くっきーが渋谷区と異色すぎるコラボを展開! 野性爆弾くっきー展示イベント「超くっきーランド」お披露目会見
10月19日(木)、東京・ラフォーレミュージアム原宿にて野性爆弾くっきーの展示イベント「超くっきーランド」のお披露目会見が開かれ、野性爆弾・くっきーと、くっきー大好き芸人として雨上がり決死隊の2人が登壇しました。
10月20日(金)から22日(日)まで、東京・ラフォーレミュージアム原宿で開催される「『超くっきーランド』×『超渋谷展』」は、「ちがいを ちからに 変える街」という基本構想を打ち出す渋谷区が開催する『超渋谷展』とのタイアップ企画としてオープニングを飾る展示イベント。展示は全14ものコーナーに分かれて行われ、子ども向け番組から大人向け雑誌までさまざまなメディアにレギュラーや連載を持ち、お笑いの要素を残しながらもアートとして進化し続けるくっきーの奇才ぶりを、誰も想像できない角度から楽しめる展示イベントとなっています。
会見が始まる前には、くっきーワールド全開の自身が手がけたシュールすぎる楽曲がBGMとして流れていたのですが、そんなすっかりくっきーワールドに染まった会場に、まずはこの日のMCであるタケトが登場。
タケトに紹介され華々しく登場したこの日の主役・くっきーですが、頭にピンクのかわいらしいコサージュをあしらったさまが不気味なことこの上ないいで立ちで登場し、笑いを誘います。
「渋谷区とコラボですよ!」とタケトに言われ、「世も末ですわ!」と言い放つくっきー。しかし言葉が足りないと感じたのか、「世も末広がりということで」と、意味を捻じ曲げつつ説明します。最終的には「つまりベルボトムってこと。世もベルボトムです」と、よくわからないことになっていましたが、要はポジティブな意味だと強調したいよう。
続いて、渋谷区観光協会理事長・金山淳吾氏が登場すると、「理事若えなぁ」と思わず漏らすくっきー。「2000年代に入ってからの渋谷は、それまでと比べて元気があるようなないような......。もう一度エネルギーを取り戻したい」と話す金山氏は、『超渋谷展』にくっきーを起用した理由を「おしゃれな文化は最初は理解不能だった。でも、いつの世も最初は理解不能とされたものが次の時代の文化を担っていったのではないか」と思ったことを明かします。
そこで、「渋谷をテーマにしたアート展をくっきーさんにプロデュースしてもらった」と語る金山氏。しかし『超渋谷展』とのコラボによる作品・くっきー版「スクランブル交差点」については、「最初に企画のコンセプトを聞いたときはめちゃくちゃ不安になりました」と正直な胸の内を明かしていました。
そんな渋谷区とコラボする先輩・くっきーに「遠くに行っちゃうようですね」とタケトがつぶやくと、「あなたのような三下ど底辺ドブ浸かり芸人とは違いますから!」とひどい暴言でののしるくっきー。しかしタケトは「こんなこと言ってますけど、実はよしもとでいちばん優しい先輩なんじゃないかって思うんですよ」と前置きし、「僕の子どもが生まれるとき『子どもが生まれたら車いるやろ』と車を譲ってくれた」話や「クリスマスイブにうちの子にレゴブロックをプレゼントしてくれた」話など、心優しいエピソードを披露。すると心底イヤそうに「もらった車に豚のホルモン撒き散らされてたとか言うとけよ!」と、照れ隠しからか話をむりやり悪い方に持っていこうとするくっきーでした。
展示作品について、「芸歴23、24年の中で生まれたキャラクターを展示させてもろてます」と語るくっきー。渋谷にかかわりのある超一流クリエイターであるスティーブ中村氏や吉田ユニ氏とのコラボレーション作品や、自身渾身のキャラクター「ベンジャミンボーナス」の部屋、評価の高いポップアートな絵画コーナーのほか、ショートムービーが見られる動画コーナーや激似顔マネコーナーなど、爆笑必至の作品も数多く展示されています。
また、心霊写真も展示しているといい、「宮川大助・花子(師匠)の心霊写真がいっぱいあります」と見どころを説明するくっきー。動画コーナーを作った理由については「昔、庵野秀明さんの個展に行ったとき、ショートムービーが流れてたのを見て『いいなぁ』と思ったので作りました」と、急に真面目に本当の理由を語ります。さらに、今年バーニングマン(アメリカの砂漠で開催される奇祭)に行った際に撮った写真も展示しているといい、その時の経験を「外国人にせせら笑われた」と振り返ります。さらに怒りの感情がよみがえってきたのか「ゲーリー・グッドリッジくらいパンチ力あったら全員どつきまわしたろかと思った」とまくしたて、自身の腕の筋肉を見せつけていました。
