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2017年7月28日 (金)

ガレッジセール・ゴリ、偉大な沖縄野球の名監督を演じた苦悩を語る!映画『沖縄を変えた男』試写会&トークイベント

7月28日(金)、東京・神保町花月にて、映画『沖縄を変えた男』の試写会&トークイベントが開催され、主演のガレッジセール・ゴリ、ガリットチュウ・福島善成、怪獣・すーなかが登壇しました。
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高校野球において、夏の甲子園で2年連続準優勝を果たした沖縄水産高校野球部の名監督・栽弘義さんの野球に捧げた生涯を、実話に基に映画化した今作。廃部寸前だった琉球水産高校に赴任し、野球部の監督に就任した栽(ゴリ)が、"甲子園優勝"を目標として容赦のない苛烈な指導や練習を行ないながら部員達とともに過酷なトレーニングに挑む、命を削るようなプレッシャーや孤独と戦い続ける姿が描かれています。
当初、沖縄県のみでの限定公開が予定されていましたが、県内で異例の139日間のロングランヒットとなり、動員歴代1位を記録。県外でも公開して欲しいという多くのリクエストに応えて、東京では8月5日(土)よりシネ・リーブル池袋で、大阪では8月12日(土)よりシネ・リーブル梅田で公開されることになりました。

MCを務めるのは、ラフレクラン。学生時代、サッカー部のエースだったというきょんは、西村に「どういうタイプの選手だったの?」と聞かれて「呂比須ワグナーみたいな感じ?」と答えながら、「(劇中で)監督が『お前はエースだ』って言うシーンありましたけど、僕も言われたことがあるからポロリ(と涙が流れた)」と感想を。野球部だった西村は「野球部あるあるがめっちゃ描かれている」と言いながら、アナウンサー時代に目にした高校球児と監督の過酷なやりとりを披露しました。
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2人に呼び込まれ、開口一番「殴り過ぎました」と話したゴリ。
「直に殴ってくれというオーダーが辛かった。グーで殴ると顔が腫れてシーンが繋がらなくなるので、平手でフルスウィング。殴った手が痛くて震えてくるんです」と、撮影を振り返ります。実際に栽監督=怖い人というイメージが強かったそうで、撮影期間中は役に徹するために部員とは一切喋らなかったそう。「ご飯を食べるときも、僕1人。いわゆる楽しい輪には入れなくて淋しいし、人ばっかりなぐされてるしで、本当に孤独でした」と撮影を思い出しているかのように顔をしかめながら、「演じてみて、栽監督自身、孤独だったんだなっていうことがわかりました」と話しました。
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そんなゴリ、西村に「学生時代、部活は何を?」と尋ねられると、少し気まずそうに「中高サッカー部です」と笑いながら返答。「だから、なんでオレに(オファーが)来たんだろうって思ったけど、イメージ的にそうだと言われて。で、そこからバッティング練習をしたり、栽監督の娘さんに会いに行ったり、映像を観たりして勉強しました」と役づくりについて話します。
「勝てる訳がない」と言われていた夏の甲子園で、2年連続の順優勝に導いた栽監督。ゴリ曰く「あの時、沖縄の経済がストップした。タクシーに乗ろうとしても、あとにしてくれって言われた人がいっぱいいた」ほどの盛り上がりだったそう。「沖縄県民にとって神」だという栽監督を演じることに、「お前じゃないよって言われるのが、正直怖かった」と正直な思いを口にしたゴリ。「僕らは試合中の栽監督しか知らないので、ベンチでタヌキみたいにニコニコしてるイメージしかなかったけど、裏であれだけ厳しかったとは知らなかった」と話しつつ、演じている最中に「劇中の足の速い選手がいたじゃないですか。あの子が『ゴリさん、一瞬、栽監督に見えました』って言ってくれた時はうれしかった!」と笑顔を見せました。
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ここで、高校野球に詳しい人として怪獣・すーなかが、現在、逆境に喘ぐ人として渦中の船越英一郎さんに扮したガリットチュウ・福島が登場します。
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すーなかは、MLBのシカゴ・カブス所属の上原浩治投手と同じ東海大学付属仰星高等学校の野球部出身。今作を観て、「(劇中で)若い監督あるあるがあった。あと、素振りを千回やってるシーンありましたけど、日に日にスウィングがよくなってた。あれが芝居だったら、すごいなと思いましたね」と元高校球児の目線でコメントします。
また、当時を振り返りながら「この映画では栽監督のことを最後にはみんな、尊敬してますけど、僕はずっと監督のことが嫌いやった」とまさかの告白を!「今ではああいう行為をすると問題になってしまいますけど、(この作品で)昔こういうことがあったんだということを伝えられたのはよかったんじゃないかな」と話すゴリです。
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マツイ棒らしきアイテムを持って船越さんを演じきりながら、「全員脱げっていうシーン、全員が今時のパンツだった」と今作の感想を語った福島は高校時代、柔道部に在籍。「僕の監督は誉めて伸ばした監督で、1回も殴られたことがなかった。『いいよぉ、いいよぉ。はい、腕立て300回ね』って。で、『いいねぇ、できたねぇ!』って言われながら、毎朝4キロ走ってました。それで日本一になりましたからね」と、劇中とは対照的な当時の思い出を語ります。
サッカー部に在籍していたゴリは「サッカーがあまり強くない沖縄の中でも弱い高校の補欠だった」そうで、「中学校のときはサボっていて、高校に入って夜も練習したりしながらレギュラーになったんだけど、大事な試合が近づいてきた時にバイク事故で足を折って、1つ下の後輩にポジションを取られた」と悲しいエピソードを披露。西村に「劇中の部員達とは真逆だったんですね」と声をかけられると、「あんな練習には耐えられない」と首を横に振りました。
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ゴリが「野球ファンだけが楽しい映画ではないと思います。何かを大きく変えるためには何を犠牲にして、何を頑張ればいいのか。1つの道筋を教えてくれる映画になるはずなので、野球が好きじゃない方もご覧になってください」とアピールした映画『沖縄を変えた男』は、8月5日(土)よりシネ・リーブル池袋で、12日(土)よりシネ・リーブル梅田で公開されます。ぜひとも映画館でご覧ください!


【ゴリ】【ガレッジセール】【福島善成】【すーなか】【怪獣】【ラフレクラン】

映画『沖縄を変えた男』

原作:松永多佳倫(『沖縄を変えた男 栽弘義—高校野球に捧げた生涯—』集英社文庫)
監督・脚本:岸本司
出演:ゴリ(ガレッジセール)、
   田中永一、川満彩杏、山城智二、ベンビー、三田真央、川田広樹(ガレッジセール)、末広尚希
配給強力:KATSU-do
公式サイト: http://www.沖縄を変えた男.com