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2017年8月30日 (水)

『イオン・よしもとハイスクールマンザイ2017 H-1甲子園』15回記念大会で近畿代表のアンドロイドが646組の頂点に!

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8月27日(日)、高校生漫才師日本一を決める『イオン・よしもとハイスクールマンザイ2017 H-1甲子園』がなんばグランド花月で開かれました。15回記念大会となった今年、全国各地からのべ646組の高校生がエントリー。昨年同様、動画審査を経て全国のイオンモール8か所で準決勝大会が行われ、各地区大会を制した8組が最終決戦に挑みました。

前説を担ったのはいなかのくるま。ふたりもまた、2014年の「ハイスクールマンザイ」優勝者です。

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決勝進出した8組とは、ネタ順に関東エリア地区代表のチップロール、北海道・東北エリア地区代表のD&C、近畿エリア地区代表の爆発ホルモン、東海・北陸・甲信越エリア地区代表のビハインド、関東エリア地区代表のサイダー、九州・沖縄エリア地区代表の魁スパークス、中国・四国エリア地区代表のセントラルドグマ、そして近畿エリア地区代表のアンドロイドでした。

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大会は昨年に続いてタカアンドトシの司会進行。審査員は銀シャリ、NON STYLE、板尾創路、そして審査委員長はオール巨人という顔ぶれ。1組3分でネタを披露し、審査員の話し合いで優勝コンビを決定しました。同点1位が2組という接戦の模様を呈し、審査の結果、最後にネタを披露したアンドロイドが優勝しました。

アンドロイドのネタの題材はペットショップ。ペットショップでの一幕を描いた漫才で、岡島晃佑くん(立ち位置左)が繰り出すボケに次から次へとテンポよくツッコんでいく岸翔大くん(立ち位置右)。二人の呼吸がぴったり合い、笑いを連発。会場のお客様をどんどん引き込んでいくハイレベルな漫才に、審査員たちも舌を巻くほどでした。演技を終えて岸くんは「練習通りにいかないところもあって、もっとできたらなって思ったんですけど...」と少々悔しそう。ですが、二人ともやり切ったという表情を浮かべていました。

演技後、審査員の巨人は「すばらしい。言うことがないくらい」と大絶賛でした。板尾も「コンビ結成1年でここまでもってくるのはすごい。練習もしたんでしょうけど、これだけテンポよく笑いをコンスタントにとっていこうとしたら、ネタが難しすぎるとお客さんもついてこないし、あんまり想像させていると乗り遅れてしまうので、感じさせ方がうまいと思いました。すべてにおいて計算されているものを感じました」とべた褒めでした。

審査発表でドラムロールの後に巨人の口からアンドロイドの名前が呼ばれた瞬間は、NGKが割れんばかりの歓声に包まれました。表彰式で優勝の決め手を巨人に尋ねると、「実は二組同点でしたが、最後は僕が決めました。毎年ハイレベルだと言っていますが、今年は本当にすごかった。高校野球で例えると清宮クラスが3人ぐらいいるレベル。みんな素晴らしかったです」と声を弾ませました。

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アンドロイド・岸くんに改めて感想を尋ねると「めちゃくちゃうれしいです! 僕は中学生のころからお笑いをやっていて、相方は変わっているのですが、馬鹿にされたこともあったけど続けてきてよかったです」と涙を浮かべました。岡島くんは「うれしいです!」と満面の笑み。二人は高校2年生、トシが過去に2連覇したコンビがいないことを告げると、「来年も頑張ります!」とさらなる意欲を見せました。

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大会中、応援席の声を届けていたアキナ、優勝したアンドロイドへの激励メッセージを岡島君のクラスメイトにお聞きしたところ、「NGKに呼んでくれてありがとうございました!」と涙をぬぐいながら答えられました。また、岸くんの担任の先生も「本当に面白かったので、おめでとうございます!」と拍手を送りました。そんな先生の言葉に「これからも頑張ります」と答える岸くんでした。

