アインシュタイン・稲田とプリマ旦那・野村がチームを率いて激突!「いなちゃんのむちゃんの『やんのかコラ!〜ヤンコラ〜』」
7月26日(水)、よしもと漫才劇場にて、『いなちゃんのむちゃんの「やんのかコラ!〜ヤンコラ〜」』が開催されました。アインシュタイン・稲田とプリマ旦那・野村が、それぞれ「チームいなちゃん」「チームのむちゃん」を率いて激突するコーナーバトル。今回が記念すべき1回目となる60分ライブ、いったいどんな迷勝負が繰り広げられるのでしょうか。
オープニング、チームカラーの黄色と赤を身につけた稲田、野村が舞台へ。野村は「次世代を担う若手MCと先輩芸人たちが、楽しくゲームコーナーをやって、切磋琢磨するというライブです」と趣旨を説明しますが、隣の稲田は何やら不安げな表情です。「ボケふたりでオープニングというのはなかなかない」(野村)ので落ち着かないようですが、「そこは任せようと思ってる。のむちゃんがオレと同じスタンスでいたら、えらいことになるよ」と警告する稲田。ライブを仕切る気はまったくありません。野村はポスターのビジュアルを指して、「これでハードル上がってない? これ見ながら、『めっちゃスベるんちゃうん』と不安になっていた」とも。コーナーのMCを担当するメンバーもかなり緊張しており、クラスメイト・伊丹が野村に「コーナーのどなり(タイトルコール)だけ聞いてもらっていいですか」と言ってきたエピソードなども明かされました。
そんななか、いよいよライブがスタート。最初のコーナーは「替え歌イントロでやんのかコラ!」、MCは伊丹が担当します。チーム対抗でイントロクイズに挑戦しますが、回答者は歌部分を替え歌でワンフレーズ歌い、さらに曲名を当てなければなりません。「替え歌が面白くて、かつ曲名も正しくないとダメ!」と非情に宣言する伊丹。しかし、周囲からはいじられまくりで、進行は滞るばかり...これも修業のひとつなのでしょうか。
1問目、誰もが知っている『ドラえもんのうた』のイントロが流れ始めると、メンバーたちは我先にとボタンを早押し! しかしボタンがまさかのアナログ形式、誰が一番早いかを見極めるのは伊丹の肉眼しかないということで、回答者を指名するたびブーイングが...。メンバーの替え歌ボケ合戦も熾烈を極め、初っぱなから舞台上は大混乱です。
稲田にいたっては、まだ何も回答していないうちから客席に笑いが広がるという珍現象も。B'z『ultra soul』のイントロでは、爆ノ介と祇園・木崎が見事なコンビプレイを見せるも、伊丹から「コンビはダメです!」と却下...にもかかわらず、コンビでの回答が止まらず、野村「♪マユリカ中谷の女声!」&中谷「いや〜ん♡」、木崎「♪稲田は早く顔捨てろ!」&稲田「ポイッ!」などなど、爆笑フレーズが続出。しかも、歌っただけで満足してしまうのか、誰も曲名を答えようとせず、伊丹は途方に暮れてしまいます。
チームいなちゃん1点、チームのむちゃん1点という低レベルな結果となり、仕方なく曲を変えてサドンデスに。霜降り明星・粗品やからし蓮根・伊織、蛙亭・岩倉らが熱戦を重ね、チームいなちゃんが1点を追加、ようやく勝敗が決まりました。
続いてのコーナーは、「大喜利でやんのかコラ!」。両チームが王道の大喜利で対決します。MCを務めるのは、さや香・石井。始まるやいなや、スーツ姿にツッコミが入りまくるなど、伊丹のとき同様、メンバーからの洗礼が!? まずはひとつめのお題「甲子園で負けた高校球児、インタビューで泣きながら言った衝撃のひとこととは?」からスタートです。
セルライトスパ・大須賀が「カチタカタネー!」で口火を切ると、野村も負けじとイラストで応戦。石井がテンポよくジャッジし、この後も吉田たち・こうへいの演技力が生きる回答、伊織の「負けてません」などなど、次々とおもしろ回答が飛び出す激戦となりました。
さらにもうひとつのお題を経て、実はここからがコーナー本番! 「シャッフル大喜利でやんのかコラ!」と題し、全員のスケッチブックをいったんシャッフル。手元に来た誰のものかわからないスケッチブックを使って、大喜利に答えていくというルールに変更されました。書いただけで日の目を見なかった回答もあるなか、どれぐらいマッチするものを見つけられるかが勝負の分かれ目に!
「アンパンマンがキスする前に言いそうなことを言ってください」とのお題に対し、こうへいが「これテレビですか?」、木崎が「オレ以外、全員下手」と、見事な回答が続いて客席は大爆笑。一方、大須賀や爆ノ介は自分のスケッチブックを引き当ててしまい、こちらも笑いを誘っていました。また、中谷は「ないねん!」とマッチする回答の少なさを嘆くなど、展開は悲喜こもごも...。
再シャッフルしての最後のお題「最近どう?」では、イラスト回答が大活躍! 自由にセリフをかぶせて笑わせるなど、最後まで大いに盛り上がりました。結果はチームいなちゃんが14点、チームのむちゃんが16点。接戦が続いています!
ラストとなるコーナーは、「おしゃべりモノボケでやんのかコラ!」。MCは、からし蓮根・青空。単なるモノボケではなく、ひとりがモノボケ、ひとりがモノになりきってアテレコするという、2人1組で笑わせるというルールです。ジャッジはもちろん青空に一任。メンバーが小物を物色する間、黙り込まないよう檄を飛ばすなど、ピリリと厳しく進行していきます。
木崎が抱く赤ちゃん人形の声を、稲田が「そろそろ生まれます〜」と代弁したり、野村が持つ鶏の人形に中谷が扮したりと、さっそく爆笑アテレコが。
霜降り明星・せいやと岩倉がメロンをキャッチボールするボケには、大須賀がメロンではなく第三者・謎のおっさんと化してセリフを発するなど、ちょっぴり脱線したボケも...。木崎がスクリームの仮面に向かって、「お前...稲田、稲田なんか?」と呼びかけるボケでは、大爆笑をさらったものの稲田は複雑な表情を浮かべます。見取り図・盛山は、モノを舞台上に置いてアテレコするという「ひとりスタイル」を発明していました。
両チーム各9点となり、最後にもう1回ずつモノボケをすることに。チームいなちゃんは稲田のルックスを存分に生かしたボケを、チームのむちゃんは6人が力を合わせてボケにつなげるチームプレーで勝負をかけました。結果はチームいなちゃんの勝利! 総合優勝も、合計点によりチームいなちゃんとなりました。
個性豊かな面々による爆笑対決に加え、三人三様のMCぶりも楽しめた「いなちゃんのむちゃんの『やんのかコラ!〜ヤンコラ〜』」。エンディングでは、時期は未定ながら次回の開催を約束! 大きな拍手に包まれて、この日のライブは幕となりました。
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