パンブー黒瀬&バッド佐田が非行からの更生を回想! 第67回"社会を明るくする運動"中央行事再犯防止啓発月間オープニングイベント『立ち直りフェスティバル』
7月1日(土)、東京・有楽町駅前広場にて、第67回"社会を明るくする運動"中央行事再犯防止啓発月間オープニングイベント『立ち直りフェスティバル』が行われました。
すべての国民が犯罪や非行の防止と、罪を犯した人の改善更生について理解を深め、犯罪や非行のない地域社会を築くための全国的な運動"社会を明るくする運動"。
その強調月間・再犯防止啓発月間(7月)のオープニングイベントとなった本イベントには、有楽町の駅前で大勢の人が楽しみました。
ブースは熊本県、宮城県の特産品などが設けられ、一方のステージでは、薬物依存からの回復を目指す「ダルク」によるトークとエイサーライブのオープニングアクトで幕開けすると、中央区ジュニアコーラス・プリエールによる合唱、金田法務大臣挨拶、来賓紹介、フラッグアーティスト谷村新司さんによるトークショー、更生ペンギンのホゴちゃん・サラちゃんによる「くまモン体操」、新宿駆け込み餃子による活動紹介として(公社)「日本駆け込み寺」代表・玄秀盛さんによるトークショーと様々なイベントを実施。
続いて、映画『君の笑顔に会いたくて』主演の洞口依子さん、俳優の土田卓弥らによるトークショーでギャラリーを楽しませた後、15時50分よりスタートしたのが『吉本興業×法務省"再犯防止啓発月間" オープニングイベント』と題した黒瀬純(パンクブーブー)と、佐田正樹(バッドボーイズ)、法務大臣政務官の井野俊郎さんによるトークショーが開演します。
あべこうじのMCで進められ、まずは佐田と井野さんが登場。
かつて暴走族の総長だった佐田ですが、「そんな悪いことをしてないですよ」「言い方変えると四季を感じて走るサイクリングの部長(笑)」と最前列の少年に語りかけて、場を和ませます。
その後、佐田は中学、高校時代、非行に走った経緯や鑑別所で母親が面会に来た際の逸話、当時の心境などを吐露。
一方の「初めて芸人さんと混じらせていただきます」という井野さんでしたが、品川祐(品川庄司)、黒瀬、佐田が出演し、非行当時を振り返るVTRについて、「私も田舎の育ちですから、佐田さんの気持ちもよくわかります。不良は女の子にモテるんじゃないかとか、共感しました」とのことです。
到着が遅れた黒瀬は、「COWCOWの多田さんですか?」と井野さんをいじりながら登場。
黒瀬と佐田は、福岡県篠栗町徒歩5分の近所で生まれ育った幼なじみで、佐田の方が3歳年下ながら芸人としては同期という関係です。
当初は佐田が「黒瀬先輩」と呼んでいたものの、大喜利イベントで大スベリしていた黒瀬を見て、「"黒瀬"と言うことにしました(笑)」とタメ口で会話するようになったそうです。
黒瀬も暴走族に所属していましたが、「バイクがうるさくて寝れんばい」という祖母の嘆きを聞いてから、更生へと向かったとし、佐田も「誰かを悲しませたくないという時に、(不良を)やめちゃいますね」と同調。
その後は、佐田もお世話になったという保護司の重要性について語り合い、「法務省は再犯防止を推進します!」との掛け声でイベントを締めくくりました。
その直後に行われた「クロージングイベント」には、あべ、黒瀬、佐田に加えて、中央区保護司会会長の松川さん、千代田区保護司会会長の木ノ島さん、さらには更生ペンギンのホゴちゃん、サラちゃんが登壇。
現役保護司の2人からボランティアで行われている保護司の現状について語られ、「器がデカイです」と佐田も感心し、加えて地域の住民たちの助け合いなどの必要性を訴えかけます。
イベントを振り返り、佐田は今後もPRを続けたいとし、ボランティアで少年院への慰問も計画しているそうで、あべから「(ギャラ)欲しい?」と訊かれると「欲しい!(笑)」と思わず本音も(?)。
一方の黒瀬は、万引きGメンをしているとうそぶくも、客席からは思い通りの反応は得られず「笑いを万引きされたみたいで(笑)」とお茶を濁しつつ、自身の子供の友だちを含めた近所の子供たちへの声がけを続けたいと宣言しました。
『社会を明るくする運動』の取り組み、活動については、法務省内サイトでご確認ください。
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