には「汚い!」、東京タワーの写真には「邪魔!」と身もふたもないひとことが飛び出し、誠子を呆れさせました。
第2ラウンド、第3ラウンドも、渚らしい罵倒ワードが続出し、爆笑の連続。コロコロチキチキペッパーズ・ナダルの写真に至っては「キライ!」とまさに"一刀両断"! 「芸人になってから知り合ったからいいけど、普通に出会っていたらマジでキライ」と答え、その理由を端的に表すエピソードも紹介していました。
ブリッジVTR「尼神総選挙」もまだまだ続きます。トット・多田(誕生日プレゼントをくれたから誠子)、コマンダンテ・安田(素うどんの写真をSNSに上げる誠子は女子と思えないから渚)、吉田たち・ゆうへい(誠子とご飯によく行くけど渚)、プリマ旦那・河野(どっちでもないがしいて言うなら渚)、和牛・水田(同じぐらい後輩としてかわいいし...と決められぬまま終了)らのコメントが映し出され、そのひと言ひと言に笑いが起こりました。
2本目の漫才では、彼氏ときっぱり別れる練習をしたい、という誠子の希望によりシミュレーションを。彼氏役の渚が必死にフォローしても、クールにいなしていく誠子。その完璧すぎる演技に、会場が沸きます!
VTR「尼神総選挙」は後半戦へ。アインシュタイン・稲田(渚は多分僕のことが好きだから渚)、見取り図・リリー(客席ドン引きの理由により誠子)、ヒガシ逢ウサカ・今井(渚と即答)、尼神インターのマネージャー(言いにくそうにしながらも渚)、笑い飯・哲夫(以前は誠子がべっぴんだと思っていたがちゃんと見たら全然だったので渚)の回答でさらに差が開き、このままでは誠子、絶体絶命!?
ふたつ目のコーナーは、「尼神カスタマーレビュー」と題し、事前アンケートで募った誠子へのクレーム、渚へのクレームをもとに、ふたりがバトルを繰り広げることに。アンケートに際し、観客の皆さんは渚チーム、誠子チームに分かれており、ブルーとピンク、それぞれの色の用紙を手にしています。実際に用紙を掲げてもらうと、比率は半々といったところ。これはクレーム合戦も白熱するはず...と思いきや、意外な展開に!
いきなり「恥ずかしい」と根源から否定されるクレームが飛び出し、ダメージを受ける誠子。方や渚へのクレームは破壊力がいまひとつのようで、全体的に誠子が押されぎみです。第1ラウンドを終えた誠子は、「これ、結構来たな。視界がぼやけてる」と既にフラフラ。
第2ラウンド、第3ラウンドも渚優勢は変わらず、「白ブタ」「目も鼻も悪くないけど総合的に見てブス」などなどハードなクレームが続き撃沈の誠子に対し、渚には「鳥の巣みたいな頭してるな。何羽鳥飼うてんねん」というクレームが投げつけられ、場内は大爆笑。最後までやられっぱなしの誠子は、敗北に「誠子推しの人、ごめんなさい!」と平謝りしていました。
「私の顔は良い」という誠子の持論を検証するVTRに続き、漫才は3本目へ。年下男子に興味なし、ましてや同棲なんて絶対ムリ、と言い張る誠子のために、渚がシュミレーションを提案。年下男子のかわいさを見事に演じる渚と、めんどくささ全開の年上女子・誠子、それぞれのキャラで爆笑の渦を巻き起こします。
VTR「尼神総選挙」もいよいよラスト。アキナ・山名(10-0で渚)、プリマ旦那・野村(誠子の変わり身の早さを見たので渚)、吉田たち・こうへい(憧れの人と食事に行く際、服でも髪形でもなく鼻毛を気にした誠子はありえないので渚)、アインシュタイン・河井(前述の鼻毛エピソードに加え、渚の意外な女性らしさも評価して渚)、藤崎マーケット・トキ(誠子との交流について語りつつも渚)らのコメントが紹介され、いよいよ結果発表に...。
途中から既に勝負がついていましたが、「尼神総選挙」は渚15票、誠子4票で渚の勝利! 負けたにも関わらず、トット・桑原のコメントについて「あれってほぼ告白じゃない?」と舞い上がる誠子。しかし罰ゲームからは逃れられず、ホットプレートの上に座ってスイッチオン。みるみる温度が上がるなか、悲鳴を上げて倒れ込む誠子でした。
その後のエンディングでは、この3月から活動の場を東京に移すことを発表! するとここで、サプライズゲストが登場。まずはヒガシ逢ウサカ・今井と霜降り明星・せいやが、渚に花束を贈呈。渚が一番かわいがっていた後輩ふたりからは、さらにギャグのプレゼントも贈られ、渚は大喜びです。
もちろん、誠子にもシークレットゲストが! 出てきたのは花束を抱えた見取り図・盛山。
「トキさんやと思った〜」と落ち込む誠子。しかし、盛山がトキと電話をつなぎ、誠子との生トークが実現しました。思い余って「付き合ってください。何も考えんでいいんでハイって言ってください」と告白する誠子を、先輩らしく諭すトキ。「東京にはもっとやさし人がいっぱいおるから」と、やんわり断られ、誠子の恋は東京進出直前にあえなく散ったのでした。
その後、渚らからのリクエストに応え、盛山がイヤイヤながら誠子に告白するひと幕も! ところが「ごめんなさい」と即、断られてしまい、盛山は「オレ、好きちゃうのに!」と不満タラタラでした。
最後は「応援してくれた皆さんのためにも、東京でがんばりたいと思います。今まで本当にありがとうございました!」と挨拶。大きな拍手に包まれながら、記念すべき単独ライブは終了となりました。
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