大物プロデューサー中村泰士、最後のプロデュース!?新人歌手エンジュ日本デビュー記者会見
4月8日土曜日、大阪吉本興業本社にて、昭和~平成の大プロデューサー中村泰士氏の最後の秘蔵っ子、エンジュのデビュー発表記者会見が行われました。
エンジュは、ブラジル・サンパウロ州出身の日系3世で、幼い頃より、祖母から日本の童謡や演歌を聴かされて育ったことで、日本の音楽や文化に興味を持ち、また7歳くらいからその歌声にも磨きをかけてきました。サンバ、ボサノヴァをはじめとした、お馴染みのブラジリアンミュージックを皮切りとして、ロック、R&B、バラード、 ポップスから演歌まで様々なジャンルを歌い上げ、そして日本音楽サンパウロ州ジュニア大会と日本音楽ブラジル全国大会とった両大会で優勝し、二連覇という偉業を達成するなど、各方面から高い評価を受け、ブラジルのテレビ番組に多く出演し、その美声で人々を魅了してきました。
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2014 年に歌手を目指す事を目的に来日してからは、細川たかしの「北酒場」や、ちあきなおみの「喝采」など昭和のヒット曲を数多く手がけた作曲家の中村泰士氏のもとで、CDデビューを目標としながら、歌唱指導を受けてきました。
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そして今回、よしもとR&Cから満を持して中村泰士氏プロデュースの楽曲「いとおしい」と「AKUJO未満」でのデビューとなったエンジュ。白く妖艶な雰囲気のドレスを身にまとい臨んだ今回の会見では、終始笑顔が絶えない可憐さの中にも、「ちあきなおみさん、いしだあゆみさんのような歌手になりたいです」と、昭和の歌謡史にさんぜんと輝く両氏の名を挙げ、しっかりと未来を見据えた発言からその熱意を充分に感じさせる会見となりました。
会見に立ち会った中村泰士氏は「最後のプロデュース新人」と銘打たれた今回のデビュー発表記者会見について記者に問われて、「年齢的にもこれが最後かなと...」と、笑いを誘って会見場を和ませながらも、今回のデビューシングルの売り上げ2万枚、ファン20万人を最低保証します!と、過去に類を見ない、デビュー最低保証を宣言。昭和~平成の歌謡界を駆け抜けてきた大物プロデューサーから、ブレイクのお墨付きを貰った形となりました。
エンジュの歌声には、ちあきなおみ、いしだあゆみからも感じられた、品(ひん)を感じると話した中村氏。ゆくゆくは、ちあきなおみ、いしだあゆみに提供した数々の珠玉の名曲のカバーも考えているそうです。
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またエンジュを育てるにあたり、彼女が南米ブラジル出身ということから身に付いたラテン系の振る舞いから、昭和の時代から日本人が持ち合わせていた純な気持ちやシンプルな立ち振る舞いといったものを教えながら、一人前のプロのシンガーとして育てていかれたそうです。
172cmというスレンダーなプロポーションで、ミス日系コンテストサンパウロ大会でミスアジア賞と日系グランプリ賞を受賞した類い希な美貌と、身に付けた日本人女性の振る舞いで、日本の歌謡界を生き抜いていってほしいと感じられるデビュー記者会見となりました。
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