酒井藍単独公演『しん・酒井藍・きげきっ・ドキッ!』
5月10日(水)、なんばグランド花月で酒井藍単独公演『しん・酒井藍・きげきっ・ドキッ!』が開催されました。今回は新喜劇に加えて、新喜劇メンバーの知られざる素顔をつめこんだ新喜劇ラップ、漫才、さらにダンスまで、藍ちゃんの魅力がギュッとつめこんだ内容となっていました。
まずは、新喜劇「ハイキュー少女藍ちゃん!!!」。花月高校男子バレー部の奮闘劇を描いた新喜劇です。公園でたこ焼き屋台を営む信濃岳夫は、かつて強豪といわれていた花月高校男子バレー部のOB。そこに、ピンク色のジャージ姿の藍ちゃんが自転車でやってきました。藍ちゃんは、花月高校男子バレー部のマネージャー。お客さんの大歓声と拍手に迎えられて登場した藍ちゃんを、さっそく「マネージャーというよりバボちゃんみたいやな!」とイジる信濃。さらに藍ちゃんは「ここで練習がしたいから邪魔」と、巨体を生かして屋台を隅っこに追いやる力技も!
続いて男子バレー部キャプテンの清水啓之、部員の諸見里大介、祐代朗功がやって来ますが、頼りない面々、そして部員の少なさ。すっかり弱小バレー部となってしまったことを、OBとして心配する信濃。
さらに幽霊部員の吉田裕も通りかかりますが、「バレーボールなんか興味ない」という態度。しかしキャプテンの清水曰く、じつは吉田は花月高校男子バレー部のエース。中学時代は清水と共にバレーボールに打ち込んでたといいますが、どうも辛い過去があるらしく...。するとそこに、花月高校校長の森田まりこと教頭の松浦真也が登場。まりこ校長は「男子バレー部は花月高校に必要のない存在」と切り捨てます。その理由を松浦教頭と共に「必要ない」という曲に乗せてミュージカル仕立てで表現するまりこ校長。
あまりの名曲とまりこ校長の激しいダンスに見入るメンバーでしたが、花月高校男子バレー部は、その名曲により自分たちが廃部の危機にさらされていることを知りました。さらにまりこ校長は、春の高校バレー優勝校の吉本高校との練習試合で勝つことができれば廃部はナシにしてやってもいい、と言い出します。強豪の吉本高校男子バレー部と、いまや弱小となってしまった花月高校男子バレー部。その実力の差は誰もが知るところ。あえて実力の差を、リンボーダンスで表現してみせるまりこ校長と松浦教頭。
しかし、こうなればやるしかありません。その日から、試合に向けて練習に励む花月高校男子バレー部の面々。マネージャーである藍ちゃんも、監督ばりの指導で部員たちを鼓舞します。そんななか、幽霊部員だったエースの吉田裕が戻ってきました! 頼りになるエースが戻ってきたものの、まだ部員は足りない状態。すると藍ちゃんが「私が助っ人に入る!」と言い出し...。
いよいよ決戦のとき。格上の相手に苦戦する花月高校男子バレー部。そこで藍ちゃんは、秘策を繰り出すことに。祐代は、アタックすると同時にハーッと臭い息を吹きかける攻撃。自分の汗でびっしょり濡れたボールでサーブを打つことで相手のミスを誘う清水啓之。指示を飛ばすものの滑舌の悪いしゃべりで敵の注意を削ぐ諸見里。数々の奇策で、花月高校は奇跡的にマッチポイントを迎えました! 最後はエースの吉田裕が決める...と思いきや、助っ人で入ったマネージャーの藍ちゃんがバッチリ決めて試合終了!
吉本高校に快勝した花月高校男子バレー部、廃部をまぬがれることができた...はずだったのに、またもまりこ校長と松浦教頭が登場。「認めるわけにはいかない」と条件を翻し、花月高校男子バレー部を廃部に追いやろうとしますが...。
顧問の今別府先生が、まりこ校長と松浦教頭が不倫関係にあることを暴露。男子バレー部を廃部に追い込み、バレー部に使っていた予算を、自分たちの飲食代などに回そうと企んでいたことを明かすのでした。言い逃れができなくなり、観念したまりこ校長と松浦教頭。晴れて、花月高校男子バレー部はこれまで通り活動できることになったのでした。
今別府の「ぴゅっぴゅぴゅっぴゅ」などおなじみのギャグのほか、なんばグランド花月の舞台を使って再現されたバレーボールの試合のシーンなど、見どころ満載の新喜劇にお客さんたちは大喜びでした。
休憩を挟み、次は藍ちゃんの魅力が炸裂するコーナー「酒井藍のピンネタドキッ!」。まずは「新喜劇ラップ」です。おなじみの新喜劇座員の素顔を明かす内容で会場を沸かせます。
続いて「酒井藍の漫才ドキッ!」。岡田直子とコンビを組んだ「ブタメガネ」で3分間のネタを披露しました。途中、祐代も乱入して大盛り上がりの漫才となりました。
続いて藍ちゃんが「2016年でいちばん印象にの凝っているもの」として、YouTubeでも発表された新喜劇メンバーによる「恋ダンス」を披露!
ほか、ブリッジVTRでは「酒井藍のイタズラ」として、島田一之介、宇都宮まき、小籔千豊、川畑泰史、浅香あき恵、すっちーにブーブークッションやゴキブリの小物を使ったドッキリを仕掛ける企画も。それぞれ、個性際立つリアクションが続々と飛び出しました。
そしてついにエンディング。藍ちゃんは「新喜劇は本当に素晴らしい方がたくさんいる」と、この日の出演者全員を「AKB48」の「チームB推し」に乗せて紹介! 最後までノリノリの単独ライブとなりました。
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