反橋宗一郎が松山光役で出演! 超体感ステージ『キャプテン翼』製作発表
5月8日(月)、東京・Zeppブルーシアター六本木にて、超体感ステージ『キャプテン翼』製作発表が開催され、キャスト・スタッフ一同が集結しました。
「キャプテン翼」は、1981~88年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、その後も「週刊ヤングジャンプ」(同)などで続編が連載されている大人気サッカーマンガ。その「キャプテン翼」が今回初の舞台化とあって、製作発表には作者の高橋陽一さんも出席。「実写版で翼が演じられるのは初めて。原作者として(実写化は)未知なので楽しみです」と期待を寄せます。
製作発表では、キャスト陣がデモンストレーションとしてダンスパフォーマンスを披露したあと、総合演出を務める演出家・振付家・ダンスパフォーマーのEBIKEN(蛯名健一)さん、脚本・演出アドバイザーの加世田剛さん、振付の松永一哉さんが登場。また、キャスト第一弾メンバーとして、大空翼役の元木聖也さん、若林源三役の中村龍介さん、日向小次郎役の松井勇歩さん、岬太郎役の鐘ヶ江洸さん、三杉淳役の鷲尾修斗さん、松山光役の反橋宗一郎さん、早田誠役の土井一海さん、新田瞬役の加藤真央さん、次藤洋役の皇希さんが紹介され、ユニホーム姿で登場しました。
少年時代、サッカーが嫌いだったはずが「キャプテン翼」を読んだ翌日にはサッカーを始めていたというEBIKENさんは「僕のこれまでの知識はもちろん、周りのスタッフにも色々なアイデアをもらっているので、誰が観ても楽しめるような舞台を作っていきたい」と意気込みを見せます。
トリッキングやアクロバットを得意とする主演の元木さんは、片足で宙返りを行うアクロバティックな空中技「コークスクリュー」を壇上で披露してみせ、作中の神業についても「限りなく再現していきたい」とニッコリ。また、サッカー経験者で、ジュニアユース時代にアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手と対戦した経験があるという鷲尾さんは「ボールを使ったパフォーマンスが少しでもできれば」と意気込みます。他にも、ダンスのロサンゼルスDance世界大会で優勝した経験がある皇希さんなど身体能力の高いキャストが集結していることから、原作者の高橋さんも「マンガでは、実際にはできないようなアクロバティックなプレーばかり描いているんですけど、それが再現できそうな人が集まっているというのはすごいと思います」と称賛していました。
今回の舞台では、ダンスやアクロバットなどの身体能力に加え、デジタルやイリュージョンを取り入れ、マンガに登場するドライブシュートなどの"神技"が表現されるのですが、"超体感"の言葉通り、SONYが技術協賛し、演劇界では初となる最先端技術を導入することも発表されました。これは、SONYが開発した、触覚を刺激することでものに触れたような感触などさまざまな感触を擬似的に再現するというハプティクス技術(触覚提示技術)によって実現したもので、観客は特注のハプティックウェアを装着することによって、舞台の演出に合わせてリアルな振動を体感することができます。ちなみに、ハプティクス技術が体験できるのは「プレミアム体感シート」のみで、毎公演87席が用意される予定だそう。
その後の質疑応答では、出演することになった感想を聞かれた元木さんが「明るくてまっすぐなところが翼くんとの共通点かなと感じましたし、キャストとスタッフの名前を見たとき、これは不可能を可能にできる舞台になるんじゃないかと思いました」と実写化に自信をみせます。また、反橋さんも「僕自身、『キャプテン翼』を読んでサッカーを始めたこともあって、出演できることがうれしい。演劇人としても、新たな演劇が始まることが楽しみです」と語ります。
「劇中の必殺技を舞台ではどのように再現するのか」という質問には、EBIKENさんが「たとえばドライブシュートは映像を使うことになると思います。スカイラブハリケーンに関しては、立花兄弟役の2人にリアルでやってもらいたいと思っています」と回答。また、舞台で描かれるストーリーについては、加世田さんが「舞台はオリジナルストーリーになります」とコメントしていました。
「超体感ステージ『キャプテン翼』」は8月18日(金)から9月3日(日)まで、東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演されます。
超体感ステージ「キャプテン翼」
日程:2017年8月18日(金)~9月3日(日)全23公演
会場:Zeepブルーシアター六本木
料金:プレミアム体感シート12800円、プレミアム席10800円、一般席7800円
キャスト
大空翼:元木聖也
若林源三:中村龍介
日向小次郎:松井勇歩
岬太郎:鐘ヶ江洸
三杉淳:鷲尾修斗
松山光:反橋宗一郎
早田誠:土井一海
新田瞬:加藤真央
次藤洋:皇希
スタッフ
総合演出:EBIKEN(蛯名健一)
脚本・演出アドバイザー:加世田剛
振付:松永一哉
製作:アルテメイト/Planning Office GS
エグゼクティブプロデューサー:杉本圭司
製作統括:萩原要/牛田直人
プロデューサー:石津美奈
舞台総合監督:杉田靜生
問い合わせ:(株)アルテメイト TEL 03-6278-8176(平日11:00~17:00)