大阪が文化一色に染まる!『大阪文化芸術フェス2017』発表会見!
10月1日(日)からの31日(火)までの1カ月、大阪をまるごと舞台にさまざまな文化芸術がジャンルを超えて交わり合う『大阪文化芸術フェス2017』が開催されます! このフェス期間中は、万博記念公園をはじめとする府内の各会場で、上方伝統芸能、上方演芸、音楽コンサート、アートなど、様々な魅力あふれるプログラムを展開。多くの府民や観光客に文化・芸術に親しみ、体験できるまたとない機会です。また、大阪の文化魅力を国内外に広く発信する役割も果たします。
これに先立ち、9月26日(火)、大阪府公館にて概要発表記者会見が行われました。
出席者は、松井一郎大阪府知事。10月21日(土)、岸和田市立浪切ホール大ホールにて開催される「上方落語とお能を楽しむ会」に出演の桂文枝。10月28日(土)、大槻能楽堂で開催される英語寄席「KOTENGLISH!!」に出演の春野恵子さん。10月7日(土)・8日(日)、ABCホールにて「大阪文化芸術フェス2017版『のぶなが』」に出演の劇団そとばこまちから田中尚樹さん、南園みちなさん、新谷佳士さん。10月25日(水)〜29日(日)まで、YES THEATERで「四季の宴〜風雅流麗〜/JAZZY 〜DANCE AND THE BEAT」に出演のOSK日本歌劇団から高世麻央さん、遥花ここさん、和紗くるみさん、白藤麗華さん、城月れいさん。10月14日(土)、浄るりシアター前にて「浄瑠璃の里 能勢浄瑠璃公演」鹿角座からは本朝廿四孝出演の「八重垣姫」、壺坂観音霊験記出演の「沢市お里」のご夫婦。10月11日(水)・12日(木)にグランキューブ大阪で開催される「DREAM LIVE」でMCを務めるFM802 DJ 落合健太郎さん。10月21日(土)・26日(木)・27日(金)・29日(日)、よしもと漫才劇場にて開催される「Kiwami 極LIVE〜大阪文化芸術FESスペシャル〜」に出演の吉田たち。10月28日(土)・29日(日)、万博記念公園東の広場で開催される「ナニワハロウィンパーティー2017」に出演のNMB48から城恵理子、内木志。
まずは、松井一郎大阪府知事からご挨拶。「10月は、大阪にある、ありとあらゆる文化を、大阪に訪れていただいている大勢のお客様にお届けしたいということで、桂文枝師匠はじめ、大勢の皆様にご協力いただくことになりました」とお礼。「僕は、文化にあまり熱心じゃないと言われますが、『いつか、そういう悪い評判をひっくり返してやらなアカンな』と、ずっと思っておりましてね(笑)」と明かすと、これを受けて文枝がすかさず「それを待ってました」と答え、記者陣から笑いが。さらに松井知事は「これだけの皆さんが、お持ちの芸を披露していただき、皆さんに楽しんでいただく場となりますから、ぜひ世界中から訪れていただいて、大阪のおもてなし、ホスピタリティを全身で感じていただきたいと思います」と語りました。
NMB48内木志は「私たちNMB48は、大阪・なんばを拠点に活動させていただいているのですが、そんな私たちの活動が、大阪文化芸術のひとつとして、歴史ある伝統芸能の方々とご一緒できるのをすごく誇りに思っています」と笑顔。
続けて城恵理子も、「今回のイベントを通じて、私たちが今まで詳しくなかった歌舞伎や浄瑠璃などにも出会うことができ、そして私たちNMB48も万博公園にて『ナニワハロウィンパーティー』に参加させていただきます。私たちを知らない方にも、たくさんの方に知っていただけるよう、がんばりますし、大阪の文化芸術のこともたくさんの方に知っていただけるよう、がんばりたいと思います」とコメント。「大阪の未来をもっともっと明るく盛り上げてけるようにがんばりますので、よろしくお願いします!」と元気いっぱいに語りました。
吉田たちは、まず「吉田たち、こうへいがしゃべります」とこうへいが自己紹介。「大阪といえばお笑い、お笑いといえば大阪なので、たくさんのイベントがありますが、僕たちのイベントが一番盛り上げるんだと、そういう熱い気持ちをグッとこらえてやっていきたいと思います」と語り、すかさずゆうへいが「出していけ、出していけ!」とツッコミ。記者陣を笑いに包みました。
