木﨑が渋谷にセグウェイで降臨! 祇園東京単独ライブ「GIONソロ in TOKYO」
7月30日(日)、東京・ヨシモト∞ホールにて祇園の単独ライブ「GIONソロ in TOKYO」が開催されました。
「GIONソロ」と題した単独ライブや、毎回ゲストを迎える「祇園de祇園」などでネタを磨いてきた祇園が、満を持して「GIONソロ」を東京で実施することに。通常より30分拡大した90分公演で、新ネタを含む漫才やコント、コーナーなどを展開します。
満員のお客さんが見守る中、いきなりセグウェイに乗って登場した木﨑にお客さんは大盛り上がり! あきれた櫻井が「降りろ!」と止めるのも聞かず、「大阪ではこれがフツーですよ?」と言いながら悠々とセグウェイに乗り続ける木﨑。「高さもちょうどいいねん」と、セグウェイに乗ったまま櫻井と並ぶと、確かにちょうど背の高さが同じに(笑)! これにはお客さんも笑いながら拍手していました。
体を後ろに反らせて「イナバウアー」などとやりたい放題の木﨑ですが、「今日初めて祇園見るって人いますか?」と質問すると、意外にも結構な数のお客さんが手を挙げたため、驚いて「いきなりセグウェイ、ごめ~ん!」と謝ります。そしてようやくセグウェイから降り、「色々飛ばしすぎたわ。初木﨑でセグウェイ......ごめ~ん!」とさっそく反省する木﨑。
「ソロソロ!」「祇園ソロ!」とコール&レスポンスをしたあとは、いよいよ単独ライブのスタートです!
まずは漫才から。登場するなり木﨑が「お待たせしました、木﨑です」とキメ顔で言うと、ワッと盛り上がるお客さん。それを冷静に見ながら「大阪やったらシーンとするんですけど、東京の人は優しいですね」と櫻井がお客さんをほめます。肝心の漫才では、理想の結婚式のプランがあるという木﨑が理想の結婚式を実演していくのですが、式の選曲や神父さんの言葉遣い、誓いのキスなどすべてがおかしな木﨑のプランにお客さんは爆笑!
続いても漫才。今度は「副業をやりたい」という木﨑に櫻井がどんな副業をやりたいのか聞くと、「コンビニのオーナー」という、副業を超えた仕事を希望する木﨑。しかし、ただのコンビニではなく「木﨑の独自のコンビニをやったらはやると思う」と自信満々な木﨑は、独自の「いらっしゃいませ」や独自の品ぞろえ、さらに独自の接客で櫻井を困惑させていました。
顔交換アプリで2人が遊ぶVTRコーナーをはさみ、続いてはコントを披露します。
歯科医の櫻井が、昔の同級生である木﨑に「聞きたいことがある」と呼び出され、久しぶりに再会するのですが......。思いこみが強すぎる木﨑の言動が爆笑を誘うコントとなりました。
続いては「ロケVTRベストセレクション・2人きりのドライブデート」。車の周りをぐるりと1周歩き「はい、ネコいませんでした!」から始まる櫻井の慎重すぎるドライビングや、スタートした際の「こわいよ~!」という叫び、そんなにこわがっているのに時速5kmしかスピードが出ていないところなど、短いながらも笑いどころが盛りだくさんのVTRでした。
次は、学生の男女が教室で繰り広げる青春コントを披露。会話をしていて、男子学生(木﨑)がセリフに青春を感じるとある曲が流れるのですが、そのうち会話がエスカレートしていき......。
木﨑が「関西サイクルスポーツセンター」のCMキャラクターを目指して、勝手にいろんなパターンのCMを作成した「ロケVTRベストセレクション」をはさんで、次に行われたのは「写真撮影のコーナー」。