審査員の板尾は「全員でアンドロイドがいいと決めました。でもこの8組で切磋琢磨して、アンドロイドが優勝したので、みなさんの頑張りもアンドロイドの力になりました。人を笑わせることは素晴らしいことだと思うので、これからも自信を持って、ところかまわず笑わしてください」と決勝で戦った7組にもエールを送りました。

井上は「去年も審査員をやらせてもらいましたが、今年は客席リポートのアキナがよかったです! 今までにないくらい会場を盛り上げてくれました。アンドロイドは優勝したので、学校に我々は行きます。すばらしかったです!」。石田も「熱量に勝るものはないと思いました。ここに来るまでに力を費やしてきたということが見えました。皆さんもそうだと思いました。おめでとうございます!」と健闘を称えました。

アンドロイドのふたりと、審査員、タカアンドトシによる質疑応答では以下のようなやり取りがありました。

――タカアンドトシさん、今日の感想をお願いします。

トシ 毎年思うことですが、非常にレベルが高くて僕らの高校生のころとは比べものにならないくらい、素晴らしい漫才師さんです。
タカ 去年よりもレベルが、1年でこんなに上がるのかっていうくらい、みんなうまかったです。本当に感心しました。

――巨人師匠、アンドロイドの優勝の決め手を改めて教えてください。

巨人 奇をてらわず、わかりやすいネタ、流行ではなく誰でもわかるようなネタで。練習量も見えて、自信もあって、あがることなく、こっちに緊張感が全然伝わってこない。それが一番漫才としてはいいものなんです。緊張感もなくて、点数つけたら95、6点。これは僕の中では満点に近いです。また、タカアンドトシも審査員も、アキナもみんな面白かった。ずっと笑ってたわ。やっぱり残る人は違うね。

――先ほど巨人師匠が「同点で1位が2組いた」とおっしゃっていたが、そのコンビとは?

巨人 爆発ホルモンでした。近畿の漫才のレベルは高いと思います。

――アンドロイドを結成したきっかけは?

岸 僕たちは中学校も違うんですが、サッカーの同じクラブチームにいて。僕はそのころからお笑いをやっていて、その子と解散することになって、高校に入って「ハイスクールマンザイ」があると知って、岡島くんが面白かったのでコンビ組まへんか?って誘いました。高校1年から二人で始めて、去年は「ハイスクールマンザイ」の準決勝で負けました。

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――アンドロイドという名前をつけたのは?

岸 特にないのですが、笑いの世界で「ん」がついたらいいと聞いて、それで名付けました。

――今日のネタは、いつ頃作って、どのくらい練習をしたのでしょうか?

岸 5月くらいにある程度形はできていたんですけど、そこからいろいろと修正をして、本番を迎えました。ほぼ毎日会って練習していました。1日10回はしていました。

――NON STYLEさん、銀シャリさん、その練習量は多い方なんですか?

井上 ゲロ吐きそうです。そんなんが続いていたら僕はこの世界をやめていたと思います
石田 すみません、完敗です。もうちょっと精進したいと思います。
橋本 いや、すごいです。
鰻 そら、あれだけの漫才ができると思います。 

――アンドロイドのおふたりは将来的に漫才師になろうと?

岸・岡島 はい。
岸 高校を出てからNSCに入りたいと思います。

――岸くんの岡島くんの好きな漫才師は?

岡島 サンドイッチマンです。
岸 ティーアップです。

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――NGKの舞台に立つということはいかがでしたか?

岸 まさか決勝に行けると思ってなかったので、NGKに立つのは全くの想定外でした。立つって決まった瞬間、ものすごく緊張して、昨日も3時間しか眠れませんでした。
岡島 すごく大きい舞台で緊張していたのですが、その緊張が伝わったらだめだなと思って、一番自分がリラックスしながら笑いを届けられたらと思ってました。見てる側からすると緊張してると聞き取りづらくなったりするので、緊張しないようにコントロールしました。

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なお、アンドロイドは今年の『M-1グランプリ』1回戦にすでに通過しており、これからは『M-1グランプリ』に向けて頑張ります!と話していました。

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