お笑いとライブが融合した一夜! ラジオ番組から誕生したジャンルレスなイベント「NANIWAdelic RADIO presents ガチデリック VOL.1〜supported by FM OSAKA〜」
お笑い、アーティスト、アイドル、ラッパーなどジャンルを越えて才能が集い、大阪各所のライブハウスで熱いパフォーマンスを繰り広げてきた「NANIWAdelic」。今年1月からは、FM OSAKA(4月1日より「FM OH!」に名称変更)とコラボしたラジオ番組「NANIWAdelic RADIO」がスタート。同番組の企画から生まれたライブ「NANIWAdelic RADIO presents ガチデリック VOL.1〜supported by FM OSAKA〜」が、3月30日(木)に心斎橋のMusic Club JANUSで開催されました。
MCとして登場したのは、スマイル。ますは瀬戸から、他では観られないコラボライブや芸人のネタ披露、「NANIWAdelic RADIO」で一般公募した"ガチアーティスト"の出演と、一夜にして盛りだくさんの内容が楽しめると説明が。そして、よしたかと会場のお客さんが一緒になって「ウーイェイ」と叫び気持ちを高め、イベントがはじまりました。
最初は、「NANIWAdelic RADIO」で選ばれた"ガチアーティスト"2組のパフォーマンスです。1組目は、「芸人さんのように一発ギャグはできないけれど、歌でインパクトを残します」と意気込む越田ともひろ。挨拶代わりの「こんにチワワ行進曲」でほっこりとした空気感を生み、会場を和ませ全3曲を歌い上げました。
2組目は、ガールズバンドのヒミツノミヤコ。恋に悩むPer(パーカッション)の小梅の心情を交え演奏するという、セリフ多めな物語仕立てで進行。頭上に花冠とファンシーな装いながら、力強いボーカル&サウンドを響かせ「帳」など、全3曲でコミカル&強烈な印象を残しました。
ステージを終えた2組はサブステージで、スマイルとのトークに移ります。瀬戸からそれぞれのプロフィールや曲作りについての質問を交えながら、改めて越田ともひろ、ヒミツノミヤコを紹介します。よしたかはヒミツノミヤコ・メンバーで、Ba(ベース)のパセリの掴みどころのない独特なテンションに共通点を見出したのか、「仲良くなれそう!」と笑顔をほころばせていました。
つづいて登場したのは、芸人ラニーノーズが所属するバンドRunny Noizeです。1曲目「Successor」の激しいギターリフで、フロアは拳を上げヒートアップするも、「まだまだ一体感が足りない」と煽るけんとは、「コール&レスポンスやりましょうか!」と提案。任されたのはDr(ドラム)のこだま。集まった大勢の人を目にして「(こんなに集まってくれているなんて、)夢かな?」とひとボケ挟みながら、イベントタイトルを引用して「ガチデ!」「リック!」の声出しを会場に促します。グッとテンションを引き上げ「劇団ラニー」「Runny Nose」へと流れ、お客さんはメロディに合わせ体をタテに揺らし聴き入っていました。メロコアなサウンドで全5曲を熱演。MCスマイルとの絡みでは、タオルを忘れ汗ぐっしょりのすざきへファンが差し出したタオルをよしたかが横取りしたり、「鼻水の方が出る」けんとへ渡そうとするティッシュをよしたかが奪い鼻に詰め笑わせます。加えて2月に新曲「Bunny」を配信リリースしたことから、すざきはCDデビューさらには「音楽フェスにも出たい」と今後の目標を口にしていました。
バンド出演後、ここからはRunny Noizeからラニーノーズとしてスマイルと共にMCとして参加。早速、お笑い部門の出演者、ヘンダーソンとゆりやんレトリィバァを呼び込みます。
「盛り上がってますか?」と現れたのはヘンダーソン・子安。会場内での自分の知名度調査をしていると、「いしやーきいもー」のフレーズを口ずさみ中村が舞台へ。おなじみの歌ネタ「石焼き芋」で場内は大いに沸き、「おいも」と「ベイビーアイラブユー」コール&レスポンスでは、ますますの一体感が生まれていきました。
ゆりやんは「はじめまして、上戸彩です」と挨拶し、お客さんの心を掴むとリズミカルに体をくねらせ視線も掴んで「落ち着いていきやー」ネタを展開します。「とっておきのアドバイスで落ち着かせますんで!」と客席から悩みを募集したところ、「彼氏がいない」の相談。ゆりやんは「誰に相談しとんねん」と戸惑いの表情を浮かべながら、「探しー」とシンプルな回答が大爆笑を呼びます。「以上、人間でした」と締め、「図工、図工、体育。今日の時間割、最高」と言いながら超スロースピードの歩みでステージを後にしました。
ヘンダーソン、ゆりやんはサブステージに移動して、MCのスマイル、ヘンダーソンとトークを繰り広げます。iTunesで「石焼き芋のうた」を配信していることに触れたヘンダーソン。中村が声を大にして「新しいネタを作って歌ネタチャンピオンになりますよ!」と今年の目標を掲げます。それを聞いた瀬戸は、横にいた「歌ネタ王決定戦2016」で準優勝したラニーノーズを引き合いにして、「まずは、ここを倒さないと」と言い、両者にライバル意識を植え付けていました。
