内場勝則、東京で初の主演舞台が決定! 舞台『FILL-IN~娘のバンドに親が出る~』製作発表囲み会見
5月17日(水)、東京・新宿の吉本興業本社にて、舞台『FILL-IN~娘のバンドに親が出る~』の製作発表囲み会見が開催され、作・演出・出演の後藤ひろひと氏、主演の内場勝則のほか、相楽樹さん、乃木坂46の松村沙友理さん、千菅春香さん、池乃めだかが登壇しました。
鬼才・後藤ひろひとが手がける、東京では7年ぶりのオリジナル新作公演となる本作は、孤独な男・真下幸吉(内場勝則)が、「音楽に人生を賭けたい」と言い出し勘当した娘の事故死を知らされ、娘が歩んできた人生を知るために、娘が所属していたガールズバンド『スキッドマークス』に加入し、娘のため、自分のため、そしてバンドのためにメジャーデビューを目指して奮闘する人情物語。
今回が新喜劇以外の舞台では初主演となる内場は、「私自身、東京で初めて主演の舞台をやらせていただくということで......。最初は軽く考えてたんですが、どんどん話が大きくなってきて。しかも今回、ドラムにも初挑戦で、『できんのかなぁ?』と思ったんですが、とにかくいっぱい稽古して、7月にはすごいものが観られると思います。ぜひ観に来てください!」と意欲を見せます。
「ガールズバンドのメンバーにはさまれて、どうですか?」という質問には、「僕も今娘が19歳で、しかもバンドもやってたんで、リアルです」と、役柄との共通点を明かします。また、ドラムを初めて見たとき、「『これは家具やな......』と思いました(笑)。迫ってくるんですよ、それが。怖かったですね」とこぼしますが、2カ月ほど稽古をした現在では「スティックがもう、箸くらいに細くなってます」と話し、笑いを誘っていました。
「作・演出なのにいちばん派手ですみません」と自己紹介し、笑わせた後藤氏は、主演を務める内場について「内場勝則さんという人は、関西在住で一番上手な俳優だと思っていて。なんとか内場さんの魅力を全国の人たちに届けたいという思いからこういうストーリーを思いつきました」と、内場ありきで本作を書いたことを告白。
バンドリーダーでギターの葉月役の相楽さんは、「私は関東出身なのですが、ずっと新喜劇が好きだったので、内場さんと共演できることが楽しみです」とニッコリ。ギターに関しては「家で趣味程度で弾くくらいで、お客さんの前でやるのは初めてなので、練習をがんばりたいです」と、ギターの経験者であることも明かしていました。
また、「同じく新喜劇が大好きな友達のために、めだかさんと一緒に舞台ですべって転びたい」と野望を話す相楽さんですが、残念ながら「この舞台で!? ゴメン、それは無理やわ~(笑)」と後藤氏に即却下されていました(笑)。
一方、ベースのくりこ役・松村さんは「私は大阪出身なので、小っちゃい頃から見ていた新喜劇のみなさんとご一緒できることは、とても緊張しますけど、感激です」と心境を明かします。松村さんもギター経験があるそうで、「ギターはやったことあるんですけど、ベースは初めてで。ベース、重いです~! 肩こりになっちゃって......」とこぼし、取材陣を笑わせます。
ちなみに、ギターを始めたきっかけは「モテるかな?と思って。男の子みたい(な理由)ですけど(笑)」と、これまた意外な動機を告白。「女の子でギターやってるって、カッコいいじゃないですか。でも意外と仕事にもつながったから、自分のためになりました」と振り返っていました。
「乃木坂のメンバーは見にくる?」と聞かれると、「ちょうどツアー中ではあるんですけど、日程は被っていなくて、ツアーの準備期間でみんな元気だと思うので、メンバーの半分ぐらいは見に来てくれるんじゃないかなぁ......」と予想しつつ、「かわいい子がいっぱい来るんで、がんばってください!」と内場にプレッシャーをかけます。
先日、初めて合同練習をした際には「内場さんのドラムがめっちゃカッコよくって、内心『ヤバい!』と焦りました」と話す松村さんに、「僕らのハードルが低いだけちゃう? あかんあかん(笑)!」とツッコむ内場。
舞台が初めてで、期待半分不安半分だというキーボードのレイ役の千菅さんは、「役柄がちょっと変人の役のせいか、レッスンのとき、先生に『あごで弾いてみたら?』って言われたり......(笑)」と、とまどいを見せながらも楽しんでいる様子。また、「おばあちゃんが舞台に出演することをとても喜んでくれているので、おばあちゃんのためにもがんばりたいです」と意欲を見せます。
後藤氏に「めだかさんのドラムあってのキャスティング」と言わしめた、実はドラムが得意だという池乃めだかは、"公園に住んでるナゾのおじさん"役。「この世界に入ったきっかけでもあり、初舞台がドラム(演奏)だった」と意外な過去を明かしたあと、「新喜劇はセリフを覚えたら稽古は終わり。でもよその劇団は完成度を高めるために稽古をする。だからよそに行ったら緊張しますけど、今回は新人になったつもりでがんばります」と、最年長ながら初々しい意気込みを語っていました。
最後に「すべての世代に楽しんでもらえる作品になっていると思いますので、いっぱい泣いて、いっぱい笑ってください!」(後藤)、「期待は裏切りません! よろしくお願いします!」(内場)と、作品への意気込みを語って製作発表囲み会見は終了。
舞台『FILL-IN~娘のバンドに親が出る~』は、東京・紀伊國屋ホールにて、7月13日(木)~23日(日)まで上演されます。
【内場勝則】【池乃めだか】
FILL-IN~娘のバンドに親が出る~
日時:7月13日(木)~23日(日)
会場:紀伊國屋ホール
作・演出:後藤ひろひと
バンド楽曲提供:中村中
音楽監督:楠瀬拓哉
出演:内場勝則、相楽樹、松村沙友理(乃木坂46)、千菅春香、汐崎アイル、柿丸美智恵、多田野曜平、菊池健一(ギンナナ)、たくませいこ、後藤ひろひと、池乃めだか
料金:7800円(前売・当日共/全席指定/税込)
チケット:5月27日(土)10:00~発売
・チケットよしもと
0570-550-100(Yコード:105200)
http://yoshimoto.funity.jp/r/fillin/
※発券・店舗購入 ファミリーマート店内Famiポート
・チケットぴあ
0570-02-9999(Pコード:458-696)
http://w.pia.jp/t/fill-in/
※発券・店舗購入 セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗
・ローソンチケット
0570-084-003(Lコード:33664)
0570-000-407 (オペレーター対応)
http://l-tike.com/fill-in/
※発券・店舗購入 ローソン、ミニストップ店内Loppi
・e+(イープラス)
http://eplus.jp/fill-in/
※発券・店舗購入 ファミリーマート店内Famiポート
・キノチケットカウンター
店頭販売 10:00~18:30 (新宿駅東口・紀伊國屋書店新宿本店5F)
・キノチケオンライン
https://www.kinokuniya.co.jp/
・公式ホームページ
http://fill-in.yoshimoto.co.jp