「20年続けてることがまずスゴイ!」犬の心20周年記念久々オールナイト開催!
8月11日、東京・新宿ロフトにて犬の心結成20周年トークライブ「まわり終わった犬」が開催されました。
犬の心は結成20周年を記念して、今年初めて全国ツアー「まわる犬」を敢行。東京、大阪に加え、いけや、押見それぞれの地元である静岡と新潟へ。新作コント&VTRに加え、東京以外ではエンディングでそれぞれ別の新ネタもおろすなど精力的に展開。その締めとしてトークライブでは縁のあるゲスト・グランジ、ライスを招き、満席となった会場でファンとともに全国ツアーと20年のを振り返ります。
オープニングは2人のトークから。風邪を引いているにも関わらずハイテンションなトークを繰り出し自らスベりに行くいけやが「いつかホームランが出れば」と言い訳すると、押見から「あなたホームランバッターじゃないでしょ」と冷静なツッコみが。「そうそう!」と自ら爆笑するいけやに観客もつられて大笑い。飲食を楽しみながら行う犬の心のオールナイトトークライブは実に8年ぶりということで、久々となるこのくだけた2人の空気に観客は大喜びで、「犬の心のファンにしてはテンション高くない?」と、犬の心2人を驚かせていました。
最初のコーナーは、今回のツアーグッズとして販売されたパンフレット「犬の心のきもち」で集めたアンケートを振り返る企画を実施。「印象に残ってるコントは?」という質問に対する回答を見て、当初、作って演じた張本人の2人が「覚えてない」を連発するも、次第に記憶が蘇り「覚えてる!俺が女の子の役だった! 『いけやさくらこです』って! あははは!」「思い出した!俺が何役もやるやつだ!あー」と感慨深げ。ファンから送ってもらった過去写真を見ると、いけやが痩せていたり、押見のほくろがなかったりと、この20年をしみじみを振り返ります。
続いてはライスとグランジが登場。すでに楽屋で酔っ払ったグランジの大は「今日は犬の心の20周年ですよ!」「犬の心は本当におもしろい!」と冒頭から犬の心に絡みだすと、次第に熱く語り始め犬の心論を展開。最終的には「押見は官能小説を書くべき」という結論になり、いけやが「ウル得マン」として活躍していることに対抗して、「エロ得マン」として今後奮闘するよう全員がかりで嫌がる押見を説得していました。
その休憩後はなんと楽屋に遊びに来ていたマンボウやしろが飛び入り参加することに。いきなり舞台に登場したやしろに観客は大興奮の大騒ぎ。この日一番の大歓声が上がり、後に登場した押見が「これは物言いだな......」とファンに疑いの目を向ける場面も。
気を取り直して乾杯ということで、やしろから「いろんなことがあるけど、20年続いていることがまずすごい!乾杯!」というお言葉。2人を20年ずっと近くで見てきたやしろの言葉に2人はもとより会場中がその重みを感じていたようです。
後半は、ファン感謝祭ということで、アイドルイベントのような企画にチャレンジ。ツーショット写メ、サイン入り私物プレゼント、2人の描く似顔絵プレゼント、手押し相撲など、これまでやったことがないようなキラキラ企画を押見40歳といけや39歳が感謝の気持ちでやりきりました。
さらに最後は犬の心と同じくCDデビュー20周年を迎えたKinKi Kids「硝子の少年」を2人でデュエットすることに。
揃ってはにかみ屋のコンビだけにノリノリとはいきませんが、20年の大団円ということで渋々承諾。「お前どっち?光一?」とボソボソやりとりする貴重な姿に、観客のカメラのシャッター音がなりやみません。感謝の言葉とともに「これからもコントをしていきます」と恥ずかしそうに頭を下げた2人。
派手ではなく、突飛でもなく、ただ一心におもしろいコントを作り続けてきたことで、先輩後輩ファンに愛されてきた犬の心らしい20年目の記念の1日となりました。今後の彼らの活躍、そしてエロ得マン小説デビューの日にぜひご期待ください。