テッテレー‼ トータルテンボスが芸歴20周年記念記者会見で「20個のいたずら」大成功
8月23日(水)、トータルテンボスが芸歴20周年記念の記者会見を開催。20年を振り返りながらのトークや、9月9日(土)よりスタートする「全国漫才ツアー2017『YAGYU』」への意気込みなどを語る会見...のはずが、実は、大村が藤田に「20個のいたずら」を仕掛けた、いたずら付きの記者会見。床が滑る、イスが壊れる、さらにはケーキの中から新日本プロレスの永田裕志選手が登場するなど次々に迫りくるいたずらに藤田は見事にひっかかり、前代未聞の爆笑会見となりました。
独自のスタイルの東京系漫才を確立し、「爆笑オンエアバトル」「M-1グランプリ」などの賞レースでも高い評価を得てきたトータルテンボスが、2017年で芸歴20周年。9月9日(土)からは全国20公演の「全国漫才ツアー2017『YAGYU』」がスタートし、9月6日(水)には昨年のツアーDVD「トータルテンボス全国漫才ツアー2016『脱帽』」を発売。さらに大村が藤田に仕掛ける御馴染みの"いたずら"企画を海外向けYouTubeチャンネル「SUSHI☆BOYS」を開設し、世界に発信していきます。
会見前、会場に一人で現れた大村は、取材陣に説明しながら20個のいたずらを仕掛けます。
藤田以外は全員が仕掛け人の中、会見スタート。何も知らない藤田が会場に足を踏み入れると、1つ目のいたずら「床にローション」で豪快に転倒。「マジかよー!」と苦笑しながらイスに座ろうとすると、2つ目「イスが壊れる」で再び転倒。ここで何かを覚った藤田は「これも仕込みなんでしょ?」と集まった取材陣にまで疑いの目を。
気を取り直して、まずは20周年を迎えての心境を。大村が「人でいったら成人式を迎える間、芸人をやっていたんだと思うと感慨深いものがありますし、まだまだ通過点に過ぎないと思っていますので、これからもみなさんに笑いを提供できたら」とコメントしている間に3つ目「電気が消える」、藤田がしゃべろうとすると4つ目「マイクから粉」で頭が少しだけ白くなるという微妙ないらずらが続き、藤田は「地味」と不満を。そこで少し派手ないたずらをと、藤田が真面目に語っていると、5つ目「ポスターが倒れてくる」で頭を直撃、さらによく見ると6つ目「ポスターの藤田の顔が昔の写真」で、「待て待て、写真よ!若っ!」とデビュー当時の自分の姿にテンションもアップ。
続いて、くすだまを割るため上を見上げると、天井に仕掛けられたタライが。「何ですか、これ?」と半笑いの藤田がタライに備えて肩をすくめながらくすだまの紐を引くと、7つ目「くすだまが割れない」、そしてまさかの8つ目「タライが落ちてこない」の2連発。これには藤田も「こないの?普通これ引いたらタライ落ちてくるでしょ?」と意表をつかれてしまいました。
20年を振り返ってのトークでは、転機になった出来事として2003年の「オールザッツ漫才」あげ、当時は大阪では東京の漫才がウケず先輩たちが惨敗する中、ベスト4という結果を残せたことで「大阪で自信をつかめて、翌年M-1にいけて、それが今に繋がっている」と真面目にコメントを。もちろんこの間にも、サインしようとすると9つ目「ビリビリペン」、10個目「スタッフがポンコツ」でカンペの"藤田"が"腐死田"と書かれ、11個目「フリップのめくりがはがれない」と、いたずらは着々と進行。さらに、DVDの特典映像を上映するはずが、12個目「藤田の恥ずかしい映像」が流出。奥さんが「好きに使って」と提供してくれたという酔って裸で寝ている藤田に息子が落書きをする映像に、「見えてるでしょ。ダメでしょ」と藤田も大慌てでした。
ここで、20周年祝いのケーキが明らかに怪しいテーブルに乗って登場。以前、同じパターンでケーキから天山広吉選手が出てくるいたずらを経験している藤田は「天山いるパターンじゃん」と見切った様子。ところが、ケーキから飛び出してきたのは天山選手ではなく永田裕志選手で、思わず藤田は「永田の使い方!」とツッコみを。「ものすごい格闘家ですよ。永田選手も、断ってくださいよ」と恐縮しながら、これだけのために来て、会見中ずっとテーブルに潜んでいてくれた永田選手に感謝すると、永田選手は「20周年おめでとうゼア!」と2人を祝ってくれました。
取材陣の質疑応答でも、14個目「記者が大村にしか質問をしない」、15個目「記者が「藤田」の名前を「早川」(藤田の母親の旧姓)と呼ぶ」、16個目「記者が「藤田」を「うじた」と呼ぶ」、17個目「レーザーポインターで大村の眉間を狙う」と連発。最後には、藤田の元に飛んできたボールを追って、18個目「野球少年が入ってくる」といういらずらも。ところが、少年が1つ目のいたずらのすべる床で転んでしまい、思わぬハプニングに会場は大爆笑。この日一番の笑いは、藤田ではなく少年がさらっていきました。
ここで会見は終了となるものの、藤田にはひとつ引っかかることが。最初から目の前のペットボトルを怪しんでいた藤田は、「とりあえずやっときます?」と、19個目「ドリンクの底がない」に自ら引っかかり抜群のリアクションで締めました。ところが、やりきった達成感ひたる藤田がスタッフが差し出したコップの水を口にすると、20個目「代えの水が塩水」という最後のいたずらが。「20個のいたずら」全てを大成功させた大村は「こんなに笑いのある会見ないですよ。いい会見でした」と大満足でした。
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