このコーナーは、タイトル通りこのコーナー部分だけはお客さんが写真撮影OKとなり、思う存分写真を撮ってもらおう、という太っ腹なコーナー。するとおもむろにステージから客席に降り、ゆっくりと客席を練り歩く木﨑。最初は「そんなんいらんねん。戻ってこい!」と怒っていた櫻井でしたが、左半分を練り歩いてステージに戻ろうとした木﨑に「右側は? 右側のお客さんにもサービスしてあげな不公平やろ」と注意し、右側も歩かせます。
すると、後方の端にいた年配のご夫婦をいきなり両腕でガッとつかんだ木﨑が、「僕の両親で~す!」とお客さんに自分の両親を紹介(笑)。それを見た櫻井は「それ、最後にやるやつや! 途中で紹介したらお客さんが気になってチラチラ見はるやん!」とあきれていました。
写真撮影コーナーが無事終了したあとは、またもや漫才を2本続けて披露します。
1本目は、恋の始まりを「雨やどりのシーンから始めたい」というロマンチックな木﨑が、何度も雨やどりのシーンから恋を始めようとするのですが、なかなか恋が始まらず......という漫才を。2本目は今後仕事の幅を広げていきたいと話す木﨑が今もっともやりたい仕事である「バラエティ番組の寝起きドッキリレポーター」を練習するのですが、これまたまったくうまくいかず......という漫才を披露し、いずれも爆笑を誘っていました。
お化け屋敷で怖がりすぎるくらい怖がる2人の大爆笑お化け屋敷レポートVTRをはさんでは、いよいよラストのコントです。
同じサークルにいる好きな女の子の誕生日を祝おうと、部室をデコレーションする先輩(木﨑)と、そのデコレーションを手伝わされる後輩(櫻井)が織りなす、甘酸っぱい(?)青春コントが繰り広げられました。
すべてのネタが終わったあとは、「祇園協力! ゲームチャレンジ!!」というゲーム企画が。クリアするとお客さんにプレゼントがあるということで、見ているお客さんも気合が入ります。
最初は「3択クリアしよう!」。テーブルの上に、お菓子、お茶、ペンが並んでおり、どれかひとつは×のもの(罰ゲームのようなトラップ)があるので、×を引かないように選ばなければいけません。まずは櫻井がお菓子を選び、無事セーフとなりますが、次に木﨑がペンを選ぶと、持った瞬間ペンがビリビリとなってしまい、アウト! 残念ながらクリアできませんでした。
続いては「2人2乳首砲丸投げ!」。文字通り、乳首を洗濯バサミでつまみ、その力で砲丸を赤いコーンの向こう側まで飛ばすことができればクリアです。
「これ6日前にやったばっかりやから、まだ乳首にカサブタできてんねん」と、早くも弱気な木﨑。櫻井も洗濯バサミをつけながら「痛いなぁ~、もう!」とやり場のない怒りをぶちまけます。いよいよ実際に砲丸を投げようとするのですが、「動かんといて、痛いから!」と絶叫する木﨑。投げる前の、砲丸を振る段階で相当痛い思いをした2人はいったん砲丸投げを中断。セットの金属部分が冷たいことを発見し、「ちょっとここで冷やさせて!」とセットに乳首を押しつけるのですが、セットで乳首を冷やす2人の姿にお客さんは爆笑!
あまりの痛さに、この痛さを共有したいと思ったのか、「お帰りの際ロビーに置いときますんで、よかったらみなさんやってみてください」とみんなにも乳首砲丸投げを勧める櫻井でしたが、覚悟を決めて再度チャレンジします。すると見事成功! 拍手喝采となりました。
クリアできたごほうびとして、抽選でお客さんひとりに「スリーショットチェキ」がプレゼントされたあとは早くもエンディングです。櫻井に東京初単独ライブの感想を聞かれ「いろいろやったんですけど、今、乳首しか頭にないです」と、最後のゲームの痛さでこれまでのすべてが飛んでいってしまったことを告白し、笑いを誘う木﨑でした。
満員のお客さんたちに「ステキザキな夏」(by木﨑)を届け、大成功に終わった祇園の東京単独ライブ「GIONソロ in TOKYO」。早くも次回の開催が待たれます!
【祇園】