小気味いいナイスコントを連発! バンビーノ単独LIVE『幕張ナイスコントッ!!』レポート
7月15日(土)、千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場にて、バンビーノ単独LIVE『幕張ナイスコントッ!!』が行われました。
バンビーノ(石山大輔、藤田裕樹)による単独ライブ。
今回は、出番を多く入れてもらっているという、よしもと幕張イオンモール劇場で行われ、新作コントを中心に、大盛り上がりの90分間となりました。
開演時刻を迎えると、拍手に迎えられ「どうも!」と元気よく登場すると、客席を見渡した石山は、「ちょうどいい人数、ありがとうございます」と挨拶。
但し、バンビーノにとって『キングオブコント2014』で初めて決勝進出し、「ダンソン!」で始まる「ダンシングフィッソン族」で一躍脚光を浴びた直後、同劇場で開催した単独ライブは2階まで満席だったそうで、石山が「どこに行ったんでしょうね(笑)」と当時の観客を嘆いて笑いを誘います。
観客とコミュニケーションを図った後、まずはショートコントからネタ披露。
『ウソやろ』『ハグ&パンチ』『ツーステップつぶし』『ファールかホームランかわからずヘンなの出ちゃった』といったタイトルからは想像が付かない、あるいはそのまんまなオチを迎えるショートコントがテンポよく演じられ、さっそく爆笑が生まれます。
そして、子供連れの観客が多いということで、「ダンソン」を披露後、参加希望の子供をステージへ。
シャイそうな男の子でしたが、いざネタが始まると、リズミカルな「ダンソン」と力強い「ニーブラ」を見せつけ、「俺らよりウケたらあかんで(笑)」と石山が嫉妬するほど拍手と笑い声を浴びました。
オープニングVTRに続いて、コント本編へ。
1本目は、閻魔大王に扮した石山が、天国行きか地獄行きかを小気味よく裁くも、藤田の番になると、なぜか「保留」を告げられるというあの世とこの世の境界線を描いたコントです。
寿司ネタによって藤田扮する寿司職人の所作が異なる寿司屋コント、体調の悪さを「微熱ですよ」とアピールするサラリーマンコント、映画『ポリス・ストーリー』風の歌を口ずさみながら、目隠しした師匠に弟子が立ち向かうコントと続き、様々なバリエーションのコントで魅了する2人。
ラストは、賃貸物件の内見に訪れた魔王と不動産店スタッフとの奇妙なやりとりを描いたコントで締めくくりました。
それぞれのコントの幕間には、2人の個人Twitterを利用した対戦企画の模様を収めたVTRを上映。
「自撮り」「空」「川柳」「ファッション」といったテーマに沿った文章、写真をTwitterに投稿し、お気に入りにされた数を競うというルールのもとに行われ、「人気者」対決では、和牛・水田のジャケットを着た石山が川西と撮った2ショット写真を載せ、一方の藤田はミキ・亜生と撮った写真とともに「亜生みたいな弟欲しいよね(^^)」との一文を寄せたところ、お気に入り数1823対1322で石山の勝利といったハイレベルの対決となりました。
その反面、「料理」対決では、料理が得意の藤田が、霜降りサーロインのステーキ彩りサラダ添えの写真とレシピをツイートし、59のお気に入り数を獲得するも、ミキの昴生と食事した写真に「ハンバーグとハンバーグなう。」との一文を寄せた石山が222のお気に入りを獲得して圧勝。
トータルでも、7勝2敗で石山が圧勝し、「料理にも興味ないし、料理してるお前にも興味ないんや!」と石山から罵倒され、落胆する藤田に笑いが起きます(これらの投稿は、現時点でも各自のTwitterで閲覧可能です)。
最後のVTRが終わったところで改めてステージに登場した2人は、Twitter対決企画について、お気に入りをもらうことの難しさを吐露しつつ、「『いいね』した?」と観客を指差した藤田が、「そういうところやぞ。デリカシーのなさ(笑)」と石山から注意を受ける場面も。
また披露した5本のコントについては、「個人的には最後にやったやつ(魔王)がいいかなと思ったんですけど、あんまりウケなかった(笑)」と藤田が省みて、『キングオブコント』で演じるコントは、観客の反応も参考にするため、アンケートに好きなコント書いて欲しいと呼びかけました。
その後は、『バンビーノのスケジュールを振り返ろう』と題し、6、7月のバンビーノの活動状況をエピソードトークとともに報告。
イベント出演などいわゆる営業や劇場出演のため、四国や近畿地方での仕事が目立つ中、北海道へは週2ペースで行き来しているそうで、「よしもとが北海道を盛り上げようっていうのがあるらしいんですけど、とは言ってもバンビーノは入りすぎ!」(石山)、「マイルがすごい(笑)」(藤田)と全国各地での仕事に嬉しい悲鳴をあげます。
もちろんテレビ出演もあり、テレビ東京系『にちようチャップリン』での「お笑い賞レース2位が集結!1位になりたい選手権!」に出演した際は、1位でも2位でもない、3位という結果に「惜しい!」と悔しがる二人。
終盤はサイン色紙があたる抽選会、さらには黄金色の輪っかを客席から投げてもらい、バンビーノのいずれかの首にくぐらせられたら幸せが訪れるという幸運輪(こううんりん)なるコーナーも大盛り上がりとなりました。
最後に客席を背景にした記念撮影が行われ、藤田がTwitterでの「『いいね!』押してくださいね」を念押し、来場者に感謝を伝えたところで終演を迎えました。
【バンビーノ】