長瀬智也主演 日曜劇場『ごめん、愛してる』 池脇千鶴が高次脳機能障害の難役を
7月5日(火)、TBS系ドラマ 日曜劇場『ごめん、愛してる』(7月9日(日)より放送)のプレミアム試写会&舞台挨拶が行われ、主演の長瀬智也さんをはじめ、吉岡里帆さん、坂口健太郎さん、大西礼芳さん、池脇千鶴、大竹しのぶさんが登壇し、撮影裏話や見どころを語りました。
愛を知らない男が、愛を知り、愛を求めたことで生まれる切ない愛の物語。幼い頃、母親に捨てられ、誰からも愛されることなく育った主人公・岡崎律を長瀬智也さん、律と運命的に出会う女性・三田凛華を吉岡里帆さん、律を捨てた母親・日向麗子を大竹しのぶさん、麗子から溺愛される息子・サトルを坂口健太郎さんなど豪華キャスト陣が集結。
誰にも愛されたことがない孤独を抱えた男・律を演じる長瀬さんは「僕も一人の男として孤独な時間にいろいろ感じることがあるので、そういうものを岡崎律を通して表現できたら」と。また、19年ぶりの本格ラブストーリーということで「以前とは愛の考え方も変わっていると思うので、昔だったら考えなかったようなことも考えたりして、ひとつひとつ重く感じますね」と愛を描く物語への思いを語りました。
その律に幼なじみの愛を注ぐのが、池脇千鶴演じる律と同じ児童養護施設で育った河合若菜。池脇が「律くんは愛されたことないって言いますが、たぶん私が一番愛してると思います」と口にすると、長瀬さんは「いました、ここに!」と満面の笑顔に。若菜は、高次脳機能障害により7歳程度の知能でとまっているという難役。池脇は「高次脳機能障害の3人の方にお会いして、生活やお仕事、夢などについて他愛ないお話をさせていただきました。ドラマの中では本当の苦しいところは描かれていないので、みなさんからうかがった楽しみや幸せを感じるところを、若菜として出していけたら」と役への意欲を。
大竹しのぶさんは「切ない愛の物語ですが、現場ではバカばっかり言ってて(笑)。長瀬くんを中心にスタッフもアホばっかりで(笑)」と明るい現場の様子を。舞台挨拶中にも、長瀬さんが吉岡さんの衣装の"ワイドパンツ"を「あのドカンみたいなやつ流行ってるよね」と"ドカン"呼ばわりし、キャスト陣もお客さんも大爆笑する一幕もあり、現場の空気が伝わってきました。
また、天才ピアニスト・サトルを演じる坂口健太郎さんをはじめ、大西礼芳さん、大竹さんは楽器を演奏するシーンも。外食する時間も惜しんで練習したため出前に詳しくなったという坂口さんの演奏シーンは、長瀬さん、大竹さんはじめキャスト陣も絶賛。"天才"と褒められまんざらでもない坂口さんでしたが、吉岡さんから「僕、難しい曲しか弾けない」と"天才"発言をしていたことを暴露されてしまいます。すると、大竹さんも自らの演奏シーンについて「プロの人もなかなか弾けないっていうのに、私はなぜか弾けちゃったんだよね~(笑)」と天才発言し、会場を笑わせました。
【池脇千鶴】