キスおばちゃんが小沢仁志に祝福のキスをプレゼント! 映画『帰ってきたバスジャック』初日舞台挨拶
7月8日(土)、東京・池袋シネマ・ロサにて、映画『帰ってきたバスジャック』初日舞台挨拶が行われ、ココリコ・遠藤章造、フットボールアワー・岩尾望、ほんこん、小沢仁志さん、藤原健一監督が登壇しました。
前作から3年の時を経て帰ってきた今作。前作『バスジャック』は遠藤が映画に単独初主演するということで、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』でも話題にされ、ダウンタウンの2人が「『バスジャック2』があるなら出てもいい」という話にまで発展したほど。
バスのツアー添乗員・小宮昇が起こす珍事に、乗客を始め、ヤクザやテロリストが巻き込まれ、事態が急展開していく超ド級ジェットコースターパニックエンタテインメント作品である本作は、凶悪テロリスト犯・真田丸男にジミー大西、謎の男に小沢仁志など、ユニークかつ豪華なキャストが名を連ねます。
この日のMCである井上マーの呼び込みにより、ゲスト全員が登場。最初に遠藤が「今日は50人限定ということでね、今日参加できたお客さんはラッキーですよ!」とお客さんの数が若干さみしいことを逆手に取り、笑いを誘います。続けて「この作品は昨年の年末、12月の26日にクランクインし、3日間で撮らせていただきました。渾身の作品となっています」と、衝撃的な撮影期間の短さを告白します。
岩尾は「僕は今作からの参加で、しかも映画の現場というものをあまり知らないんですが、撮影が全部で3日間やったり、カメラが小さかったり、なんか再現VTRで見た映画の撮影風景みたいな......なんやったらドッキリちゃうかな?という規模の撮影やったんで、ちゃんと映画として公開されてホッとしました」と正直な気持ちを話していました。
前作からの参加となるほんこんは、「僕は全作出てますんで......『男はつらいよ』を抜くかな(笑)?」と笑わせつつ、映画の設定について「なんでヤクザの組長がバスに乗るのかわからへん(笑)!」と納得いかないようすを見せます。さらに、「僕まだ今作も前作も見てないんです」と発言したため、周りから「ええ~っ!?」と若干非難めいた声が上がったのですが、「ちゃうねんちゃうねん。会社が......。会社がDVDを渡してくれへんねん」と会社のせいにするほんこん。なんでも、マネージャーに「DVDをくれ」と何度も言っているにもかかわらず、なぜか全然渡してくれないんだそう。
しかし、撮影現場については「楽しい現場だった」と振り返り、さらに、「カメラがちっちゃいのはわかる。バスの中で撮影しなあかんからコンパクトなやつなんちゃう?」との推測にはみんな「なるほど!」と大納得でした。
小沢さんは開口一番「今日は記録的な大雪の中、お越しいただきありがとうございます」と言い、遠藤から「今日は雪降ってないですよ!」とツッコまれ、さらに下駄をはいている小沢を見たほんこんが「"足元悪い中"って、自分がいちばんダメなカッコやん!」とツッコミを入れます。
遠藤は撮影時、「実は撮影のとき、体調が悪くて、熱もあったんです。それで、インフルエンザかもと思って、もしインフルエンザで周りに移してしまったら大変やから、病院に診てもらいに行かなと思って行ったんですけど、よしもと指定の病院でよしもと指定のお医者さんに診てもらったからなのか、着いてすぐ、検査結果をちゃんと調べる前に『インフルエンザじゃない』って言われたんです。そんな、検査の結果も見ないうちにわかるんかなぁ? 意識もうろうとしてたから記憶が定かではないけど、あれ、病院じゃなくてよしもとの本社やったんちゃうかなぁ......」と、その時の医師の判断に疑惑を持ったことを告白し、笑いを誘います。
さらに、前作のことが『ガキの使いやあらへんで!!』で話題になった次の日、前作のDVDのアマゾンのランキングが4万位台から200位台になったそうで、しかも検索ランキングでは1位になったというエピソードを披露し、「番組でダウンタウンさんに『次あったら出たろか?』って言われて。そしたらそれを見た制作側が『ダウンタウンが出てくれる!』と思って、次の日にすぐ脚本書いてすぐ続編やろう!って動き出したんです。でも、その後『ダウンタウンさんが出ない』ってことになって、まさかのダウンタウンさんがハシゴを外す、っていう......。でも、もう企画は動き始めちゃってたんで」と、ダウンタウンのほんの軽い一言で映画の続編が決まったというウソのような本当の話を告白。
「今の話、本当なんですか?」という井上の質問に、あっさり「ホントなんですよ」と認める監督。さらに「また続編やりましょうよ!」と出演者に言われた監督は、「次回のタイトルなんにしますか?」と聞かれ、「次は『さらばバスジャック』かなぁ」と答え、「次で終わりかい!」とみんなからツッコまれていました。
また、小沢さんはジミー大西とのシーンを振り返り、「あんなデカいカンペ初めて見た」とカンペの大きさに驚いたことを告白。なんでも、セリフをまったく覚えてこなかったジミーのために、ものすごく大きな字で書かれたカンペが用意され、ジミーはそれを見ながらセリフを言ったんだとか。
と、ここでジミーからビデオメッセージが届きます。その中で小沢さんに「カンペ見ながらセリフを言ってすいませんでした」とタイムリー(?)に謝るジミー。しかし最後に「役者を目指してがんばりたいと思います」とナゾの意気込みを見せて締めるという、あいかわらずワケのわからなさ全開のジミーからのメッセージでした。
ちなみに、本作のDVDが9月に発売されるのですが、DVDのメイキングにはそのシーンが「カンペごと収録されている」んだそうで、ある意味必見です(笑)!
さらにここでサプライズゲストが登場!「みんなが誰? 誰?」といぶかしがり、小沢さんが「バス?」とボケる中、登場したのは『ガキ使』でおなじみ、キスおばちゃん。
「今日はみなさんに素敵なプレゼントをしたいそうです!」という井上の紹介と共に登場したキスおばちゃんは、みんなにバラを1本ずつプレゼントしていきます。さらに、「バラだけじゃありません! おばちゃんは、この中のひとりにだけ特別なプレゼントを......」と井上が言いかけると、ひとりだけ色の違うバラを渡された小沢さんはイヤな予感がしたようで、舞台から逃げようとします(笑)。
予想通り、キスおばちゃんは小沢さんに近づいていき、祝福の熱いキスをプレゼント。感想を聞かれた小沢さんは「オレ、生まれて初めてパンチパーマの女とキスしたわ(笑)」と、貴重な体験だったことを笑顔で話していました。
最後のフォトセッションで、当たり前のように出演者に混じって写真に写るキスおばちゃんを見ながら「キスおばちゃん、映画出てへんのに......」と納得いかないようすでつぶやく遠藤。さらに、一貫してなにもしゃべらないおばちゃんについて「ほんまはめっちゃしゃべるんですけどね、おばちゃん」と暴露していました。
『帰ってきたバスジャック』は7月14日(金)まで池袋シネマ・ロサにて1週間限定ロードショー。
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