YouTuber芸人たちと動画づくりに挑戦! 『吉本興業インターンシップ「よしもと冒険」ソーシャルメディアコース2019』最終日レポート
8月31日(木)から9月2日(土)まで、『吉本興業インターンシップ「よしもと冒険」ソーシャルメディアコース2019』が開催されました。
今年で4年目を迎える同プロジェクトは、弊社のものづくりを体験できる大学生を対象としたインターンシップ。今年はライブコンテンツの企画・制作を体験できる「THE EMPTY STAGEコース」(詳細レポートはこちら)と、デジタルコンテンツの企画・制作を体験できる「ソーシャルメディアコース」という2つのコースが開催されました。
吉本興業では、多様化するメディアやデバイスに対応した番組制作や、コンテンツの制作・配信を敢行。「ソーシャルメディアコース」では最新のコンテンツビジネスについて学び、所属するYouTuber芸人との動画制作などのグループワークを通して、吉本興業のモノ作りを体験できる3日間のコースで、今回は14名の学生が参加しました。
1日目は、よしもとが運営するマルチ・チャンネル・ネットワーク『OmO(オモ)』やYouTube、また吉本ロボット研究所についての座学やドローンを使った撮影実習を敢行。また、動画制作についての講義を受けたのち、翌日から各3チームで取りかかる動画の企画について、それぞれが打ち合わせをスタートさせました。
2日目は「LINE」「Twitter」といったSNSでの事業展開について学んだのち、東西のYouTuber芸人と初対面。各班で作成した企画を芸人にプレゼンし、アイディアのブレストを敢行後、撮影に必要な小道具などを準備などに取りかかります。その後は東京本社で行われている『よしログ』の生配信を見学しました。
3日目はいよいよ、動画の撮影と編集作業を行い、最後に各動画の発表会を実施しました。ニュースセンターでは、その発表会の様子をレポートします。
「今からインターンシップの集大成を発表してもらいます」と切り出した担当社員。「作品を評価されるのも1つの仕事。時間がなくてやりたかったことができなかったチームもあると思いますが、制限時間までにベストを尽くすのが仕事です。中途半端でも作品として自信を持って発表してもらいたいと思います」と呼びかけました。
「チームウィンウィン」の制作映像には、グルメ動画で人気のはいじぃと料理動画を作成するグッピーこずえが出演。2人の特徴や個性を活かすために、食にフォーカスした動画を作成しました。
完成作を観たはいじぃは「企画を持って来てくれた時点で内容が見えていたので、僕らはその企画を飲み込むだけでよかった。ふわっとした感じも意図どおりに伝えてくれましたし、テンポもよかったと思います」とコメント。グッピーこずえも「観やすかった」と同調しつつ、「編集で迷った箇所は残しがちなんですけど(ちゃんと切っていて)編集センスがあるなと思いました」と讃えます。
一方で、気になったところも指摘。「味に対するコメントは必要だったんじゃないかな」(はいじぃ)「意図したところが出ていたので、コメントは残してほしかった」(グッピーこずえ)と伝え得られた受講生は、「編集の時間が短くなってしまって、最後のほうの映像をちゃんと確認せず、全部切ってしまいました。反省です」と返しました。
続いてのチーム「アスパンチャンネル」の映像には、釣り系動画を制作しているマスゲンとゲーム系動画を制作している裏切りマンキーコングが出演。「釣りには出かけられないですし、ゲームは著作権などの関係で使えない。かなり苦労しました」と話したものの、マスゲンが釣りのえさとして有名なアオイソメを使った料理を裏切りマンキーコングの2人へ振る舞う、ちょっぴりグロテスクなドッキリ動画が完成。アオイソメのグロさに、ほかのチームからはどよめきが上がりました。
「笑える時間が多くてよかったけど、クッキング中のBGMもあったほうがよかったかなと思います」と感想を話したマスゲン。裏切りマンキーコングからは「今回はインターンシップなので仕方がない部分でもあるんですけど、変な物を食べるという企画なので、出演者としては知らされずに食べたかった」「YouTubeらしい動画にはなっていたと思う」という意見が出ました。
「本当は違うえさも使いたかったんですけど、関西にしかないものらしくて使えなかった。都内の釣具屋さん全店に電話するというのは、人生で初めての経験でした」と語った受講生。発表直前まで編集作業を続けていた受講生からは「面白くできるか不安でした。料理数を少なくすれば、テロップを入れられたのかもしれない」と反省点が挙げられました。
最後のチーム「郎郎郎郎郎ラーメン背油多め」の映像は、元スーパーの営業マン芸人・はつだと珍発明動画で話題の藤原麻里菜が出演。学校を舞台に、セーラー服姿の藤原によってつくられた珍アイテムを、学ラン姿のはつだが得意のセールストークで紹介するという作品がつくられました。
「みなさん、YouTubeをあまり観たことがないということだったんですけど、らしさを活かして好きなことをしたほうがいいなと思ってました。ディレクションを的確にやってくれたので、撮影がスムーズに進みました」と話した藤原。はつだは「企画が難航してたときに、敢えて我々は席を外したんです。(頃合いを見て)帰って来たら、すごくいい企画をつくってくれていた」と感謝します。
受講生は「アドバイスをいただけたことから、こういう企画になりました」と芸人2人にお礼。「インターンシップを受けてみて、芸人さんの活躍はいろいろと広がっているんだなと感じました」と話した受講生もいました。
学生で動画を指導した講師の棚木さんは「面白くできたと思います」と感想を語りつつ、「初めての制作は大変だったと思いますが、充実や楽しさも感じていると思います。もしこういう仕事に就いたときは、楽しんでものづくりをしていってください」と呼びかけます。
担当した社員は、「このインターンシップでは、いろんな現場を観て、体験していただきました。よしもとはマネージャーだけではなく、こういうコンテンツをつくっている部署があるのもわかっていただけたと思います。みなさんもわかっているかと思いますが、芸人さんに助けられた部分もありましたよね。芸人さんと一緒に動画をつくったことは貴重な体験。たまに思い出していただけるとうれしいです」と総括。「よしもとはさまざまなものをチームワークでつくってます。かたちになったときに達成感があったと思いますが、これは特別ではなく日常的なこと。自分にとってやりたいことだなと思うなら、今後どこかで一緒に仕事ができればと思います」と今後、社会に出て行く受講生へエールを送りました。
受講生が作成した動画は、YouTube内の吉本興業グループ 採用チャンネル(https://www.youtube.com/user/yoshimotokko)にてご覧ください。
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