爆ノ介プレゼンツ!"地肩"で笑いを競い合う「BDB〜爆裂地肩バトル〜」第6章は霜降り明星が優勝
6月4日(日)、よしもと漫才劇場にて、「BDB〜爆裂地肩バトル〜」が開催されました。爆ノ介が手がける、ひと味もふた味も違うお笑いバトルとして人気の同イベント。30秒という制限時間のなか、とにかく何でもありで笑わせ、獲得ポイントを競うという斬新かつ超シビアな大会となっています。今回は、東京からジェラードンとバンビーノをゲストに迎えて贈る第6章。出場者全20組の頂点に立つのは誰か!? 会場は開演前からたいへんな熱気に包まれています。
冒頭、暗転した舞台に現れたのはなにわスワンキーズの3人。ひとりずつスポットライトに照らされ、同イベントの始まり、そして「スペシャルMC」の登場を告げます。続いてどこからともなく聞こえてきた、「みんな〜! BDBが、は〜じま〜るよ〜!」の声...そう、今宵のMCは、藤崎マーケット・田崎。おなじみのあの衣装で飛び出し、なにわスワンキーズとの「ラララライ体操」コラボでオープニングを飾りました。
続いては、お待ちかねの選手入場です! 田崎の紹介を受け、爆ノ介を筆頭に、出場者たちが次々と舞台へ。客席後方扉から、通路を通って入場するという演出で、観客を喜ばせます。各組ともさっそくボケやギャグを繰り出し、既にバトルが始まっているかのような雰囲気に。
ジェラードン・西本はスティービー・ワンダーになりきっての登場。海野、かみちぃも「スティービーを呼んだからには、すぐ負けるわけにいかない」と意気上がります。また、ヘンダーソンが初登場ということで、中村は「後輩に舐められているので、ここで優勝を狙いたい」と、噛みながらも決意表明していました。
バトル開始の前に、まずは爆ノ介による主催者挨拶が。口をまったく動かさず、「心に語りかける」スタイルでしゃべり始めると、いつしか田崎、さらにダブルアート・真べぇも加わり、なぜか延々、打ち上げの相談を続けるという3人...。
さらに解説を担当するゲスト、アキナも舞台へ。ふたりとも「すごい楽しみ!」と口を揃えます。
開会式のクライマックスは、BDB旗の掲揚! 再び現れたなにわスワンキーズ・こじまラテの歌に乗せ、するすると上がっていく旗...。そこにはなぜか、なにわスワンキーズの6月のスケジュールが書き込まれていました。
ここで、同イベントのルールについて説明を。出場者は4ブロックに分かれ、トーナメント方式で対決します。組み合わせは、事前に厳正なる抽選にて決定済み。試合では、各コンビ持ち時間30秒×2回が与えられ、ギャグ、コンビ芸、ショートコントなど何でもあり、とにかく"地肩"でお客さんを笑わせます。2回目終了後は、さらにポイントが倍になる「アルティメットターン」が。これらを通して、最終的に最も多くのポイントを獲得したコンビが勝者となります。
まずは予選からスタート。4試合が行われ、各組「レッド」「ブルー」「グリーン」「イエロー」「パープル」の5色に分かれてぶつかり合います。判定は、観客の皆さんの笑いの大きさにより、「B=1点」「BD=2点」「BDB=3点」「ノーポイント」がそれぞれ与えられます。
第1試合は、レッド=大自然、
ブルー=クロスバー直撃、
イエロー=ヘンダーソン、
グリーン=フースーヤ、
パープル=霜降り明星が激突。
いずれ劣らぬ爆笑ネタの連続となりましたが、せいやのモノマネもしっかり盛り込み笑わせた霜降り明星、自己紹介シリーズを中心にさすがの破壊力を見せつけたクロスバー直撃という上位2組が準決勝に進出しました。解説席から見守るアキナは、「レベル高すぎる! 面白い!」「誰が勝ってもおかしくない!」と大興奮です。
第2試合は、レッド=ロングコートダディ、
ブルー=タナからイケダ、
イエロー=爆ノ介、
グリーン=バンビーノ、
パープル=蛙亭という顔合わせ。
30秒×2という限られた時間内に、各組それぞれ渾身のネタを詰め込みます。結果は、動き・フレーズなどさまざまな角度から攻めた爆ノ介、息もつかせぬショートネタの連続で沸かせたバンビーノが2強に。すっかりBDBワールドにハマってしまった山名は、「寝ころんでお菓子食べながら見たいわ〜」としみじみ。これには観客の皆さんも爆笑&大いに納得の様子でした。
第3試合は、レッド=ジュリエッタ、
ブルー=祇園、
イエロー=紅しょうが、
グリーン=コーンスターチ、
パープル=ジソンシンが登場。
ここでは「立ってこれ〜」を含む木崎を前面フィーチャーしたネタを炸裂させた祇園が、頭ひとつ抜け出た形に。とにかくギャグ満載で波状攻撃を仕掛けたジュリエッタが2位につけ、この2組が勝ち抜けました。アキナのふたりは、紅しょうががタイムリミットを前にネタに詰まってしまったことを振り返り、「惜しかった!」とその健闘を讃えます。
レッド=マユリカ、
ブルー=ダブルアート、
イエロー=ツートライブ、
グリーン=ジェラードン、
パープル=ニッポンの社長という組み合わせの第4試合も、またまた大熱戦に。
アルティメットターンのショートコントでも大きな笑い(BDB)をさらったジェラードンが堂々のトップ、関西の懐かしCMをはじめ多彩なネタで笑わせたマユリカが2位となり、見事、準決勝進出!
