2017年度4月入学生を3月末まで受付中!YCCのすべてがわかる!「YCC presents エンタメオープンスクール」開催
3月5日(日)、「YCC presents エンタメオープンスクール」がNSC大教室にて行われました。テレビ番組制作スタッフやマネージメント業などについて学べる「総合コース」と台本や脚本など書くチカラを身に付ける「構成作家コース」、2つのコースで未来のエンタメ業界を支える人材を育成する養成校・YCC(よしもとクリエイティブカレッジ)で、どんなことが学べるのかを知ってもらおうと企画されました。遠くは岐阜県から来たという参加者もいるほどで、お笑いに関わる仕事に興味のある方が集まりました。
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会場に入ると、卒業生から直接話が聞けるブース、在校生らが自ら制作した動画などが視聴できるブースが設けられていて、来場者はどんなことが学べるのか雰囲気をつかみます。
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時間になり「YCC presents エンタメオープンスクール」がスタート。今回の模様はYouTubeで生配信されることになっており、現役YCC生らが音響やカメラ、ミキサーなどの機材を扱いました。さらには前説までを行います。生徒らが、これまで学んできたことを実践していきます。
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MCで登場したのは、浅越ゴエと福本愛菜。早速、「YCCのぜ~んぶが分かる配信~エンタメ業界を楽しく知ろう~」のコーナーに入ります。浅越に呼び込まれ登場したのは、YouTuber芸人(株)はつだ。元IT会社勤務の経験があり、登録者数約2万3千名の「はっちゃんねる」を配信中のYouTube芸人プロジェクト1期生で、月1回ほどYCCでデジタル配信の講師も務めています。
「では、しばらくお任せします」と浅越からバトンを受取ったはつだは、現役生4名とともに【YCC3つのポイント】を解説していきます。1つ目は、「ダブルスクール」。作家コースの新井さんは、自営業をしながら二人のお子さんを育てています。「講義は土日のお昼過ぎからはじまります。スケジュールが合わずに受けられなかった場合は、平日に行われている補講でカバーができます」と、働くお母さんでも学べる体制をアピール。現役大学3年生で総合コースに通っている鶴田さんと、古川さん。鶴田さんは3月3日(金)によしもと漫才劇場で行った「Dead or OwaLive〜お笑い脱出ゲームの始まりdeath」を現役生らで取り組んだエピソードを披露。企画から芸人のブッキングまでを自分たちで行い、「当日はステージ進行で小道具出しをしました。それに台本も少し書かせてもらいました」と語ります。自身のタイムスケジュールを円グラフにしたボードを片手に古川さんは「『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』にも出演している藤原さんからマネージャー時代のお話を、ここでは言えないようなことも教えてもらいました」とYCC生でなければ得られなかったであろう貴重な体験をできたと言います。
また総合コースの筆谷さんはお笑い好きが高じて勤め先を退職、今はYCCに専念中で、自作コントを講師のお~い!久馬に添削してもらえると授業内容の一例を挙げたかと思えば、「出演もしてもらいます!」と、3月23日(木)に行うYou Tube Liveの告知をさらりと放り込みます。このほか、NON STYLE・石田、銀シャリ、小籔千豊らが講師として参加、笑いの現場直送の実践的な経験を得られることに触れたはつだは、「2、3年前の卒業生で人気タレントのマネージャーや、人気バラエティ番組でスタッフとして活躍されている方がいます」と学んだことがすぐ実践に活かせる内容と言い、「願書は3月末まで受付中です」と促します。その慣れたセールスマン口調を感心した様子で聞いていた浅越は「会社の人やな~働くおじさんだわ」、福本は「できあがったこの講義」と評していました。
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つづいて「YCCの卒業生に質問しよう!」と福本がタイトルコールし、卒業生をステージ上に招きます。1人目は、総合コース1期生の植村さん。現在、「松本家の休日」「ジャルやるっ!」で番組ADとして働く植村さんからは、ロケ地のリサーチや下見の工程、撮影中の動きなど細かな作業内容を教えてもらいました。「YCCの同期と切磋琢磨してできるのと、悩みがあれば打ち明けられる」と、スクールで心の支えも得たと話しました。
