京都・二条城でLIMITS企画「おかけんた×建畠晢 トーク&ツアー」開催!
10月7日(土)、京都・二条城で、京都国際映画祭2017のアートプランナーを務めるおかけんたが、東アジア文化都市 2017京都 アジア回廊 現代美術展ディレクターで美術評論家、詩人でもある建畠晢氏と、LIMITS企画「おかけんた×建畠晢 トーク&ツアー」を行いました。
会場の二条城には数多くの作品が展示され、城内を巡りながら、それぞれの作品を観賞できるようになっています。トーク&ツアーは、二条城の台所前に置かれたカラフルな作品「フルーツの木」前からスタート。まずは建畠氏が、現代美術に造詣が深く、コレクターでもあり、記事連載もしているなど、けんたについて参加者に紹介し、ツアーが始まりました。
ツアーは台所前から台所のなか、そして屋外へと続きます。台所のなかでは、鏡張りの部屋に鏡の屏風を置いた作品「遭遇--鏡の女」やドットが印象的な草間彌生氏の「無限の網のうちに消滅するミロのビーナス」などを観賞。ほかにも大きな大根と野菜がモチーフの「涅槃」、日中韓3国のアーティストのコラボチーム「西京人」など、参加者は全員がアートの世界に没頭。さらに屋外では、庭石の上に巨大な船が載せられた「盆栽の船」や、ザルを1万個使ったカラフル作品「エアー エアー」も展示されるなど、見どころ満載でした。
自身が作品から感じた印象と知識を、軽快なトークでつなげていくけんた。作家とのエピソードや作品製作時の裏話、展示場所についての説明など、貴重な話しを語ってくれる建畠氏。興味深い内容が満載の2人の話しを聞きつつ、作品を巡っていくツアーに、参加者たちも感心したり、笑ったり、盛り上がります。
ラストには、10月12日(木)、13日(金)に京都芸術センターで行われる、「LIMTIS 京都国際映画祭エディション」についても紹介し、レイザーラモンHGやバッファロー吾郎・竹若らがデジタルアートバトルにチャレンジすることも告知されました。終了後に建畠氏は、けんたのトークを「正面切った評論的な捉え方じゃなく、一般のお客さんがどう感じるかという接点から話題を広げていく、その話題が豊富」と話し、当意即妙なトークが勉強になったと笑顔。けんたも二条城を舞台にした今回の展示を見て、展示する建物に作家がはまっていく、どこに何を展示するかという重要性を示してもらった、と語りました。参加者たちは、最後の作品まで充実のトーク&ツアーに大満足の様子。大いに盛り上がったイベントは終了しました。
【おかけんた】