ゆうへいは、「先ほど弟が言ってましたが、お笑いの街ですから、僕らの漫才劇場で、僕らを含め、皆さんがまだ知らない若手芸人が出演しております。こういう機会をきっかけにいろんな芸人を青田買いしていただき、広めていっていただけたらと思います」とし、「だいたい言いたいことは知事と同じです」とも語り、こうへいから「どこがやねん!」とツッコまれていました。
桂文枝は「先ほど、知事さんがやっと文化芸能に力を入れると言われましたので、このフェスが今後2回、3回ということでなく、10回、20回と続くよう、ひとつよろしくお願いします」とご挨拶。「各ジャンルの優秀な皆さんがいらっしゃるので、皆さんとできることを楽しみにしています。ほかにも上方講談や河内音頭など、いろんなものが大阪にあります。こうしてみんなでコラボしてやれば、お客様にもわかりやすいのではないかと思います。私は今回、お能とやらせていただきますけれど、できればOSKの皆さんとやりたい」とも語り、記者陣を沸かせていました。
落合健太郎さんは、「FM802は開局から大阪に根付いた音楽文化の発展とともに歩んできました。今回の『DREAM LIVE』では、学生を無料招待し、プロのミュージシャンと学生との、まさに夢のコラボレーションなんかも考えています」と語り、さらにFMDJらしくPR!
大阪で生まれ、劇団創立95周年を迎えるOSK日本歌劇団、高世麻央さんは「95周年という節目の年に、『大阪文化芸術フェス』に参加させていただけるのは、本当にうれしいこと。このうれしい思いを舞台でお届けしたいと思います」と語りました。
能勢人形浄瑠璃、鹿角座からは、館長よりメッセージが。「座員一同、大変盛り上がっています。大阪の最北端、大阪のてっぺんから文化芸術を叫びます」と意気込みを。
劇団そとばこまち、田中尚樹さんは「殺陣はもちろん、ダンスもあります。過去と現代をミックスさせたエンターテインメント時代劇で、大人から子どもまで楽しんでいただける作品なので、ぜひともよろしくお願いします」と語りました。
浪曲師の春野恵子さんは、「英語ということで難しく思われるかもしれませんが、日本の方にも楽しんでいただけるように、なるべく平易な英語を使いましたので、英語の勉強を兼ねてということでもいいかもしれません。外国人の方と一緒に楽しんでいただきたいと思います」とのこと。また、文枝に「浪曲を英語でってどうなるの? ちょっと一節、よろしくお願いします」とうながされ、英語で浪曲を披露する一幕もあり、会場を沸かせていました。
松井知事は「これだけの方々に集まっていただけたということで感激しております。今、文枝師匠から10回、20回という話もありました。ぜひ皆さん、第1回目でコケないように...。1回目でコケてしまいますと、なかなか...」と心配すると、「コケるわけがありません! 大丈夫です!」と文枝から心強い言葉!
また、春野さんの英語浪曲に感銘を受けたようで、万博の大阪誘致活動のため東奔西走する松井知事は、「今はどこへ行っても英語です。それで春から英語の勉強を始めています。まだ『How do you do?』しかしゃべれませんけど」と明かし、文枝に「それだけ言えたら大丈夫!」と太鼓判を押されていました。
会見後の囲み取材には、文枝と松井知事が出席。『大阪文化芸術フェス』はもちろん、『2025年 万国博覧会』の大阪誘致にも力を入れる大阪府に対し、「私も大阪芸能の代表やと言ってがんばります」と文枝。すると松井知事から突然「文枝師匠には、ぜひ『大阪いらっしゃい大使』として大阪を盛り上げていただきたい」という打診が。文枝も「大阪の繁栄を祈って、万博が誘致できるように引き受けさせていただきます!」と快諾。会場が大きな拍手に包まれました。
『大阪文化芸術フェス』各公演の日程、詳細につきましては、「大阪文化芸術フェス2017」公式ホームページをチェックしてくださいね!
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