笑顔で水泳が学べる「吉本発!笑スポ!水泳クリニック in 東大阪アリーナ」が開催!
10月1日(日)に東大阪アリーナで「吉本発!笑スポ!水泳クリニック in 東大阪アリーナ」が行われました。これまで各所で10回以上開催し、好評を博してきたイベント。今回は、水泳を得意とするミサイルマン・西代、アテネオリンピック200mバタフライ銅メダリスト・中西悠子選手、FAふるさとアスリートでフィンスイミング日本代表の山階早姫選手が、参加する子どもたちに直接指導をします。さらにspan!も加わり、イベントを盛り上げました。
実戦の前に、会場の施設内でのトークショーからスタート。「拍手をください」と明るく西代が登場し、「この後、面白い人出てくるから」と会場内の子供たちをステージ前に集めます。そして、「まずは笑っていただきます」と、西代に呼び込まれspan!が登場。水本の肩幅を生かしてマコトを担ぐパフォーマンスを披露します。水本はお客さんの手拍子に合わせて気合を高めながら見事に成功を納め、ひと盛り上がり。続いて、「蚊」をネタにし場内の笑いを誘っていました。
続いて、中西選手、山階選手の二人をステージに招き入れ、水泳に関する話に移ります。登場した中西選手は、するっとポケットから2004年のアテネで獲得した銅メダルを取り出し、これまで3回オリンピック(2000年シドニー・2004年アテネ・2008年北京)に参加したと語ります。
「いつ頃からオリンピックを意識していたのか」という西代からの問いかけに中西選手は「小4の文集で『将来の夢はオリンピック出場』と書いていました」と、かなり早い段階で決意を固めていたと教えてくれました。これを受けて西代が「オリンピックに出たい人!」と、子どもたちに聞くと次々と手が挙がります。この光景に「夢がないと目標は立てられないので、夢があるのはいいこと」と中西選手はうなづき、子どもたちを励まします。
次に、「すごい身体が柔らかいんですよ!」と西代に促され、中西選手が柔軟性で魅せます。ペタッと開脚、肩や関節の柔らかさをアピール。これに驚きつつも、「僕も、私も」とトライする子どもたちがちらほら。「柔らかい方が得です! 怪我をしにくいし、柔らかくて損をしたことはないです」とアスリートには身体の柔軟性は欠かせない要素だと説きます。山階選手も「(子どもの頃、)柔軟体操はよくしていましたね。クセをつけておくのはいいです」と同意していました。
さらに成功の秘訣として、「トップアスリートになるためには、言うことをしっかり聞く」と山階選手。コーチはもちろんのこと「お父さんや、お母さんの言うことは大事」と子どもたちに素直な気持ちの大切さを語りかけます。中西選手は「嫌なことから逃げ出さない。楽しいことと、嫌なことがあったら、嫌な方を選ぶ」ぐらいのスタンスで臨むよう話し、「目標をしっかり持って」とエールを贈っていました。
そして、配られた"目標カード"にみんなが記入したものを発表することに。span!のふたりが子どもたちから聞き回ると、「平泳ぎのタイムを伸ばす」「1秒でも早く泳ぐこと」「オリンピック選手!」と大きな目標が掲げられていました。なかには、「お金持ちになりたい」「yotuber」とちょっぴりユニークな回答もあり、笑い声が起こっていました。
場所をプールサイドに変え、準備体操を行います。最初に、中西選手がバタフライのお手本を見せてくれました。滑らかで優雅な泳ぎっぷりに、子どもたちは圧倒された模様です。次は、山階選手。シュノーケルとフィンと呼ばれる足ひれを装着して泳ぐ姿は、とてもスピーディ。西代は「水族館のイルカみたいやろ?」と、子どもたちに説明していました。
水泳経験ごとに、50mプールで3レーンに分かれて練習がはじまります。早速、腕を上げて手を重ね水泳の基本姿勢を取りながら中西選手は、「これでどこまでいけるか」と伏し浮きで進むよう指示。目標は25mとなかなかハードです。
西代は水に慣れていない子に「ビート板要らん?」と声を掛けたり、「チカラを抜いて」と泳ぎ方をチェックしたりと細やかな心配りを見せていました。span!も子どもたちに混じって泳いだり、水を掛け合ったりと雰囲気を盛り上げます。泳ぎ慣れている子らには中西選手、山階選手がクロール時の腕の位置・呼吸法、バタフライのリズムなどをレクチャーしていました。
練習後は、みんなでリレーを。西代、中西選手の2チームに分かれ、それぞれ得意な泳ぎ方で競い合います。勝利した方にお菓子の賞品が用意されているとわかると歓声が上がり、モチベーションもアップ。「100%のチカラを出してください!」と西代が呼びかけスタートしました。西代チームには、筋肉隆々ながらも泳ぎが不得意な水本が参加。西代から「犬かき」と指定され、「ワン、ワン、ワン!」と囃し立てられながらも子どもたちを楽しませていました。
水本はそのまま次も受け持ち、中西選手チームに入っていた相方・マコトと争うことに。かなり遅れを取っていた西代チームでしたが、ここで僅差に迫ります。アンカーの西代と中西選手にバトンタッチ後、抜きつ抜かれつのデッドヒートが展開。「がんばれ!!」「行けー!」と、子どもたちも応援に熱が入ります。かなりのハイレベルな争いの結果、西代チームが勝利しました。
最後に参加者全員が集合、西代の「さっきの(水本の)犬かき思い出して〜」で笑顔になったところで記念撮影をパシャリ。そして中西選手からは「今日言ったことを忘れずに、これからもしっかり練習してください」、山階選手からは「みんな、いい子でした。楽しむ気持ちを忘れずに」と、子どもたちにメッセージが贈られました。「今日は基本でした。これを大事に続けていけば、タイムも伸びてどんどん泳いでいける!」と西代からもアドバイス。「じゃあ、イヌコーチお願いします」と西代に促され、水本が「ワン!」と答え、子どもたちはみんな笑顔に。「この後、家に帰っていっぱいご飯食べて、いっぱい勉強してくださーい。ありがとうございました」と西代が締め括りました。
最後まで子どもたちの笑顔が絶えることのなかったイベント。西代のもとには参加した子どもの母親から「おかげでプールが好きになりました」という声も届いたとのことで、今回の水泳クリニックも大好評のうちに終了しました。
【ミサイルマン・西代】【span!】【中西悠子】【山階早姫】