沖縄芸人たちがせりふに歌に美声を披露した「俺たちにもそのセリフ言わせてくれよ~声優に憧れる芸人たち~」
10月1日(日)、よしもと沖縄花月で「俺たちにもそのセリフ言わせてくれよ~声優に憧れる芸人たち~」が開催されました。
この日のMCは初恋クロマニヨン・新本と、声優やナレーターとして活躍するやびくかりんさん。そして、声優に憧れる芸人として、マルキヨビル(しょうへい、勝連)、魁バーバリアン(与儀、砂川)、オーシャン・りょうじ、ありんくりん(クリス、比嘉)、大屋あゆみ、けんたくんがステージに登場しました。
アニメの音楽に乗って、各芸人がそれぞれポーズを決めて登場するなか、「secret base ~君がくれたもの~」をBGMに姿を見せたのはけんたくん。人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の最後を飾る名シーンのせりふ「みつかっちゃった」をつぶやくと、本物とのあまりの違いに、MCのやびくさんから「ちょっと~! これダメ~!!」とダメ出しが入ります。やびくさんが作品の素晴らしさを客席に力説したところで「間違えた!『彼岸島』だと思った!」と我に返るけんたくん。独特すぎる登場に笑いとザワつきが起こりつつ、にぎやかに公演がスタートしました。
最初のコーナーは「教えて!アニメの名シーン!」。声優に憧れる芸人たちが、一番好きなアニメの名シーンについて熱く語ります。まず、「デジモンアドベンチャー」が好きだと語ったのはありんくりん・クリス。仲間と別れなければならないシーンについて、実際の映像とともにアピールすると、やびくさんと魁バーバリアン・与儀が「これはヤバい」「感動する」と大いに納得した様子。アニメにあまり詳しくないという新本が「なぜ仲間と別れないといけないの?」とたずねると、クリスは「友達の家でゲームして、そろそろ帰らなきゃいけない、ってことありますよね? そんな感じなんです」と即答。やびくさんから「たとえがだいぶ軽くなった」、新本からも「それじゃまた明日会えるだろ!」と突っ込まれますが、涙を誘うアニメの名場面に、舞台の面々からも共感の声が上がりました。
その後も、魁バーバリアン・与儀が「鋼の錬金術師」、大屋あゆみが「ちびまる子ちゃん」、オーシャン・りょうじが「トイ・ストーリー」、けんたくんが「新世紀エヴァンゲリオン」の名シーンについて、それぞれ熱弁をふるいます。
そして、コーナー最後の発表はマルキヨビル・しょうへい。「作品の空気感に注目してほしい」と挙げたのが「天体戦士サンレッド」のミニコーナー「ゴドムとソドラ」。怪人キャラのゴドムとソドラのシュールな会話に、最初は「えっ!?」「これで終わり!?」と混乱するメンバーでしたが、次第に会場の笑い声が大きくなり、最後はメンバーが「もっと見ていたい!」と大絶賛。しょうへいの言うとおり、独特の空気感が漂うユニークなアニメに、会場も大いに盛り上がりました。
続いてのコーナーは「オリジナルアテレコをやってみよう!」。各芸人が、人気アニメの名ぜりふを超えるようなアテレコを披露するもので、声優としての適性をみるチャレンジです。お題は「月にかわっておしおきよ!」(美少女戦士セーラームーン)、「背中の傷は剣士の恥だ」(ONE PIECE)、「おまえはもう死んでいる」(北斗の拳)の3つ。どれもいわずと知れた名ぜりふですが、大屋あゆみやありんくりん・比嘉が沖縄なまりのセーラームーンになったり、魁バーバリアン・与儀や低音ボイスのオーシャン・りょうじが美声で聴かせたりと、個性あふれるアテレコで会場を沸かせました。
盛り上がったライブもいよいよ大詰めとなり、最後のコーナーは「俺のアニソン聞きやがれ!」。トップバッターは、歌のうまさに定評のある魁バーバリアン・砂川が「君が好きだと叫びたい」(「SLAM DUNK」OPテーマ)を披露。お客様の前で熱唱するとあって「どうしていいかわからなくて変な踊りになった」と照れくさそうな様子を見せます。
次に大屋あゆみが「ゆめいっぱい」(「ちびまる子ちゃん」OPテーマ)を歌ったのですが、芸人がただただ気持ちよくカラオケを歌うという展開に、ありんくりん・クリスが「これいったい何の時間なんですか!」とツッこみ、全員が大爆笑。
その後も、オーシャン・りょうじが客席に下りてお客さまをもてなしたり、ありんくりん・比嘉が「ウィーアー!」(「ONE PIECE」OPテーマ)のイントロ部分のセリフを完璧にこなし、会場から歓声が起こったりと、芸人たちの歌心が炸裂したオンステージとなりました。
最後は、お客さまの拍手でこの日のナンバーワン芸人を決定。一番大きな拍手を集めたありんくりんがMVPに輝き、会場がひときわ盛り上がったところで今回の公演が幕を下ろしました。
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