シャンプーハット・こいで率いる「なにわボケの会」が合同展を開催!大丸ミュージアム〈梅田〉に芸人作の個性派作品が勢揃い
シャンプーハット・こいで率いる「なにわボケの会」が、10月25日(水)より、大丸ミュージアム〈梅田〉にて合同展を開催します。関西出身よしもと芸人のボケ担当が集まる同会には、こいでをはじめ芸術肌のメンバーが数多く所属することから、これまでも小さなギャラリーで合同展を行ってきました。そして今回、これまで話題のアート展が多数行われてきた大丸ミュージアム〈梅田〉での大規模開催が決定! なんと過去最多、総勢39人のボケ芸人が、思い思いの作品を出展します。ふだんはアートの世界とは無縁の千鳥・大悟や笑い飯・西田らも、同展のため初の作品づくりに挑戦。貴重な作品が、本邦初公開されます。
10月24日(火)には、オープニングに先駆けての開会宣言を実施。会長・こいでら作品を出展する同会メンバーに加え、合展のメインビジュアル撮影を担当した写真家・山内悠さんも出席し、制作にまつわるエピソードや見どころなどを紹介しました。
司会を務めるのは、同じく「ボケの会」会員であるグイグイ大脇。さっそく主催のこいでを呼び込みますが、挨拶の後、長〜いおじぎが続いて戸惑いの表情。しかし、そこは「ボケの会」、あえてツッコむことはせず、「これを存分に楽しんでいただければ」と流れに身をまかせます。
2分ほどに及んだおじぎの後、ようやく口を開いたこいでは、「大丸さんで(合同展を)やっていただけるなんて、すごくありがたいこと。ボケで心斎橋の大丸に行ってやろうかとも思ったが、すごい迷惑がかかるのでボケずにやって来ました」とうれしそう。そもそも同会は、ボケ芸人だけで食事に行くのが主な活動で、3年ほど前、最初は14人から始まったそう。その後、「入りたい」というボケ芸人がいたら声をかけてもらうようにしたところ、気づけば60人を超える大所帯となり、食事に行くにも「店に入りきらない人数になってしまいました」。
ゆえに「決してアート集団ではない」そうですが、一方で「ボケの人は、芸術肌の人が多い」とのことで、「森本大百科とか、めちゃくちゃ上手い人もおり、ここ(同展)から羽ばたくボケ芸人もいると思う。そのあたりにも注目して」と、こいで。最近は、ツッコミ芸人が司会などひとりで活動する場を増やしているため、同展の実現に「実はボケだけで何でもできるということを、大丸さんが初めて見初めてくれた」と喜びました。
続いて、メインビジュアルを撮影した山内さんが呼び込まれ、制作秘話を披露。今回の依頼を受け、「僕ができるボケは、ピンボケしかない」と考えた山内さんは、ボケの写真をすべてピンボケにして「ボケを隠すというボケをした」とコメント。会場には、ポスターやフライヤーには掲載されていない「(ピン)ボケなし」の写真に加え、徐々にピントが合っていく"グラデーション"のようなボケ写真も展示されており、ココでしか見られないお楽しみのひとつとなっています。
さらに、西田、ミサイルマン・岩部、クロスバー直撃・前野も自身の作品とともに登場。岩部は、ご存じ武将様とゴエ爺が描かれた戦国風味の一作を。実はこちら、岩部ではなく武将様が描いたもので、「蔵からお借りしてきた、時価総額2億9000万円の作品」だとか!? 「武将様が手のひらに赤、黒等の絵の具をのせてにぎり、それを紙にぶつけたときに生まれた絵。赤い丸は、真田の血」と驚きのエピソードも語られ、「手を触れること、吐息をかけることは固く禁じられている」と貴重さをアピールしました。
こいでからの依頼で、アート制作に初挑戦した西田は、「何でもいいと言われたので作ってみたが、入場料を取ると聞いて『ヤバいな』と思い始めています」とポツリ。白く丸い形が愛らしい西田の作品は、ズバリ、ネコの口もとをイメージしたもの。「ネコが好きだがネコアレルギーで飼えないので、大好きな部分を形にしてみた」そうですが、実は材料探しに100均ショップを訪れた際に思いついただけのよう。やわらかい素材同士の接着に苦労し、小道具づくりの達人・前野にアドバイスを求めてようやく完成したとのことです。「やはり同じネコ好きの人に見てもらいたい」という西田は、「『自分ならアレとアレを使って作る』など、おのおの考えてほしい」とリクエストしていました。
前野は、もちろん自作のコント用小道具を出展。南海電車の自動改札機をイメージしており、「ICカードの読み取り面が、ICOCCAではなくPiTaPaなところがポイント」というこの作品。マグロの解体ショーでアルバイトをしていたとき、いろんなものを解体するネタを思いついて制作したものだそうです。切符挿入口をはじめ、解体ショーの要領でどんどん解体できるうえ、内側にはさらなる驚きの世界が...。ほかにも「解体できる郵便ポスト」や、「ばかデカイ冷えピタ」など、見て・触れて楽しめる作品を集めました。日によっては、前野による解体ショーが見られることも!
