最新ニュースインタビューライブレポート

« 人気上昇中の"つぼみ"が大阪と東京でまたもやワンマンライブ開催!! | メイン | テッテレー‼ トータルテンボスが芸歴20周年記念記者会見で「20個のいたずら」大成功 »

2017年8月23日 (水)

山内圭哉「非常に貴重な経験をさせていただいている」9月2日スタートのドラマ『植木等とのぼせもん』でハナ肇さんを演じる!

8月23日(水)、東京・NHKふれあいホールにて、土曜ドラマ『植木等とのぼせもん』(9月2日よりスタート)の試写会が行われ、山本耕史さん、志尊淳さん、山内圭哉、浜野謙太さん、武田玲奈さん、優香さん、伊東四朗さん、小松政夫さんが出席しました。
20170823195349-40515aeed4c22b0e1f27e0e0e6df4a7d4519fa1c.jpg
本作は、小松さんの著書『のぼせもんやけん』を題材として、"明るい昭和"を象徴する時代の寵児・植木等さんと彼を支えてのちに巣立って俳優・コメディアンとして活躍していく"のぼせもん"・小松政夫の師弟="父子"関係を、当時のテレビバラエティーや映画の熱気ある撮影風景を織り交ぜながら描く笑いと涙の物語です。
山内は、今作で当時絶大な人気を誇ったグループ「ハナ肇とクレイジーキャッツ」のリーダー・ハナ肇さんを演じています。

「歴史上の人物とは違って、僕の脳裏に鮮明に焼き付いている植木さんの姿があるので、どうやって演じようかなと思っていた」と打ち明けたのは、植木等さんを演じる山本さん。「同じ芸能界での後輩ということになりますけど、その時代をいちばん近くで観ていた小松さんの(観て来た)話をやらせていただけるというのはふわふわした不思議な気持ちです」と率直な印象を語りつつ、「とてもやり甲斐のある世界観の中で、やり甲斐のある人物を演じさせていただいてる」と感謝します。
20170823193949-fb4698604e04089802b106116fd4c7aeb611c289.jpg
伊東さんは「出演者のなかで生の植木さんを知ってるのは、私とこまっちゃん(小松さん)くらい」と切り出しつつ、プライベートでも破天荒だったという植木さんのエピソードを披露。「こういう人を演じるのは大変だと思っていたけど、1話を観て大したもんだなと関心しました」と山本さんへ賞賛の言葉を送り、「私が演じるのはこの人の父親ですから、さらに変な人です」とウィットに富んだ紹介をすると、客席から笑いが起こります。
20170823194007-889d47697b0e2c5908b06255d8e381b66844106e.jpg
植木さんの付き人をしていた小松さんは、50年前につくってもらったという小道具を持参。動くまゆ毛が付いたメガネで、「当時、場を繋ぐために何かやれと言われて散々やったけど、ウケなかった。泣きながら(ネタを)考えていたときに、これ(アイデア)が出て来て、実際やってみるとドヤウケ。その後、小道具さんに作ってもらったんです」と笑わせながら、「私のつたない自伝的小説を目に留めてもらって、こんな豪華なみなさんが出演してくださるという素晴らしいプレゼントをいただいた」と目を細めました。
20170823194032-42e61b44b9e7399453f6facdc03935c23f89986b.jpg
そんな小松さんの隣りに座るのは、今作で小松さんを演じる志尊さん。「小松さんの濃くてエネルギーや熱量のある人生の期間を、3ヵ月1クールで表現しないといけないので、喜怒哀楽、いろんな感情を出しながらやらせていただいています。小松さんの思いをしっかりと伝えないと、という思いで、必死にやっています」と真摯に語りました。
20170823194114-bebfdbe62ad464e24cf101fdd0ce75c6013e2a2a.jpg
「われわれ役者はいろんな人を演じなければならないんですよねぇ」と切り出した山内。「ハナ肇さんとか観てました」と当時を懐かしみつつ、「植木さんが倒れるところから物語は始まる。(グループとして)いちばん忙しいところから撮り出す訳ですが、クレイジーキャッツさんを疑似体験させていただいて、"高度経済成長期あたりの芸能界っていうものは、自分達で動かしていた感じだったんだな。すごく楽しかったんだな"と。やり甲斐や人を楽しませることの意味合いみたいなことも感じながらやらせていただくという、非常に貴重な体験をさせていただいています」と挨拶しました。
20170823194210-d05c83897c77a07fde248feb5f459aaa86c39801.jpg
ハナ肇とクレイジーキャッツを実際に演じて印象に残った点について尋ねられた山内は、「2話、3話と続くと、さらにコントシーンとかいろいろと出て来るんです。お手本のコント資料を観てやる訳ですけど、それが楽しい」と返答します。
「なんて言うんでしょう? ゴッコ遊びの延長みたいな感じで、無邪気に楽しんでます」と続けると、浜野さんも「僕もコントが楽しいですね」と同調。「劇中劇なのでどうなるのかなと思ってたんですけど、面白い。『シャボン玉ホリデー』(註:日本テレビで放送されていた音楽バラエティー)の映像を基につくってるんですけど、オチとかどうしようって」と話すと、山内は「そう。全てをなぞっているわけではなく、オリジナルの部分もあるので」と補足。頷く浜野さんが「どうやってコントを終わらせるのか。ここは"がちょーん"でいいのか」と撮影時の悩みを打ち明けると、小松さんから"がちょーん"の由来や正しい使用法を伝えられました。
20170823195238-d1f3e4d3579a80bbf259eef1e2ae68c802ebef79.jpg
山本さんは「『シャボン玉ホリデー』は歌ってコントして演じていくんですけど、1カットでやっていくんですね。大スターが集まっていて今とは違う雰囲気だなとか想像すると、貴重な体験をしているなと。その時代は知らないけれど、見とれてしまうんです。だから、自分が出ている以外のシーンを観るのも楽しいですね」と返答します。
役作りで苦労した点については、「歌撮りからやったんですけど、"どうしますか?(植木さんの歌い方に)似せますか?"と訊いたら、"できるだけ寄せてください"と言われて吹っ切れました」と発言。「ただ、やり過ぎると大して似てもないのにモノマネをしているようになるし、バランスが難しかった」と言いながら演じる際の発声を披露すると、植木さんの妻・登美子さんを演じる優香さんは似ていると言わんばかりに満面の笑みに。「伊東さんに今朝お会いした時に、似てたよとおっしゃっていただいて、いちばん心配していたところなので安心しました」と話しました。

土曜ドラマ『植木等とのぼせもん』は、9月2日(土)20時15分よりNHK総合にて放送スタート。ぜひともご覧ください!


【山内圭哉】