つづいてのゲストアーティストは、日比直博。優しく伸びやかな声で「ねえ母さん」をピアノで引き語りフロアを魅了、ガラッとイメージを変え音に激しさが加わった「悲劇役者」では情感たっぷりに歌い上げていました。アーティスト活動をする以前は芸人活動をしていた日比は、スマイルと同期。ラスト5曲目は、「スマイル feat. スマイル」として3人でコラボを実施しました。同曲はスマイル主導のフェスイベント「SMILE fes」のテーマソングにもなっています。歌い終わってからのトークパートで日比は「こうしてステージに一緒に立てるのはうれしいよね」と感慨深げな様子。瀬戸は「(歌が上手い)日比くんの後に歌いだすのは公開処刑だった」とプロとの違いを痛感、よしたかは「カラオケだとモニターを見ながら歌うけど、(目の前はお客さんばかりだから)どこを見てもニヤニヤしていて」と視線を気にしてあまりうまく歌えなかった弁解をし、コラボを振り返りました。
いよいよイベント終盤。次はトレンディエンジェルの出番です。ライブハウスの照明に目を細めながら、「お客さんか、照明かわからないけど眩しい」とセンターに向かう斎藤とたかし。「ポケモンGO」を題材にしたネタで、フロアを爆笑させます。
ネタ後はMCのスマイル、ラニーノーズとのトークへ。「頭を触るといくつでハゲるかわかる」と豪語する斎藤が、洲崎の毛髪をチェック。つむじの匂いも判断材料らしく、斎藤は洲崎の頭に鼻を近づけ「ブルゴーニュ(・ワイン)」とコメントし「(現在28歳だから、)29歳でハゲます。俺の22歳の時に似ている!」と断言。それを受け洲崎は「斎藤さんのようにこども人気も得られるなら」と希望を見出していました。よしたかのつむじは「フュメ・ド・ポワソン(フランス料理の魚の出汁)」の香りと評した斎藤は、「明日ハゲる!」と残酷な結果を突きつけ、会場は大笑いでした。そして、せっかくのライブイベント参加ということで斎藤は「歌いたいっすよ!」と懇願。ならばと瀬戸が「次のバンドのライブ中、どこかで出てこれます?」と問うと、斎藤はジャケットを翻し「当たり前だぞ、斎藤さんだぞ!」と気合を示します。
トリを飾るのは、音×AIR(オンエア)です。「みんなでキュッとひとつになれる曲」をセレクトしてきたとVocalの楓。「純愛バイセコー」「叱ってサディスティク」とアッパーな曲をつづけ、お客さんのテンションをまだまだ盛り上げていきます。「Love Me Do」ではサビ部分で歌詞に合わせたフリを全員で練習、数回でマスターしたお客さんらがノリノリでパフォーマンス。熱気を帯びながら全5曲を演奏。
そして、今夜ここでしか観られないコラボがはじまります。マイク横持ちで「おおきにー」と斎藤が現れると歓喜の声が上がり、「お前らも盛り上がって、ぷっぷっぷー」とオーディエンスをさらに盛り立てます。歌うのは、RADWIMPS「前前前世」。ビブラートを効かせた斎藤の美声にみんな大興奮。反応の良さに斎藤は「ありが頭皮」とお礼を述べ、大盛況のうちに終了しました。瀬戸からは「めっちゃ気持ちよさそうやん」とステージ直後の斎藤を指摘すると、「ほんと、斎藤......最高でしたよ!」と満足そうです。
エンディングでは出演者が勢ぞろいし、よしたかの「ウーイェイ」と斎藤の「ぺっ」を合図に来場者との記念撮影を行いました。
イベント終演後、ステージ上ではLINE LIVEの配信が。本日の出演者の中から、トレンディエンジェル、ゆりやんレトリィバァ、ヘンダーソンが参加しました。いかにお客さんにウケたか、それぞれの感想を踏まえて「NANIWAdelic」からの重大発表です。沖縄映画祭関連イベントとして、4月21日(金)に沖縄市にあるミュージックタウン・音市場で「島ぜんぶでおーきな祭 NANIWAdelic@KOZA~よしもと音人(おとんちゅ)祭り」の開催を決定したことが、トレエン・たかしから告げられました。よしもとの音ネタ芸人と地元・沖縄の人気アーティストが集結、笑いと音楽てんこ盛りの企画が予定されています。出演予定アーティストとして「7!!(セブンウップス)」の名が挙げられ、過去にゆりやんが彼らの楽曲のMVに出演したのを知ると斎藤は、コラボを持ち掛けます。他に「三線を取り入れた沖縄バージョン」の楽曲制作をすれば琉球舞踊で楽しめるなどプロデューサーさながらにアイデアを出していきます。なぜか関係者からOKサインが出て、斎藤の"ツルツル"の一声(鶴の一声)で内容が固められていくようです。
開催まで随時発表される情報は、沖縄国際映画祭の公式サイトをチェックしてください。ジャンルレスなイベント「NANIWAdelic」による、「沖縄」ならではの新たな化学反応が見られるはずです。
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「NANIWAdelic」 http://naniwadelic.com
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「NANIWAdelic RADIO」 http://www.fmosaka.net
毎週月曜~木曜21:55〜FM OSAKA(4月1日より「FM OH!」に名称変更)にてOA中
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「島ぜんぶでおーきな祭 -第9回沖縄国際映画祭-」 https://oimf.jp
開催期間:4月20日(木)〜23日(日)
開催場所:沖縄県内各所
《関連イベント》
「島ぜんぶでおーきな祭 NANIWAdelic@KOZA~よしもと音人(おとんちゅ)祭り」
開催日:4月21日(金)
開催場所:ミュージックタウン・音市場(沖縄市)
開催時間:18:00開場/19:00開演
料金:無料
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