ちなみにこいでは、『R-1ぐらんぷり2016』決勝で使用したフリップなど、約10点を出展。ファイナルステージに進めず日の目を見なかったフリップも含まれる貴重な展示となっているほか、今年から始めたというギターで作った「真面目な曲」を聴いてもらうコーナーも設けました。
ほかにも、同展のために作られた初のオリジナルグッズ販売や、数量限定で来場者にプレゼントされる特別フライヤーなど、注目ポイントがいっぱい。会期中には、「ボケの会」メンバーが続々と来場し、さまざまなワークショップも開催されます。詳しくは、大丸梅田店の公式ツイッターでチェックしてください。
また、よしもと西梅田劇場の窓口で同展のチケット半券を提示すると、当日券が200円オフになるうれしいサービスも! アート鑑賞の後は、芸人たちのネタや新喜劇で、笑いのフルコースを楽しんでみては?
最後はこいでからは、「静かに見ないでほしい」とのメッセージも。「遊びに来る感じで、子どももどんどん連れてきてください。引きちぎっても、何なら盗んで帰ってもらっても僕的にはOK。自由に楽しんで」と呼びかけていました。
【シャンプーハット・こいで】【笑い飯・西田】【ミサイルマン・岩部】【クロスバー直撃・前野】【グイグイ大脇】
なにわボケの会合同展 in 大丸ミュージアム〈梅田〉〜よしもとボケ芸人によるアート展覧会〜
日時:10月25日(水)〜30日(月)10:00〜19:30(閉場20:00)
※ 最終日は〜17:30(閉場18:00)
会場:大丸梅田店 15階 大丸ミュージアム〈梅田〉
参加芸人:千鳥 大悟、笑い飯 西田、ダイアン 西澤、銀シャリ 鰻、モンスターエンジン 西森、スマイル ウーイェイよしたか、学天即 四条、セルライトスパ 大須賀、アキナ 山名、アインシュタイン 稲田、見取り図 リリー、クロスバー直撃 前野、アッパレード 木尾、span! マコト、爆ノ介、モンスーン T@TSU、吉田たち こうへい、ミルクボーイ 駒場、おいでやす小田、祇園 木崎、絶対アイシテルズ らぶおじさん、デルマパンゲ 迫田、ビタミンS お兄ちゃん、グイグイ大脇、ザ・キーポイント 明里、女と男 和田ちゃん、森本大百科、ギャロップ 林、ゆりやんレトリィバァ、ツートライブ 周平魂、トット 桑原、守谷日和、ラフ次元 空、松浦真也、きんめ鯛 上田、ダブルアート タグ、山田スタジアム and more…
料金:500円 未就学児は無料
☆ 「なにわボケの会」公式グッズを会場限定で販売!
☆ 出展タレントによるワークショップなど、イベントも毎日実施予定!