さらに、会期中販売されるTシャツやキャップなどのオリジナルグッズについても解説し、吉田ユニ氏とのコラボ作品をモチーフにしたTシャツを紹介する際には「『ユニブルー』って呼んでるんです。落ち着く色です」とユニ氏のブルーを絶賛するくっきー。しかしそんな『ユニブルー』があしらわれたTシャツに書かれた言葉は、よく見ると「肉糞」(笑)。また、自身の頭蓋骨のレントゲン写真があしらわれたキャップについては「僕の頭蓋がみんなに行き渡ったらいいなと思いまして」とその制作意図を語ります。他にも、メディコムトイとのコラボで限定販売の「バランスおじさん」や、ピエロのミスティのベアブリックなど、魅力的なグッズが多数紹介されました。
と、ここで、くっきー大好き芸人・雨上がり決死隊が応援に駆けつけます。登場するなり、満面の笑みで「全然ウケてなかったなぁ(笑)!」と嬉しそうにツッコむ宮迫に、「(ウケなさすぎて)くもんでもやってんのかと思ったわ。みなさん、今くもんの最中ですよね?」と取材陣に問いかけ、笑わせるくっきー。
2人の激似顔マネが話題になったことで仕事が増えたと話し、「ええもん食べてるから嫁の母乳がはずむはずむ。薄いベニヤくらいなら切れますよ」と独特の言い回しで感謝しながら、激似顔マネの写真を紹介。
改めて自身の激似顔マネを見た蛍原は「これはほんまに似てるわ」「うちの嫁さんも気に入って、ラインのアイコンこれにしてる」と絶賛しますが、一方で「子どもに見せたら怖かったみたいで泣き出した。大人のみやわ、笑うのは」と子どもには不評だったことを明かします。宮迫も「(この展覧会には)5歳以下の子は連れてきたらあきません。絶対泣きます」と警告。と言いながらも、宮迫も「僕もこれ、ただいま絶賛炎上中のツイッターのアイコンにしてます」と明かし、取材陣を笑わせていました。
顔を白塗りにしているのになぜか似ている「激似顔マネ」について、「宮迫さんのポイントは、上唇の感じと目の下のダルダル」と先輩に失礼な言い方で似せ方を説明するくっきーに「クマな!」とツッコむ宮迫。さらにダウンタウン・浜田雅功の激似顔マネ写真について、なかなかの下ネタを交えながら話すくっきーを見て、「テレビに写したらあかんやつですからね、ほんまは」と取材陣に注意を促します。
宮川大助・花子の顔マネ写真には「許可とったん?」と心配し、「言うとくけど、正式に怒りはるタイプの師匠やからな」と警告する宮迫。また、ナインティナインの顔マネには、その2人の体の大きさの違いに爆笑し「見れば見るほどじわじわ来るなぁ。岡村ってこんなちっちゃかったっけ?」と蛍原も感心(?)します。さらにメッシなどの顔マネもしていることを聞いた宮迫は「正式に訴えられたらえらい借金背負うんちゃう?」と、さらに心配を重ねていました。
最後に一言と言われ、「渋谷で、オレみたいな滋賀の田舎もんがコラボやれるって、すっごい夢あると思うねん」などとナゾのかっこつけ方でアピールするくっきーに、タケトが一言「ダサいねん!」とツッコみ、会見は終了。しかし去り際には「本日はお集まりいただきありがとうございました」とていねいにお辞儀をしてから去っていくくっきーでした。
このあとも、11月22日(水)~12月3日(日)に岡山・イオンモール岡山、12月20日(水)~1月14日(日)には千葉・イオンモール幕張新都心での開催が決まっている「超くっきーランド」。今後も全国各地のイオンモール、パルコを巡回するだけでなく、さらに多くの町で展開していくべく、11月下旬にはクラウドファンディング「天才たちが認めた異才。野性爆弾・くっきーの独特すぎる世界観を全国にお届けするプロジェクト」もスタートします。リターンとして、限定300個の「ベンジャミンボーナス TiCTACコラボウォッチ」などのレアなアイテムも用意されているので、ぜひチェックしてみてください!
【野性爆弾】【くっきー】【雨上がり決死隊】【タケト】
「超くっきーランド」
●「超くっきーランド」×「超渋谷展」
日時:2017年10月20日(金)17:00~20:00/21日(土)11:00~20:00/22日(日)11:00~18:00
会場:東京・ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
料金:無料
●超くっきーランド in イオンモール岡山
日程:2017年11月22日(水)~12月3日(日)
時間:平日12:00~19:00 土日祝11:00~20:00 ※最終日のみ11:00~18:00
会場:岡山・イオンモール岡山 おかやま未来ホール
料金:前売・当日共に800円(前売購入の場合のみ特典あり)
●超くっきーランド in イオンモール幕張新都心
日程:2017年12月20日(水)~2018年1月14日(日)
時間:平日12:00~19:00 土日祝11:00~20:00 ※最終日のみ11:00~18:00
会場:千葉・イオンモール幕張新都心 グランドモール1F イオンホール
料金:前売、当日共に800円(前売購入の場合のみ特典あり)
●「天才たちが認めた異才。野性爆弾・くっきーの独特すぎる世界観を全国にお届けするプロジェクト」