8組で争う準決勝は、4組ずつの2試合を実施。ルールは予選と同じですが、新たに小道具も使用できることに! モノボケなど、使い方はもちろん自由。果たして勝ち上がる2組はどのコンビに!?
1試合目に登場したのは、クロスバー直撃、
霜降り明星、
爆ノ介、
バンビーノ。
ここぞとばかりに小道具を大活躍させる3組に対し、バンビーノは今回もショートネタの連発で勝負をかけます。秋山が思わず「事実上の決勝では?」ともらすほどの激戦を制したのは、霜降り明星! 敗れた爆ノ介は「もう十分の介!」とすがすがしい笑顔で、ここからは解説に加わります。
2試合目は、ジュリエッタ、
祇園、
マユリカ、
ジェラードンの4組。
小道具の解禁で新たな笑いが巻き起こるなか、田崎が「会場が揺れましたね!」というほどの盛り上がりに。爆ノ介も「見るとこんなに面白いんですね!」と感心しきりです。
そんななかでトップに立ったのは、櫻井が小道具を選び、木崎がそれに合わせてボケるという見事なコンビネーションを見せた祇園! 決勝は霜降り明星×祇園という組み合わせに決定しました。
いよいよ決勝戦。3分間で、とにかく交互に打ち合うというルールに変更されるほか、さらに効果音入りのサンプラーも使用できるようになります。前半戦は、サンプラーを駆使してボケの応酬を見せる2組。
いずれもBDB連発の好勝負を繰り広げます。後半に入ると、モノボケやショートネタを織り交ぜた総力戦となり、終盤には木崎の「立ってこれ〜」をせいや、櫻井がカバーして笑わせる怒とうの展開に! 続く粗品がボケる寸前で、惜しくも時間切れとなり、手に汗握って見守ってきた秋山は「空気読んでよ!」とクレームを!?
素晴らしい打ち合いを見せてくれた2組に、アキナも爆ノ介も「楽しかった!」と大満足。獲得点の計算に入り、この日の出演者が再び舞台へ集まります。
結果を待つ間には、爆ノ介がアイロンヘッドや男性ブランコからの推薦を受けてジェラードンに出場をオファーしたことなど、裏話も続々。爆ノ介は、いつか東京でも開催したい、と夢を広げていました。
さあ、結果発表の時間がやって来ました。優勝したのは霜降り明星! わずか1点差という僅差で接戦を制しました。
過去の同イベントにMCとして出演してきた祇園・木崎は、「今まで誰よりも近くで見てきただけに、対策は完璧だった。ほんまに悔しい!」とコメント。名前を呼ばれてガッツポーズを決めた霜降り明星を、爆ノ介特製のパセリ(緑の紙吹雪)が包みました。
閉会の言葉を求められた爆ノ介は、「もっと大きなところでやることがあったら、ぜひ出場者として」とアキナに直談判。ふたりは「絶対イヤ!」「解説か、もしくはチケット買って客席に座って見るわ!」と即答していました。次回はどんな芸人が参戦し、どんな闘いを繰り広げるのか...どうぞお楽しみに!
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