世界各国の映画祭で物議を醸し、 あまりの衝撃に上映困難とされた問題作が遂にベールを脱ぐ。
世界3大映画祭であるベルリンで監督賞('04)、ベネチアで監督賞('04)、最高賞('12)を受賞したキム・ギドクが、日本に来て監督、撮影、照明、録音を全て一人で行った執念の作品、「STOP」。
各国映画祭でもその衝撃の内容に物議をかまし、日本での上映は不可とされていましたがようやく日本での解禁となります。
■ストーリー
2011年3月11日、東日本大震災。そして福島第一原発のメルトダウン。5km圏内に住んでいた若い夫婦は東京への移住を決意した。妊娠中の妻は放射能の赤ん坊への影響に不安を抱え、だんだん正気ではいられなくなる。
そんな中、謎の政府の役人が現れ中絶を強引に促す。写真家である夫は、かつてのままの美しい自然や動物の写真を撮り、妻を安心させようと単身福島に戻ったのであったが、彼がそこで見たものは・・・。
■キャスト
監督:キム・ギドク
出演:中江翼 堀夏子 武田裕光 田代大悟 藤野大輝 合アレン
菅野圭 諸星敦 中野貴生 三ノ輪健太郎 猪股俊明 石松太一 林雄大 島田一斗 香具青汰 加藤蒼渉 宇野正剛
■監督からのメッセージ
私は、日本に友達がすごく多いのですが、みなさんとても良い方で優秀です。でも、日本と韓国は、過去の不幸な歴史の為に、あまり仲が良くない状況です。そんな中で作った、今回の「STOP」ですが、これは韓国人だとか日本人だとか、そういったことは関係なくて、人類の安全の問題だと思っています。
そして、6年前の3月11日にはたくさんの方が亡くなりました。亡くなった方のご家族のことを考えると、非常に心が痛みます。そして、原発の問題は、終わっていません。終わっていないどころか、これからも、どんどん深刻なことになっていくかもしれません。世界中の技術者を集めてでも、早く自然な状態が戻ってくるようなことになればいいなと思っています。
2017年5月13日から新宿K's cinema、キネカ大森、横浜ジャック&ベティなどで順次ロードショー!
詳しくは各映画館のHPにてご確認ください。
【STOP 予告編】
http://www.youtube.com/watch?v=36pdwYnHapQ
【STOP 公式HP】
https://www.stop-movie.com/