構成作家コース4期生の北川さんは元・銀行員。仕事とYCCの両立を経て、現在は「オフィス自有本舗」という事務所所属の放送作家に。「ちちんぷいぷい」やラジオ「福島のぶひろの、どうぞお構いなく。」などを担当しています。「自分に向いているかどうか。入学したからエンタメ業界必ず飛び込まないといけないわけではない」と言い、まずはYCCで実情を知ってみることからはじめてみてはと来場者を後押しします。
「同じ志しを持つ仲間、友だちを作りたい!」のが入学動機だった、総合コース5期生の川西さん。テレビ、ラジオ、イベントの現場で活躍中。「ちちんぷいぷい」の『昨夜のシンデレラ』(街中でほろ酔いの方にインタビューするコーナー)ではディレクターを担当。「あのコーナー!」という表情を浮かべながら浅越が「あの数分間は川西くんの時間やね」と伝えると「VTRを見ながら出演者さんが笑ってくれると、ものすごくうれしい」とやりがいを口にしていました。また就活で悩んでいた時、「講師の方に現場見学に誘ってもらったことで、行く先の決め手になった」と実体験を明かしてくれました。
総合コース1期生の福森さんは、YCCは「入り口」と言い表し「入ってからいろんな道が、やりたいことが見つかる可能性もある。YCCがキッカケで、芸人さんと密に仕事ができています」。よしもと漫才劇場など、劇場をメインに構成作家をしている福森さんが単独ライブなどで仕事をする機会の多い、見取り図が登場。「オープニング映像の演出・構成、ネタの合間をつなぐ映像を考えてくれたり、エンドロールも編集してくれます」(盛山)、「お笑いのこともよくわかっているので、テロップを出すタイミングなど笑いどころを押さえてくれている」(リリー)と映像のプロ以上の出来栄えと絶賛。ネタ作りに行き詰まった時に相談する(ただし約7年の付き合いだが、これまで採用なし)盛山は、「芸人にすごく愛されている」と、福森さんが周囲から厚い信頼を得ているとさらにほめ称えていました。卒業生ならではのエピソードに、参加者は耳をそばだて聞き入っていました。
配信終了後は、「罰ゲーム動画を撮影しよう!」の企画に来場者全員で取り組みます。MC福本愛菜から、「見取り図に実験台になってもらい、罰ゲーム動画を撮影します」と内容説明があり、参加者は考えるチームと撮影チームの二手に分かれることに。先ほどエピソードトークを披露してくれた構成作家の福森さん、北川さんが考案、植村さんと川西さんが撮影テクニックのフォローに回ります。「これって、僕ら断ることできないんですか?」と盛山は不安を訴えながら、どんな罰ゲームになるのか完成を待つことに。
ずらり並んだ小道具を前に、「今、話題のことに引っ掛ける」「カメラを意識した動き」など福森さん、北川さんからヒントをもらいながら「目隠しゴムパッチン」にまとまりました。くわえる箇所にカラシを仕込み、カラシ入りの水、それを含ませたタオルを手渡し、ケツバットで追い打ちをかける内容です。撮影チームは動画アプリ「Vivavideo」使用方法の解説、実際にカメラを手にしながら、全体、演者、MC、観客の撮影に分かれ撮影・編集し、観る方に伝える効果的な映像の作り方をレクチャーします。
では、実践へ。撮影チームは誰がどの画を押さえるかを決め、「真剣な顔を撮る時は、下からあおる方がよい」など、具体的な指示をもらいながら持ち場につきます。「罰ゲーム執行です!」とリリーが声を上げ、参加者みんなで「目隠しゴムパッチン」を行います。すべてを受けた盛山は「ゴムパッチンに細工する、2段構えはありかもしれない。痛みの後に辛さが来るのははじめてだったので」と苦悶の表情で感想を述べます。最後に撮影した映像を確認し、オープンスクールは終了です。終了後も時間の許す限り、卒業生が疑問・質問に答えていました。
YCCでは、今月3月末日まで「2017年度4月入学生」受付中です。エンタメ業界に少しでも興味がある方は、その1歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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「よしもとクリエイティブカレッジ」公式サイト
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